JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 62

2013年06月06日 | INTO THE MILD
 楽しい旅行の帰り、新東名の滑らかさにスピード出過ぎてエンジン、ちゅど~ん!保険で新幹線使い快適に帰った~の続き。
 これから車をどうするか?普通車を二台維持する経済力は無い。子供が増える。現在元気な車は軽タントだけ。先ずは決めやすい所から攻められる。キャラバン修理するのか?今後 家族を乗せて活躍する可能性は無い!って事は直す必要が無い~と断言された。まあね、使ってこそ車 コレクションする程の力は ねぇよ。ガスケットやパーツも手に入るし 腰下かてL20Bを使った名作Z20エンジンやで~なんて貴重さなんか意味が無いんやから。はい、手放します!
 さて 修理せずに現金にするなんて難し過ぎる!おれは この査定とゆうシーンが一番嫌いなんや!換金する度に物は魂の様な生命力の様なモノをそぎ落としてしまうと思うんや。マニア以外にとっては鉄くずやもんな~悩み 悩み続けたわ。そして閃いて、キャラバンのトレードをして頂いた 浜松のタキーズ 瀧さんに相談や!
 おれはキャラバンで何がしたかったのか?キャンパーでの夢が続いていた筈やった。家族用のメインの車として活躍しながら イベント車としての「移動する家」の挑戦を!それは欲張りやったんやな。自由に改造出来る車と 安全に家族を運び ポーやん1人でも操れる車は別けなあかん!という結論に。旧車に女 子供を乗せたらアカンいうこっちゃ!
 大学の卒業制作を思い出していた。1997年の事。軽トラックのポーターの荷台に木造の家を建ててステンドグラスを入れていた。今、そこに戻るべきなのかも!と。どメジャーの「ゆず」のジャケットアートが おれの卒業制作にクリソツな写真で、聞けばディレクターは大学 一緒に卒業した仲のいい後輩やったんや。それは影響やサンプリングに対するコノヤローという悔しさでは無くて(むしろ光栄)、あの作品が 今の自分に活きて無いという悔しさなんや!ビジュアルだけのコマーシャルに成り下がった錯覚がした、愛すべき子供の様な作品を 今一度現実に使わなければ!使う場所がある。あの時 あれは使用してる私物を装った作品やった。プチ族の三輪車シリーズも同じ、本当に使うリアリティが演出レベルの嘘に近かった~けど今は現実に息子が生まれ 遊んでもらえて作品が活きている。人は そんなに沢山の名作を生み出せないと信じている。諦めの意味では無くて 本当に名作と自分が信じたならば 大事にするべきだ!~って意味なんや。何度でも挑戦して追求するべき夢だ。そして手放さない事。傑作の頂点は誰にも渡さないモノだと信じているんや。ダヴィンチがモナリザを手放さず手を入れ続けた話は納得出来る。
 キャラバンの価値を誰よりも理解してくれているのは確実に瀧さんやと確信していた。そして 例え損をしたとしても、金額を無視してトレードして貰おうと決めた。だって、それで夢が受け継がれるんやから!ここで途絶えたならば、一生 挑戦する事は無いね。てな熱い想いで、1979年 ダイハツ ハイゼットトラック360 との交換を決めたんや。ここ田舎では 走ってるのは軽トラばかり!土地によく似合う事、軽トラ市や イベントに使い易い事。剪定した枝や 愛山羊たろべぇを運べる事。バイクが運べる事。税金が安い事。揺るぎなく目的にハマっていたわ!勿論、瀧さんも協力してくれて、常連客の様に おれの愛車は全部タキーズに収まったんや。
 そしてそして、メインの車はどうするのか?ポーやんの夢やった新車を買いましょうって事に!一生かけて乗り潰すつもりやから 目標子供人数4人を見越して デカい奴、CMでラグジュアリー感を出している トヨタのアルファード ゴールドパールをチョイス!しかもどうせならハイブリッド!まあ色から惹かれたんやけど、キャラバンからの対極に位置する様な車に ポーやんも納得!夢の電動スライドドアーやもんな。出費が続くけど、厄年はええんやて聞くし。そしてタントは下取りしてもらい 手放す事に。ポーやんの嫁入り道具に連れて来てくれた大活躍の南瓜タント!お母様 申し訳ないです!買取査定に タントはめっちゃ強くて 価値が下がらない根強さに驚いた。査定額を聞いたポーやんが おれに見せたドヤ顔が忘れられないわ!
 とゆうわけで、アルファードはトヨタの販売で働く消防団の友達に大サービスしてもらって 7月末の納車待ち。今回の事件で、金の工面から 保険の事、家族の事まで 大人の階段を 大きく登ってしまったのでした。なんと過激なショック療法なのか?これだけ痛い思いせぇへんと目が覚めないとは。お導きで そうなってんのかな?いいや、大事なところは しっかり悩んで切り拓いたぜ!それにしても神懸かり的な瞬間は怖くなる程、細い穴を通るイメージ!好きな数秘術で 11月11日生まれの おれはマスターナンバー22のメルヘン夢な理想空想癖のある しょうもないタイプで、聞けば瀧さんはラッキーナンバー4なんだと!444のナンバーが気になって瀧さんから話出したんや~夢見がちな22番の おれにとって現実的な才能を持つ4番は助けてもらえる大事な存在!当たってるぜ!なんせポーやんは名前が志保→44って事でビンゴなんやで!今度の軽トラ はいじぇっとのナンバーは希望で22番にしたんや、そしたら分類番号が484番!2乗ですやん?22で割ったら22やったわ~。数秘術では数字は協力し合う事で機能するのだと~なんて素敵!皆様ありがとう!世界の4番の精霊たちにも感謝やね。がんばります!










