JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 13

2009年05月25日 | INTO THE MILD
 立派なパソコンを持っているみんなには、このJAHPONサイト内の画像が 小さくて画質が低い事を 不満に思われている~と自分でも気がついているのですが、進化する時代の波に抵抗して 不便利を貫いています。何たってクラッシック環境PCでも ちゃんと観れる。理由は 本物 現物の作品を見て体感して欲しいから!で 部屋から出ずに作品を見て満足されてしまったらつまらないし、おれの作品は コピーされたら価値が薄まる気がするんだ。
 今の時代、あらゆる方面で問題になっている様に「コピペ」だらけでしょ、ファッション的で嫌いなんだよね。アートや音楽の再構築「ポストモダン」の勉強をして来たから、サンプリングした物が 自分の解釈で再び世に出た時の「消化具合」が「昇華具合」だと思うんだ。「元ネタの生っぽさ」が見える時、そいつの消化能力の低さを表して「ポーザー」さがバレてしまうんだ。ここで問題が発生!「クールにポーザーになれる奴ってオシャレでカッコイイ」と言う真理も 残念ながら存在を認めざる負えないんだ!実際にファッション雑誌を立ち読みしていたらギャル男本の見出しに「クールなポーザーにキメろ」ってあった。何だこりゃ?そうか価値観が均質で無い世界には当然の事、ネチネチとルーツやリアリティを追求する感覚よりも 軽々と歴史ある物でも無情に吸収して破壊再生する感覚の方が無意識で楽しいだろうからね。このバランス「ルーツを重んじた上での感覚的な軽さ」こそが大事なんだと思う。作品からの第一印象は軽く しっかり構造のルーツは裏で支える方式。本当に好きな文化を骨身に染み込ませていたら簡単だけど 時間はかかる筈!ひとネタ10年。本物なら急いでメディアに出る必要は無いでしょ?インチキコマーシャルだよ。
 消化のされ方を見て そいつの目的が何なのかって、すぐ見抜かれるよね。「1、本当に憧れるルーツの先端に繋がって“文化”の一部に記されたい」か「2、オシャレに見られてモテたいだけ」なのか「3、ビジネス」か。2のモテたいと 3のビジネスはコンビで欲になり易いけど、それを1の「文化」つまり「アート」としてまで欲張ると気持ち悪い化学反応が起きるんじゃないかな?
 「悪ふざけ」に生コピーを貼付けてオシャレな自分を演出する。他人の撮った写真を自分の写真と混ぜるなんてズルだよ!最近そんな「芸術道」や生活スタイルみたいなこだわりを考える時自分の中でキーワードになっている言葉が「みっともない」なんだ。倫理とか情、醜さ、野蛮さ、強欲、嘘、虚栄心、あらゆる納得行かない感覚を一言で「みっともない」と。今風に「サムい」にも近いけど、笑いに絡む出身のこの言葉の広がり方は 圧力的で おれは好みじゃなくて使いこなせないんだ。
 みっともないGREEDER!強欲パワーを、今そう呼んでいます「トップ グリーダー!」。トップ ブリーダー推奨の犬の餌CMが昔あったね~ガヴガヴとむさぼる犬、喰わせる、そんなイメージが重なって憂鬱になったり 関係無いかって笑ったりしちゃうね。ちょっと馬鹿にしているくらいが楽なんだな~