JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 32

2010年11月27日 | INTO THE MILD
 運命の出逢いは突然に、結果から辿ると 全ての事件が絶妙なバランスで この世界は神秘だらけだとゆう事実を認めざる負えない奇跡!おれ、結婚しました。こんなおれが そんな立派な偉業を成せるとは思って無かったので 未だに信じられなくて フワフワしているかも。それだけ結婚願望が実は強く、密かに憧れていたんだな~と照れながら「大そうな志や野望もいいけど普通に基本的な人間の営みが実は一番大切なんだな」と38にして やっと実在する人間になれた錯覚を感じています。
 お相手は姫路の料亭のお嬢様。ステンドグラスに興味を持ち 唐突に何の縁も無い静岡の おれの実家の工房に修行に入社、協同作業のサポート能力や仕事ぶりを認めながらも 目の周りをキラキラさせた大胆なギャルだな~と、歳の差もあり 異性としての興味は無かったんだ。そして お婆ちゃんの葬式で久々の再会 の時に事件です。喪服姿の彼女が超セクシー!一目惚れでした。いつもの作業着とのギャップか?不謹慎にも お婆ちゃんからの 粋な巡り合わせの お導きを感じる瞬間!勇気を出して連絡先を交換しての 探り電話やメール攻撃。実家や家族を知られ過ぎてる事に 自信の無いおれは告白出来ずにいたんだな。
 遂に誕生日のチャンス!京都から静岡へのサプライズ作戦!キャンピングカーの正面 上の窓にハッピーバースデーと名前を飾り発進、彼女の下宿の下から電話して 映画プリティウーマンのポーズ!漫画みたいなベタな全力で ベルベットのスーツに歳の数の薔薇の花束、招き入れた車のリビングは色紙で誕生日会の飾り付け!夜景にアコーディオンで それを演奏、ケーキのローソクを消して 彼女に捧げる自作の立体ステンドグラスの原型と設計図をプレゼント!思いつく全てを出し尽くしての告白で 合格を頂けました。
 それからの遠距離恋愛も 予想通り怒涛の手紙やら ベタでストレートな全力!でも厳しい修行を望む彼女の意向で 会社や家族には内緒!
そんなスリルを経たある日、京都の作業小屋工事のサポートで 両親は彼女を連れて京都に!仕事とは言え 耐えられない緊張感に、並んでの会食中に「実は おれたち付き合ってるんだ」と告白。特に父親は 彼女の才能ある仕事ぶりに 弟子として気に入って 何処にでも連れ廻して経験させていたから、驚かせて喜んだんだ。遠距離の おれよりも 毎日一緒に仕事~父親は修行が甘くなるどころか より厳しく鍛えて無事に修行期間を終了したのでした。彼女の実家に近い京都の おれと、おれの実家で修行中の彼女、不思議な引力!京都に来て良かった~
 彼女が最近まで隠していた話、実は 唐突に何の縁も無い静岡に来た訳は、おれの作品を見て興味を持って調べたんだと!おれの このブログを昔 プリントしてファイルしていたんだと!勿論恋愛感情では無いけど、そんな事 先に知ってしまっていたらば、こう上手くは進めなかっただろうな~と 隠していてくれた彼女に感謝と、世界の全てに無駄が無い縁がある事実を 突き付けられて圧倒させられたままなんです。
 燃える遠距離恋愛は 熱いプロポーズや 緊張の実家への御挨拶を乗り越え、無事に「返品お断り」との承諾を得て結婚式!と4コマ漫画の様に終われない 結婚式は後編に続けます。