INTO THE MILD 61

2013年06月06日 | INTO THE MILD
 何から話そうか。今年おれは本厄で正月には姫路 護国神社で厄除けしたんや。
 家の墓参りは千葉の九十九里浜のある蓮沼。ポーやんのお腹には九月に生まれる第二子が おるから、盆には少し早いけど 墓参りしようって事に。
 そんな時の あのタイミングに、春日部で頑張ってる サラリーマンパパ画伯のユズルくんが、自宅ガレージで個展を開くんやと!
ユズルくんとは、思想のチューニングが合う感覚や 悩みながら表現に向うアプローチまで シンクロする大好きなアーティストで、丁度 進めていた共作のルームミラーペンダントを先行予約販売してくれる事になってたんや。
 準備を進めるユズルくんの様子をパソコンで見ながら「これは歴史的な展示やで!」と言う おれの後ろから ポーやんが「そんなら行っちゃう?」と!流山に住むポーやんの姉ちゃんにも会いたくて「流山って春日部に近い?」と土地勘無いのに鋭い勘で 行くっきゃ無い様なミラクル発言に、おれもテンションアゲアゲになったんやわ。
 奇跡的にも 春日部と流山は隣町!さらに千葉の君津のキャンプ場に住む友達のログハウスにも泊まり行きたい~と、静岡の実家を含めてポイントがズラリと並んだわけ。どう順番に廻ろうか?ってかなりはるばるな珍道中になるのは確実!家族が三人での長旅は 最期になるので、そんな記念の楽しみでもあったんや。
 そして当日、旅は順調で 実家でも ジイジと 初めてのおねだり作戦を楽しんだ。大きなカートを押すジイジは「この西松屋にあるものなら、ドンドン入れていいぞ」とノリノリ。のいと大興奮で オモチャや ついでにオマルまで買って貰ったんやで~最高。
 千葉での墓参りから 君津のログハウスも最高のロケーション!キャンプ場に建つ持ち家やなんて、愉快な生活を少し味わえて最高。
 そして次の日はユズルくんの展示最終日!突然来たから ユズルくんはビックリしていたわ。展示は素晴らしく 自宅とゆう場所に、あれだけの人数が集まる事からして異常!あの日 確実に春日部で一番、更には世界で一番 熱い場所やったな!過去最高の個展を体感したわ。
 そして見送られ流山に。甥っ子姪っ子同士が遊ぶ姿は ええもんやね!気を使わないでリラックスして楽しめるもんな。
 さてGW最終日の混雑を嫌って、朝早く出発!一応クーラントをチェックして、ぶっ飛ばします。なんせ早いエンジンはパワフルで セーブしながらも凄いんや。順調に進み、この分なら早く着くね~なんて余裕で入った新東名高速道路、継ぎ目も無い 広く滑らかな道は最高~フワフワと夢見心地な天国気分で この世の光景では無い違和感~ここは未来か?ってな時代を感じていると、ポンッ と突然弾ける音が!ああ、オーバーヒート!サブタンクの蓋が飛んだ音がして煙がモクモクと~終わった~!水温計 狂ってたかぁ~冷やしてロスタイムかな と思ったら、ガスケットまで抜けてたんや。富士川を渡る橋 直前のトンネル出口で路肩に停めてストップ。
 あの光景は忘れられない!車を降りてレッカーを待つ姿。黙々と携帯にアンパンマンシールを貼るポーやんを見て 完全に終わったなと思った。ちゅっ ど~ん!やわ。
 何が?って 少しは自覚があったって事やな!古い車が好きなのは趣味で、クーラーの問題や 便利さの問題では ポーやんや のいとにも負担を掛けている事は 判っていた。だから 一度でもポーやんの安心感、信用を失ったら終わりなのは当然やと 覚悟はしていたんや。
 仕入れたガラスや オマルや 荷物が満載の車は、清水から京丹波までレッカーする事に。レッカーに支払われる保険のマックスは15万で、新幹線など鉄道代 1人2万も別で出るのだと!なんと手厚い保証~クーラーの効いた指定席に 電車に喜ぶ のいと、駅のデパ地下で美味いもん買って 半笑いで もう頭はパーになっていた。
 この快適さは、お導きやな!と。もしも何かがズレて 無理に進んでいたのなら ハンパねぇ不幸が待ち受けていたやもしれへんやん!楽しくなっていた。あっけらかんとした ポーやんのタフさに 女の無敵さを感じた。レッカーされる車を写メり 新幹線の中で 早くもフェイスプックに載せながら「ハプニングは笑いにするもんやで~」とエンジョイ!つえー。最後には駅から家までタクシーで到着!京丹波で初めてのタクシーやったわ。
 おかげで 変に和んだローテンションの おれは、新東名を走る夢ばかり見て、後悔したり悩んだり、アホになったり 妙な感じの しんどい鬱が続いた。そして時々「あんな道造ったらあかんわ~」と ぶつぶつ言って。
 車、どないしよう?後編へ続く~






INTO THE MILD 60

2012年09月28日 | INTO THE MILD
 出発は朝の4時。荷物は押入れの衣裳ケースごと車に積み込み済!これは いつものポーやんスタイルで簡単便利。まだ夢の中の野依人をベッドにしてあるキャンパーに寝かせて、予定通りに出発です。車とは思えない 普通の部屋の様な内装で 圧迫感無く寝れる快適さ!それは最初で最後の お楽しみで、日が昇って暑くなるまでに 寝てる間に距離を稼ぐのです。クーラーの代わりに 家で使っている扇風機をインバーターで動かす準備も万全!調子良く進み 浜名湖SAで、やっぱり記念撮影!旅行のでは無く、お別れの写真アルよ!一生使うつもりでいる物との写真が いつも別れの日になってあわてて撮る悲しい習性。
 そして瀧さんと再会して、ブランニューワゴンと面会です!タイムスリップしたかの様な生き残り感バリバリに綺麗な保存状態で、それでいて愛情タップリ大事に使い込んだ跡も見られて最高!キャンパーの各 器具の説明をしながら、全ての操作が本当に最後な事も もはや そそくさとしてる おれは忘れていて、ありがとうバイバーイ!と 荷物の載せ変え。衣裳ケースや扇風機を運ぶ姿はまるで引っ越しみたいで笑われました。瀧さんの店は まるで博物館で、NHKの名作朝ドラ「カーネーション」に出演した車もあります!運転手役で 瀧さんも出演したんやて!グルグル観て回るけど もう早くキャラバンに乗りたくて、出発するのです。パックミラーにだんだん小さくなってゆく キャンパーと瀧さんたちが見えました!ありがとう さようなら!
 オートマチックの運転は 実は苦手な おれ。車歴でも最高の排気量2000ccのキャラバンは、まるでジャジャ馬!ブレーキを緩めると ぐんぐん進んでしまうハイパワーでなにしろ速い速い!キャブターボと呼ばれる 貴重なエンジンがガンガン前へ飛び出すんやで~パワーと言えば パワーステアリング!後ろの窓に ステッカーが貼ってある程 当時の最新技術な事を感じる シューシューと頑張る音がアナログ感 満点でニヤついてしまう!クーラーはコンプレッサーを修理しなければいけない音がしていて、来年の夏までの課題に。しかし 吹き出し口が前にしか無いので足元ばかり冷やす事に~扇風機で拡散しなければ 足元冷蔵庫になっちまう!そんな発展途上期の文明ゴッコが、たまらなく好きなんやな~
ポーやんも余裕で運転出来て、野依人と おれは 後ろでゴロゴロ出来ちゃうんやで~素晴らしい!
 念願の家族の車、ファミリーワゴンのキャラバン~と言えば、海の福山?CARAVAN作曲の ジュデマリのYUKIちゃんが歌う名曲「WAGON」が似合ってしまうやん!まるでテーマソング。最近はドーナツの曲と混ざるライブの奴が好きや。ポーやんは キャラバンの歌うWAGONしか知らなくて、どちらがカバーなのかを夫婦で論争に~それぞれが好きだった曲が一緒だった偶然は 争うよりもラブラブ度を上げた訳さ!JOYの頃の おキャンなYUKIちゃんは 歯切れ良くて二人共大好き!
 そうこうして 走行して、里帰りと千葉の墓参りをメイクして、店舗内装にステンドグラスを入れてくれた菊川のレンガ屋R-GARDENさんや、掛川のポーやんのお友達の古着屋さんSTUD MUFFIN、浜松に大移動を果たした DRILLを訪問して、無事に我が家に帰って来たのです。
 ど純正のキャラバンの、驚異的なスピードに、更に純正鉄チンホイールをアルミホイールに変えたら どんなに速いんだろうか?と 70年代の安い中古ホイール4本1万円のを見つけて 最近 交換してみました。普段はアルミで将来 鉄チンにはスタッドレスを組む予定。アルメックスと言う渋い鋳物アルミYSHで五芒星が女性の太ももみたいな金色アルミ!ポーやんの友達のタイヤマンで組んで貰いました。アルメックスは横浜タイヤのホイールブランド、だから横浜タイヤを履けば相性も良く かっちょブーなんやけど、高級品なんやな。ここは関西のトーヨータイヤやろ!消耗品にブランドのこだわりなんて、そんな物 おかしい~つって今まで旅して来たわけだから。と、東京での習性を引きずりつつ反発する葛藤が 未だに続いている難儀なわたしで御座ひます!本当にどうでも良くなる日は遠いやね!そしたら現行車を買うはずでしょ。
 タイヤマンで組み終わったキャラバンに乗り込もうと スライドドアを開けた その時、キュッとドアがタイヤに当たり 止まってしまいました!あっ、開かへんやん!インセット オフセットがマッチしていませんでした!改造車アルアルな話、プラス25位入れないとアカンねやな~その位余裕が有ると思ってたのに おしかった5mmくらい。しかし、このホイールで間違いは無いよ!アルミホイールでは一番カッコいい!エンケイBAJAとか 人気やけど、ひねくれてる おれは嫌なんや~メインストリーム過ぎて MOONさんからリプロダクトが出る始末やで。ここはリセットせずに前へ進むべし!近所の車屋さん コマイ君にスライドドアのステーを延長する手術を来週してもらう事に。そしてオーバーフェンダーを考えてる所やねん。バイク用のアルミフェンダーを縦に分けて加工しようかな?とか。5ナンバーで最大に広く設計されたキャラバン、ここはコソコソせずに いつか3ナンバーに変更しましょう!実は税金は排気量に関係していて、車幅だけの3ナンバーなら 車検時に100円違うだけなんやて~なーんだ。
 乗り心地は更に最高になっちまったぜ!速い!こんなにも足元の軽量化が効果絶大とは~鉄チンをメッキ加工してもらうのにも憧れるけど、このスピードを知ったら アルミに限るわね。
 ナビも無事に移植してから、希望ナンバーで 大好きな家に繋がるローカル京都府道444号から、ナンバーは444に!郷土愛!しかも字光式~ああ、ばかだね~ってこの車を見ただけでばれるわな!関係無いね!OPPの方でわ無く、キョウヘイシバタで楽しみます。




