JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

反芸術起業案

2007年11月28日 | Weblog
奇麗事を言っても生産的に社会と繋がらなければいけない我々は、思想ありきの商品を目指すべきではあっても、現実にはビジネス材料のネタとして思想を利用して すり減らす残念な運命なのです。だから大目に見て少しでも配慮が感じられればOKと許すべきでしょう。色々な その道の先輩には絶対上には上が居て 区切りとして10年携われば本物かな?と勝手に思っていても30年選手を傷つける事もあるのです。「やってるフリ、知ってるフリ」表面的な見せかけの時代を、既に逆手に取ってフザケ始めている感じも流行りですね!エコロジー仕様のエアコンにエコロジーシステム作動中のECOランプが点灯していて「その点灯分の無駄な電気がエコじゃ無いよね!」とか、ハイブリット車のメーターに毎秒単位の燃費が表示されている「毎秒 毎秒 節約具合を知りたい奴は乗るな!」と無駄なピーアール作戦にクラクラするフザけた時代です。エビちゃんに「鬼に金棒」のCM系も業界の逆切れ状態の現れで危篤です。今や世界的アーティスト 村上 隆 が昔テレビで「自由に発言出来る地位を作る為に今まで活動して来た、これからが本当にやりたかった事をするんだ!」との発言に納得して5年以上それが何なのかを待った、そして最近 それがアニメ映像という結論に驚愕している。彫刻作品の時の様に外注に出すのでは無く、プロダクション自体から自給自足を目指している。伝統芸の様に職人に育てられたアニメ文化をCGの最新技術と世界的芸術家ネームで侵略した様な野蛮な雰囲気に、本当に深い愛情を抱えているのに 愛情を伝えられない不憫な人だな~と、悲しくなるのです。原作をつくって老舗に発注すればいいでしょ!自分で仕上げる事に執着して内容が無いのです。内容があれば絵本でもいい!と おれは夢見ているし、映像を生む為にはストーリーテラーでなければ困ります。先日テレビで村上さん本人が「アニメ銀河鉄道999に憧れて まずは芸大、と準備して来た人生」と語ってました。999の話の中にアニメ作家に憧れる少女がいる惑星の切ないストーリーを、村上さんは見たのでしょうか?グローバリズムの権化みたいな怪物の口から松本零士 大先生の作品の名前が出て来るなんて、違和感で不快です!発言出来る地位を得たのなら、言いたい事なら山ほどあるゾ~!と松本零士 先生も おれも 絶対ため息が出ます。正直な感想を言ってあげる おれみたいな親友が居ないのでしょう。「今や日本アートの顔なんだから、しっかりしてくれよ!999のタイトル挙げるのなら 全巻 全放送DVD を見直してくれ!」今日も勝手な流行語大賞語でシメます「そんなのアートじゃねえ!コマーシャルだ!」