INTO THE MILD 59

2012年08月21日 | INTO THE MILD
 遂に愛車のキャンピングカーを手放す事にした与太話。
 東京でマンションの家賃に嫌気がさして、キャンピングカーに住もう!って事に。そしたら、何処に居たってイイじゃねえか!と 急に足が軽くなって 興味を持っていた関西へ跳ぶ事が出来たわけ。そして、たまたま帰省していた時に 実家の父親に弟子入りしていた ポーやんが「キャンピングカーの中を見たい」と 興味を持ってくれた事が、本当に本当の恋の始まりやったんや。趣味の偏った自分にとって共鳴する珍しい異性は貴重な存在で、この人生のターニングポイントとして キャンピングカーが活躍し、おれを ここまで連れて来てくれたんやわ。
 そして 家も子供も背負うことが出来た今、左ハン マニュアルでデカくてクーラー無しの 夫婦共で使えないキャンピングカーは相応しく無い時が来た!子供とキャンプするまで眠らせて維持する経済力は無い!イベント車として移動販売に活躍させる業種でも無い!
 何気なく 以前 愛車のベレットをトレード交換して頂いた 浜松のタキーズ 瀧さんのサイトをチェックしていると、ビビッと来る車が入荷!ポーやんの希望を踏まえた オートマ、右ハン、クーラー、8人乗り、しかも 何と年式は ポーやんの生まれ歳の 1981年式!日産 キャラバン E23 シルクロード 2000cc に キャブターボ付きの 力持ち 最高SGLグレード。何より 二列目のシートが 新幹線の様に グリーンと回転して 三列目と向かい合わせに出来るのがナイスな 雰囲気抜群に古めかしいカーテンやシートの内装デザイン 博物館級に破れも無し!働く実用車系では無い リビング系の奴は 本当に珍しいんやで!色もブラウンメタリックの渋い昭和オトっつぁん色!愛情たっぷりのワンオーナー!
 目下 早めのお盆の墓参りに、静岡の実家まで 野依人を連れて初の長旅の車で里帰り計画を、 キャンピングカーに扇風機を載せて クーラーが無いフォローに悩んでいた所。瀧さんに相談して トレードして貰えたら、大きさ重さがデカくて陸送が難しいキャンパーを 運転自走して行きしに浜松で交換して乗り換えられたら快適やんか!と、ポーやんに突然相談するんや。
 キャンパーの処分を頑なに拒んでいた おれの 突然の計画にポーやんは 少し嬉しそうにチェック!勿論 一発で気に入りました!でも本当に計画が通るのかどうか?この段階でも おれのキャンパーへの未練は健在で、この運命の流れは 通るのか?タイミングとチャンスを絶妙に掴み取る スレスレの鍵は瀧さんに委ねられました。もしもアカンかったら、それはそれで まだ手放すなと言う御告げとして「あぶね~手放すとこやったわ」とニヤニヤするんやけど。
 キャンピングカーを求める需要には、機能性をポイントにする傾向が主で ビンテージなオシャレ感覚で雰囲気を楽しむ人は少ない。でも機能性だって十分!必ずビンテージなキャンピングカーを探している人がいるはず!クラッシックカーを専門にしている瀧さんには異例の分野で 悩ませました。
 結果 苦笑いながらOKを頂き、ゼロ円でトレード交換してもらえる事になりました!ヒントの様に色々な目印が小さく光り 導かれた不思議な体験!「もしも通ったならば、これは運命的な車だぜ」と細い眼をしてポーやんに語っていた おれは、OKの結果を 丁度 縁側で 二人BBQしてた時 奇跡が起きたぜ!と報告「ハニーと おチビちゃんに御機嫌なサプライズだ」と とろけるようだよ仔猫ちゃん~の顔でしたんだわ。たぶんそん時だけブロンソンの口髭が生えてた思うわ。どやフェイス。
 後半に続きます~




INTO THE MILD 58

2012年06月24日 | INTO THE MILD
 遂に青春の操法大会が終わった!よそ者だった おれを消防に誘って楽しい仲間に迎え入れてくれた感謝を、何か身体で示したい 何か役に立ってみたい!って言う想いで立候補したのに、終わってみると、更に感謝しなければならない様な結果になってしまったんや。
 大会が近くなって来ると訓練は 通しで本番さながらの緊張感を打破する様な練習に。自分の動きを確認する為にビデオも駆使しながら反省点を見つけたり 細かい動作をキッチリ詰めていきます!しかし このビデオが証拠になり過ぎて、 緊張しいの おれには恥ずかしいシーンが満載!大会一週間前の昼練習の後の中入れ宴会では、巨大プロジェクターで上映会が!演技の冒頭に準備をして待機線に綺麗に揃って並ぶ 規律の見せ場があって、息を合わせてラインを見ずに三歩でピタッと!これを「入る」て呼ぶんやけど、緊張すると意識した動きが固まる癖があって、整列休めの姿勢から気をつけして駆け足三歩の筈が、気をつけのままで固まり入ってしまったんや!これには「ペンギン走り」て名付けられて散々いじられたわ~更に目玉は その日撮れたてのスクープ映像!伝達を終えて全力で走る おれは大転倒!運動会のお父さん状態でニースライドをメイクしてしまったんや。本番同様に集大成を披露する大舞台で、緊張と張り切りが振り切ったんやわ。それでもタイムは自己ベスト!最初は67秒から始まって、毎回確実にタイムを縮め続けてのコケて57秒。そんな映像を大画面プロジェクターで観ながらのビールは格別に美味く、大笑いでオモロイわ~と注ぎ合う!「足メッチャ上がってたで」とコケた瞬間のありえない姿勢を称えてくれる!真剣に取り組んでいるからこそ笑えるんやって事を、深く体感したわ。他にも 半ば右向け右の前後に揺れるロボットダンス癖や、至りと呼ぶ規律を死ぬ程忘れる癖、駆け足の手を引付けるに夢中で手を振らずに走る癖~と完全にポンコツ。
 そして要員同志での自主トレも重ね、大会前 最後のタイムは53秒まで縮めて本番を迎える。指導委員長の班長の采配で タイムよりも規律重視で堂々と美しい操法を目指したのには訳があって、去年までの立派なポンプ車から 多機能車両に装備が変わり 小型ポンプになったんや。現場でも中継担当になって 有事の際には何所よりも早く現場に到着する熱血101にとっては逸早く水利に陣取る有能な隊なのに、本家の広域消防と同じ装備の車から 消防団らしい格下げのイメージからか 正直みんな残念がっていたわけ。おれも迫力有るポンプ車を運転操作するのが大好きだった。でもそこは町の方針!カッコイイとかで活動してるのでは無いのだから、くよくよしないで小型ポンプを早く使いこなして町を火災から守らなければ!と、小型になって初の操法大会は101の歴史で大きな区切りとなる訳で 気合も入るのです。前回の大会で 101は町の大会で優勝し、京都府大会に進んで府大会3位の素晴らしいチーム!その指導を受けての我等だから、自信を持って堂々と大きい操法を見せてこい!と送り出されるのです。隊員全員が育てた我等要員は 全員が乗り移った乗り物の様な感覚!わ、これわあの ONE FOR ALL ALL FOR ONE 泣虫先生でわないか!
 当日は京丹波町中の消防団員が大集合!我等要員パパトリオを応援する 要員の嫁さんトリオが 要員のベイビー達を連れて 朝から緊張感ばりばり!神棚に供えておいたレッドブルを朝飲んで 気合十分。前もって くじ引きされた出場の順番は1番!いきなりバチっと決めてやるにはバッチリお膳は整っていた。
 一瞬だった!タイムは、更に自己ベスト更新の51秒!演技全てで3分程の集中した世界には、指の先まで無駄無く張りつめた 今出来る限りの最高の力が出し切れた!燃え尽きたぜ!撤収すると 整列して応援してくれていた仲間の中でも、近所の床屋の先輩が 目を真っ赤にして迎えてくれたんや~まだ結果だって出ていないのに!いい操法だったって言って。これには おれも目が熱くなってしまって、たまらなかった。
 要員はパパ3人と指揮者のコージ君 補助員の部長。コージ君はドカベンばりの体の巨大さで 号令の声は柴田恭平ばりにドスを効かせた大声で最高!筒先員交代と呼ぶ放水口で放水中に交代する場面ではデカい懐に するっと体が入れて おれとのコンビネーションはデコボコで楽しかった。優しい力持ちとは12歳、一回りも歳下で 軽快ながら細かい所は不器用なカワイイ先輩団員!
 ライバル達の演技が続き 自分と同じ様にプレッシャーと戦う 他所の分団を応援テントから気楽に眺めながらタイムを計ってみたり ああだこうだ言いながら、こうやって色々言われていたかと思うと恐ろしいな~とかやりながら閉会式。結果は誰も知らない。
 結果、京丹波町消防団操法大会 小型ポンプの部 優秀賞! 全17分団中、見事に2位になってしまった!受賞の仕方なんて習ってない!、レンジャーで前まで言って コージ君が表彰状を受け取りました。
 それはそれは みんな喜んで、これわこれわ おれの力では文章になりません!1位の最優秀賞になると 府大会に向けて更に一ヶ月間の猛特訓が待っているので、ちょうどいい賞だと そんな意味でも喜んで 消防団の嫁さん達にも喜ばれて、本当に最高の結果になってしまいました。
 当然その日の午後から用意されていた宴会のビールの味は 今まで生きて来て一番の美味さで、ああビールってこの為にあるもんやな!って何度も思ったわ~そして何度も「見た事も聞いた事も無い操法に立候補して入賞するなんて~」「小型ポンプの操作からして初めての101分団が やで~」を 近所の人からも、家族の方からも、町の噂になっとるがな~
 酔レ酔レでの 隣にはコージ君!一つ先輩団員の縦社会では敬語やけど、あまりにも気に入ってしまった 海猿で言うバディー感で「みんなと同じ様に、コージって呼び捨ててもええか?おれの事も つっちーって呼んでくれてええから」と語り 年齢からか コージからだけ、つっちーさんって呼ばれていたのが気になっていて、本当の仲間になれた実感を ヘンピな おれは そこで感じる訳です。部長は「おれ等が府大会3位とった時よりも嬉しいじょ」と言ってくれて、「伝統」って言葉を使って熱く喜びを表してくれるんやけど、身をもって伝統の意味を思い知った気がするわ!そこには何かの全てが詰まっている気がする。ひねくれてる おれは あまり好きでは無いと言いながらチラッと見る漫画ONE PIECEの 最終目的とやらの隠された宝~のくだりで、毎回「絆とか言うんじゃね~のか?」と憎い発言に「とか文句ゆうて見てるやんけ~ほんまは好きなんやろ」とポーやんに突っ込まれてる アレ!酔った勢いで 宝って、この伝統じゃねぇのか?と考えてしまう始末!わっ 仲間がどうのって、これ現実のワンピースみたいな苦手な恐ろしい感じになってる!ひ~~~~~!
結局、これ程しんどくて感動する体感と、漫画で架空に味わう様なエンターテイメントが発達し過ぎて まぎわらしいやらしいって事が言いたい非国民。「なんか青春漫画みたいやんか~まいったな~!そんな俗っぽいモンと並べた ないわ~」って照れる気持ちで。
 まとめ。「体を張らなければ仲間には成れない事、真剣だから本当に面白くて現実の事実だから笑えるし 感動も出来る事。」
 みんなみんな ありがとう!おいしい役を貰ったみたいで恐縮と達成感で混乱。隊員みんなの支え、その家族の支え、それみんな支える京丹波町、ポーやんも、のいと、とーさんかーさん、じーちゃんも。おれはがんばったよ~!




INTO THE MILD 57

2012年05月22日 | INTO THE MILD
 今、日本全国の消防団がワイワイしている訳は、二年に一度の操法大会があるからやで!
チームの団結力を試す競技大会は 言わばオリンピック!前回、我が隊は町大会を優勝して府大会三位の快挙を成し遂げた優秀なチーム!真剣に取組む伝統を繋ぐ為にも、おれも何か貢献したいと考えていたんや。
 春の部会議での事「誰か操法要員やってみようってもんは おるか?」と部長の声に、おれを含めて三人の手がパッと挙がるんや!ハッとした!隊の中で 野依人と同級生の赤ちゃんを授かったフレッシュパパのご近所三人組だ!何の打合せも無しに綺麗に三人が立候補した景色を、おれは忘れないと思った。それぞれが密かに燃やしていた情熱が初めて外に光らせた輝く瞬間や!誰も お互いにも 訳とか聞く事も無く察したやろう、父親のパワーを!お乳を出す事は出来ないけれど頑張る背中を見せるだけ。信用出来るパパグループになれた嬉しさで喜んだのは その晩だけで、かなりヤバイ過酷な訓練が待っていたわ。
 操法とは実火災での水出しをスムーズにやる為に、正しい操作手順と速さを競い 更にチームワークの美しさまでをも競うもの。これは 演技と運動能力の混ざった最強の競技やと本気で思うわ!オリンピックの正式種目に入れるべきやで。
 担当する事になったのは1番員。ホースラインと呼ばれる 火事場に向かってホースを伸ばし 放水ノズルの筒先まで確実に連結する役割。操法で花形の重役は 真っ直ぐにホースのロールを転がす技と、ホースを肩に担いでのダッシュの脚力が見せ場。
 今年から小型ポンプ種目の我等、要員は四人 指揮者と3番までのチームで、ゼッケンには 指, 1, 2, 3,競技前に整列する「入る」所から、シンクロばりの動きを揃える練習!息を合わせて足下を見ずにピタッとライン上に収まらなあかんねや。
 動きは全て「規律」と呼ばれる、キビっとビシッと動きに角を付ける様なアクセントが必要で、無駄なく俊敏にが基本!姿勢や角度にガイドラインがあって、足の開きは60度の三角が付いた棒で計られる。メジャーで幅も確認しながら身体に覚えさせる。
 20メートルのホースは二重に綺麗に巻かれて重い。「器具愛護」と呼ばれる道具を大事に扱う規律で 落としたり蹴ってしまったりしてはあかん。要員以外の隊員は 全員担当の指導サポートが決まってて、襟やベルトがズレるだけでも サッと直してくれる!緊張感パキパキの団結で、先輩方に 本当に大事に優しく育てて貰うんや。我が隊には やる気のある奴しかいないぜ!
 入団の時からお世話になっている、チームのアニキ分の部長。ムードメーカーで おれにとって彼ありきの消防団と言える程の徳のある兄貴っぷりに、何とか恩を返したいと タイムを縮める事を真剣に悩んでいるんや。規律に緩みがある部分は修正しながら「そうした方がカッコええからな」とあくまで能動性を引き出すセンスはユニークかつマジカル!一般的なイメージで 消防団は面倒で入りたく無い 更には 息子を入れさせたく無いと言う親までいるのが現実!そこには 全ての隊に徳のある真っ当なリーダーが必ず存在するとは限らない事が 原因していると推測するんやわ。あんな人は そういない。「締める時は締める 抜く時は思い切り抜いて楽しむ!その方が楽しいし気持ちええやろ」と両方を真剣にメリハリつけて全力で取り組む姿勢は納得以上に感動する瞬間の連続!「みっともないもの」の価値観が本当にピッタリくる 愛に溢れたお人や。
 先ず練習に耐える体力不足の不安を補う為にも 大好きな つづみ山を反時計回りに巡る 毎朝のジョギングを続けてるんや。せやけどダッシュが早くなる訳では無いから少し恥ずかしくてコソ練で。隊の皆は殆んどが歳下で、スケボーで来たりする おれのガキっぽい雰囲気から、ちゃんと年齢を把握して貰えて無い様子!悔しいけど 腰も膝も限界ギリギリやで!
 そんな今日 夕方からの訓練を前に緊急サイレンが!ジョギングコースにある見慣れた別荘が火災現場!巡速な消火で 山に燃え移る事無く最小限で鎮火!朝見た小屋が全焼して無くなった!火災は いつの時代でも恐い重罪!節約の行楽として 都会から山菜や栗を拾いに来る奴らのタバコの不始末野郎は まるでエイリアン。現場の周囲は別荘地で週末だけ畑をしに来る家が多く、本住所を他に持つ奴等には町内会どころか消防団などに協力する姿勢は無い。だんだん それらも同じ様に都会からのエイリアンに思えて 筒先を抱えながら苦々しい気分になった。おれだって、消防団の誘いを 頑なに断っていたりしたら 同じエイリアンやった訳や。おれは違う!今朝 金環日食の写真を撮った程に大好きな山が燃えるなんて許せないし、リゾート感覚 趣向品感覚にスローライフとかを嗜むアホな輩なんかとは違う!真剣に故郷として骨を埋める覚悟なんやで!郷土愛とは金では無く体で示すもんやろ!と長靴ずくずくにしながら熱くなった。
 鎮火して疲労でヘロヘロで解散の30分後予定通り操法訓練に集合!皆 制服でビシッと復活して「型だけの、お遊びの軍隊ゴッコや無いでぇっ」て気持ちで気合いが入る訳なんよ。男で良かったてや!父ちゃんは頑張るで~!






INTO THE MILD 56

2012年05月06日 | INTO THE MILD
 なんかしら自分の人生実験のケーススタディが、誰かの役に立つと思い込んで 無駄に哲学まがいの悩みを論破する おれの話に、ルーツとかリアリティの話がよく出てくる。
 個人の時代を世論で囁かれる様に象徴的に「今を生きる」って、刹那的な人生を大事に楽しむ意味で魅力はあるけど、日本で 仏教の浄土宗の教えに墓や仏壇を拝んで育った おれには 違和感を感じるんや。「生かされている自分は 自分だけの物では無い。血を辿る御先祖様と、血を伝える子孫の物。」家族の誇りこそが唯一の守るべき宝なんや!と、今日 こどもの日に 父親が立てた鯉のぼりの 吹き流しに付いてる家紋を見ながら ジンワリ考えるわけやわ。
 御先祖様から受け継がれた家紋は下がり藤。外に丸の無い紋はマニアならご存知の平家の証。小学生の頃 歴史と共に親父に伝えられたルーツ!かつて栄えた平家の時代、源氏に追われた桓武天皇の子息が千葉の蓮沼に辿り着き 平民に下り 桓武平氏となって 土屋一族として生活したんだと。蓮沼の由来にもなる極楽寺を建てた程 由緒ある本家が御先祖様。しかし友人の保証人になって騙されて没落、仏壇以外を失ってしまう。極楽寺に伝わる住職様の話と一番古い墓石や、仏壇の美しい仏様を見て ヤバイ!実話だ!と興奮したのを覚えてる。同時に 正に奢れる平家の真髄か?と切ない憤りも覚えた。
 御家復興を胸に 爺ちゃんは戦争の時代 陸軍船舶工兵33連隊で 部隊を率いて活躍、終戦後は陸軍士官学校の学問教育 先生として活躍。爺ちゃんの御葬式に 三笠宮様から大きな花と 国から勲五等 瑞宝章の勲章 冠位十五位を頂いて、どうやら当時 マジで宮様に教えていたらしい!と爺ちゃんの偉大さに驚愕。事が事だけに変に自慢しない奥ゆかしさに爺ちゃんカッコ良い~と。
 親父の復興は もう現代、ビジネスで頑張るぞ!とステンドグラス屋を不思議なオリジナリティで展開する奮闘ぶりを、ずっと見て来た。アールヌーボーの元は日本だ!と浮世絵等の和風デザインの行燈ステンドグラスを海外のステンドグラスショーで展開し続け、日本にツチヤ工芸 あり!と業界を席巻する所とか おれの好きなシーン!そしてルーツである極楽寺の本堂の窓一面に極彩色の鳳凰と蓮の花のステンドグラスを寄贈する所もグッと来る男っぽさで好き。
 そうやって 何を以ての復興なのか?それぞれが一生懸命 トライしているだけで無く、自分を信じる 自分の血に潜む能力や 護られている力の存在を認める事が 一言で言うと「誇り」で このプライドこそが伝えるべき宝なんやな!この想いは何百年も重く大事に増え続け、おれの肉体が消えた後 その想いに加わり また増えて行くんやな。
 成り上がろうと一旗挙げたろうとする挑戦時期も最高やけど、一生それだけやと 誇りを継ぐリレーからは外れてしまう。自分が して貰った様に、未来を育てる役割も全うしなければ!自分の事ばかりで忙しい奴は 血 家族への感謝を怠っている事にもなるんやね。ここを忘れたら きっと人類は滅びに向かうんや!新しく他人との絆をどうのこうのと 流行りで言うけれど、ネットで友達増やすけど、そんな奴が自分の婆ちゃんや親をほっぽらかしに してたりするんやで~!普通に本当の家族を大事にするだけで あたりまえの事をするだけで、絆なんてアホらしい単語使わなくていいんやわ。
 爺ちゃんの形見に貰った 勲章 シナ事変での奮闘で頂いたという 勲六等 単光旭日章を眺めながら、この家族の誇りって 日本人の誇りにも当然繋がるわけで、日本を守って闘った想いの上に 我等が存在している事実も同時に噛みしめるわけやわ。そして口ずさむ「白地に紅く日の丸染めて あゝ美しい日本の旗は」





INTO THE MILD 55

2012年04月20日 | INTO THE MILD
「なんで こんなに かわいいのかよ~」唄わない男やと、女の様にキャーキャー表現出来ずに 渋い愛情表現をするもの。おれの親父は野依人が生まれて やっとジイジになれた新人爺!初孫への鯉のぼり御祝いを 楽しみにしていたみたいなんや。
 3月のある日「鯉のぼりを野依人に買ってやるから、お前12メートルのポール建てられるか?」と電話が!なー!鯉のぼり どんだけでかいんや?8メートルを選んでいたらしい。聞けば大きい奴を欲しがってたろ~と。多分いつか会話の中で「いいね~おっきいのがいいな~」と、おれかポーやんが言ったんやと思うけど、親父のスケールデカ過ぎやろ!と。見栄を張り過ぎて強風が吹かんとなびかん鯉のぼりも残念やし、もう少し小さくて良いからポールも頼むよ!と諌めたんや。
 先ず やけど、ポールって普通セットな物やんな?鯉のぼりの分しか予算が無いからって言うけど、12メートルって厄介な高さ!でも獅子が我が子を谷底に的な挑戦に一応 亀トラの親父さんに相談してみたんや。重さも長さも クレーンも~では 5万でも足りない大変な事なのが解った。そう報告すると、それなら俺が建ててやる!と頑固ジジイ。貧乏性で効率良く何でも自分で作る親父の腕を信用しては いるものの 作業がチョット雑なのが少し不安なまま その日を待ちました。
 4月8日春らしい陽気の中、静岡から車を飛ばして来たジイジとバアバ。オーダーメイドの家紋入り鯉のぼり!サイズは4メートルになったけどポールは10メートル!ステンレスの3mm厚パイプを徐々に細くなる3連結!内径が合わない部分には塩ビパイプのスペーサーまで入ってガタつき防止してあった。ナイスなのは最下部のパイプ径を工事用の足場パイプに合わせてあり 自在クランプの回転軸を利用してポールが倒せてメンテナンス出来る事。50センチ掘った穴にポール用の穴の開いたコンクリートブロックを立てメインの基礎となる杭パイプを打ち込みます。左右に補助のポールを打ち直交クランプで連結。自在クランプに付けた10メートルのポール、ロープを引っ掛けて男2人でバッチリ立ちました!更に立てたポールを斜めパイプで補助を打ち完璧です。
 何なんだ?この適当そうで安上がりで完璧な仕事ぶり!いつも感動させられる頭脳にビビるんやけど~こんなに簡単なら買わなくてええやん!ちゃっちい市販のポール高いやんけ。と、安心感も含めて市販品を買わされるんやな~って おれらも買わそうとしたし。ジイジがポールを選んだり内径を計っている様子を想像すると、何か熱いものがこみあげるんやな~親父が野依人を抱っこしたり あやしたりもするけれど、もっと形で 物で 腕力で愛情を表したくなる男の不器用な性なのかな?
 おれは 親父に似てる所も多くて共感しやすいんやけど、あの歳で今でもこんな風にうわぁ~って 斬新なアイデアに魅了させてしまう 惚れ惚れさせるのって凄いよね。
 アイデアと言えば 都会では個性の競い合いとしてグローヴァルの要と思われてもてはやされているけど、今のおれには 何か気持ち悪い病気の様に感じるんや。ユニークだとか面白さって、知性のゆとり感覚で 頭のいい奴は面白い イコール 稼げる イコール モテる みたいなスライドイメージでか、ユニークと新しさに憧れてしまう時代なんでしょう。でもそれはお祭りばかりの都会での感覚で「根っこの無い造花のアイデアの花」みたいなんやな。ビジネス先攻のアイデア、特許世界の感覚や アートのコンセプチャルな新発見のパクりとオリジナルの意匠競争での「より早く発表」はじっくりやり続ける作品では無くアイデアに早くタイトルを命名して独占したい感じ。根っこのあるアイデアならば、コンセプトすら述べなくても何度も何度も作りたくなる物やし 本当に良いのか続けてみなければ発表するのは怖い。本来、経歴 信用で続けてなければ受け入れない筈なのだが、それだけ表面のピーアールに重きを置いた投げ手と 表面のオシャレなピーアールに弱い受け手が集合してる都会「口八丁とゲラ」なんやな~っと。説明しちゃうアイデアが多過ぎるって事かな。ファッションアイデア。副業や色々クリエイト出来るアピールの何でも屋だらけ。ペラペラオールマイティ。もっとユニークとかの事を忘れて普通に物事の判定をしようよ!刺激麻痺?そりゃ芸能人が良い映画も撮るし、蕎麦屋が美味いカレーうどんも出すけど。
 今、来週末の地元のお祭りイベントに出店するステンドグラス教室の準備で忙しいんや。ポーやんとは 何度も気球をモチーフに ぶら下がるステンドグラスを立体やら平面やらで作って来たんやけど、今回遂に 教室キットとして登場するんや!窓や車のミラーにぶら下がっていい感じの物って気球がぴったりでしょ!教室では色選びが楽しみのツボで気球の模様や色をじゃらじゃらとガラス選びするのが最高に楽しい時。あと他には、花びらを選ぶ花や、味やトッピングを選ぶケーキの素敵なキット。これもアイデアって呼ぶやろうけど、おれは呼ばない。真剣に奇をてらわずに喜ばれる事だけ、本当に良いと思うだけ。
 むずかしいバランスなんやろうけど何が前に出て来るかが問題で、都会では何か出る事を要求されもするやろうし、アイデアと便利の思想だって人類統一出来やしない。ガイアの夜明けでやっていた新興国へのアイデア秘密道具の投入もテロに見える。問題解決の必要な現場でのアイデアと、たいくつ退治にヒネリ出す消費ビジネスアイデアとの違いだって おれには説明出来ないけど 感じる何かの差が確実に有る!まあ今の時代ビジネスの為だから綺麗言いうなやと言うやろうけど。そして何かを失うはず。
 まだまだ親父の背中はデカいんだとカッコ良く見せつけて、野依人との触れ合いもあっさりと 夕方前に満足げに帰って行った。日帰り。親父にとって今回の目的使命をバッチリ建てただけで大満足な笑顔がまたナイス!施工業者か。わかりる気がするなぁ~おれが「車くらいのステンドグラスのランプつくりたい」って言った時も、「自分の作品の博物館つくりたい」って言った時もぴくりとも笑わずに真剣に「やったらいい」て言って協力してくれた。ああこんな人は独りしかいねぇなあ!おかしな人だ!大事にしたいし、まだまだ謎のアイデアのしくみを学びたいです。ひとつヒントが親父は数学に強いんやね、世の中の全ては幾何学と数学やと聞くから、それかもな?おれ もっと数学やっとくべきやったわ~
 ポールを高めにしたのも鯉を4メートルにしたのも大成功で、毎日元気に泳ぎまくっている鯉のぼり!眺めるのは楽しくて、近所でも評判やで。朝晩上げ下げは おれの仕事!天気を気にしてるわ。本当にありがとう!

爺婆にお礼に唄ったこいのぼりの歌。最近流行っています。

 のいとのこいのぼり 詩.曲/ぽーやん きーくん

 のーいとーのたーめにー こーいのーぼーりー
 じーっちゃんはりきり でーかーいーやつー
 きんたろうがのってる すーごいーやーつー
 のーいとーのひーだよー こーどもーのひー

音階 
 ミードミードラーミドー ラードドーラーソー
 ラーッドーラーソソミミ レーファーミーレドー
 レレレレレレドレミソ ラードドーラーソー
 ドーラドーラソーミソー ソーソラーシドー










INTO THE MILD 54

2012年02月03日 | INTO THE MILD
 正月が明けて やっと あの娘とあの子が家に帰って来ました!そうするともう、毎日がホリディ~と ホリーコールの歌の様に 薔薇が乱れ咲きの幸せで ブログなんて書いてるバヤイでは無いのです。
 ホリディと言っても嬉しい仕事は沢山あって、ポーやんが実家でベテランのお母様に教わった子育て奥義を 今度は おれに指導してもらいます。何から何まで我が子は可愛い!「よく 自分の子は ひいき目に可愛いく感じる。って みんな言うけど、この子は本当に可愛いない?」って親バカを意識した上での親バカを夫婦で真顔でやってるんや。
 野依人は、社交的な ポーやんに似て 人が好き!人見知りせんと ニコニコ!お喋りなのも似たんか?一生懸命 喋りまくります。ポーやんも おれも 一日中話し掛けまくっているから 楽しい小僧に育つに違いないね。不思議な発音の言葉は正に宇宙人!ついつい知ってる単語にこじ付けて、流暢に ヘンべーガーって言った~とかで笑い合っているけど、単語なんて関係ない原始人ッぷりが崇高!手を振り回しながら観たばかりの夢の話?を独りでいても熱弁しています。
 文明や文化から気分が離れた おれにとって、それは超楽しい娯楽で 毎秒毎秒 次に何と発声するのか?どんな表情をするのか?ワクワクし続けているんです。
 そんな中、東京からの大ニュース!壊れたスケボーでアクセサリーを作るHARVESTのARTラインHAROSHIの新作はアメリカ西海岸のスケートブランドの総本山、デラックスとの盛大なコラボレイション!「ヒロッシャーと春ちゃんすげ~」と本気で嬉しかったぜ!感動しちゃった。スケートに関わる奴なら十中八九ジェラシーの総本山やろうけど、おれ等 日本人の夢を背負って戦っている様な誇らしい気分で、やばいやばいって興奮しながらポーやんに説明するんやで。「おれなんて このゲレロ様に会えるってだけで病気になったんやから」こんな夢の様な活躍したら、おれだったら完全燃焼して 矢吹丈ばりに真っ白になって 創作活動辞めちゃうかもしれない。「苦労すれば報われるのか?」の問いに「信念を貫いて 納得いくものを相応しい時に 相応しい場所で 相応しい人に見てもらえれば必ず報われる!」と希望の答えを見せられたわ。
 達成感を司る価値観は十人十色、受賞歴やビッグネームとコラボのキャリアが持つ「お墨付き」のパワーは特に日本では強大!逆輸入よろしくHARVESTの素晴らしさの説得力が増して 通常のHARVESTのアクセサリーが安定して売れるといいなぁ~と願っている、って これは おれの好みなだけで 本格的に彫刻的な芸術としての活動で忙しくなるパワーをも 持っているから、続く限り輝いてくれ~!って これも無責任には言えない~それ程 制作過程が過酷過ぎるんやで!本人も振動や粉塵で寿命を削っていると自覚している「苦労」と 認めてもらえる、報われる「価値」のバランスが合わないんやな。困難なこの挑戦、おれのステンドグラス活動での葛藤にダブるんだわ~プリントされたコラボ商品も記念に残ってクールやけど 本物のHARVESTの作品を買って身につけて欲しいんや!そこが何よりもの魅力!本気の大作って一人の人間の人生の時間では数える程しか成し得ない事、たった一つ成し得ただけでも最高に幸せって事、じじくさいね!ねがわくばDON’T STOP!
 原始人化しそうな おれに このニュース、リトマス試験紙?反応を試すテストの様に対極する活動に正しく反応出来たと思うんや。コラボ商品のボードを どこかの誰かが おれのスケートファニチャーで椅子にして こっそり融合してくれるかもしれないし。自分の中に密かに消え去らず眠る「東京神話」と戦い続ける苦悩こそが おれに課せられたカルマなんだと自覚しましたとさ。節分の今日これは煩悩の鬼 おれは 歯を食いしばって地味にでも信じた道を全うするぜ!おにわ~そと~!

HAROSHIのサイト

HARVESTのサイト





INTO THE MILD 53

2011年12月30日 | INTO THE MILD
 これまた弁解ブログフェア~年末やし。メディアの話に続いては「DJだらけの編集カルチャー」って、どこがクリエイチブなの?て毒を よく おれは吐いてる。
 中学生の頃の おれ、周りはBOOWYや おニャンコ時代 チープな和製歌謡の背伸び感や俗っぽさを嫌い、クールなゲーム音楽や洋楽ばかり聴いていたんや。ラジカセ持ってゲーセンへ!細野晴臣のゼビウスに痺れてY.M.O.マニアに。譜面を手に入れて、休み時間は教室の合唱用のオルガンで弾いたり ポケコンにプログラム打って鳴らしたり、終いには給食の放送で流して「つっちーこれ歌ねーじゃんかよー」とか野次られたりね。そんで当時の音の情報源はレンタルレコード屋で、貴重な盤を捜し廻ったんや!ある日返しに行くと 火事で閉店していて、貼紙に貸出中のレコードは差し上げます~だと。残念な事に 珍しいスネークマンショーのレコードをしこたま借りていた おれは もっといい奴 借りとけば良かったぁ~とかね!この辺りから珍しい情報を掘り探す習慣が身について ラジオやらMAD TAPE やらアニメやら、サブカルチャーに潜んでいる本物の作品と、メジャーのビジネス商売に取り込まれたニセモノを意識し始めるんや。周りの多くの友達と趣味が合わない実感はオタク仲間の人数で痛いほど感じていた。東京に行けば 専門店がある程 趣味の仲間に会えるんやな~と夢みたもんや。
 そして高校でスケボーにハマり東京に行けば ホコ天に何百人もスケーターが集まってる!とか、レアなアンティーク トイの店!だとか、レコード屋だらけ!とか興味を惹くモノだらけの憧れの夢の町になるんや。
 欲望のまま美大へ上京~探偵ばりの情報収集で 金も無いのに マニアックな店 場所を徘徊しまくり、全ては創作活動の資料集めと信じ切っていたんやわ。
 そして間もなくDJごっこブーム到来!「人生の全ての衝動は 女にモテる為にあるべき」と悟った頃のおれ 絶好の舞台な訳で、皆の知らない名曲を見つけて大音量でターンテーブルを操作すれば、まるで自分が演奏している様な錯覚!これは本当にモテる不思議な魔法で、男友達にも「何その曲!どこで見つけたの?」と 魔法の皿は奪い合い!同じ曲は かけらんないからね。先輩名DJの 鍋さんの操るFUNKは甘いラブソングで 女達は彼に抱かれている様に陶酔して踊るんや!あの光景はショックで忘れられない!実際 抱かれた女の子同士がライバルな筈なのに 全員が幸せそうに 同時に感じさせられている~「こ これが FUNKの真髄 ユナイト!」自分をアピールする様に汗をかきながら夢中で踊る女達はエロく裸に見えて、絶対 あそこも濡れてる!と おれ等も彼を崇拝したんや。
 ここで問題なのは 名曲のレコードとゆう物は、人気があって高額やって事!CDでは意味が無い。貴重なアナログ盤を所持している時点で 既にモテるんや!金があればモテるんか?いやいや高価になってから買ってる時点で遅いんやって。価値が上がるより先に見つける力!確かに金積んでその力がある偽装は出来てしまうんやけど。それに当然 操作技術も大事やし、大先生に「 場の雰囲気を感じて曲を選ぶと良くなるよ」とアドバイスを受けた。何せ初めてのDJで、緊張して かける曲順を決めていた おれ!リラックスして 適当に かけると良い感じに!やっぱ 鍋さんスゲーぜ と。
 当時収集していたレコードは JUMP BLUES とかJIVEと呼ばれる 豪華なホーンが入ったダンスに合う曲やったんやけど、ある時 鍋さんに連れてってもらったレゲエ専門のBARでのDJが ドーナツ盤オンリーでターンテーブルの塔の様なアダプターに投げ入れてプレイしていたのに衝撃を受け、ドーナツ盤DJを目指すんや。ドーナツ盤は安くて 楽しみとのバランスが おれには相応しい!DISCO FUNKの馬鹿にされがちな曲の中から意外と良い曲を50円で見つける快感は面白くて~踊れて笑える遊びは、どんどんモテる雰囲気とは離れてしまったわ。
 この頃から 「モテる事も大事やけど、面白い事の方が高度で奥深い」と悟るんや~モテないからシフトチェンジしたんやろけど。
 さて、「NO MUSIC NO LIFE」て言うやろ、大きな事言うわな~とは思いつつ 確かに~と認めてはいたんや。昨日までわ。
 年末警戒と呼ぶ消防団の年末行事で、二夜連続で消防車で管轄町内をパトロールして忘年会するんや。新兵の おれは 活動の都度 一番に来て 消防車の暖機やお茶の準備~本当に静かで 音で誰の車か判る程の 我が町!新婚後の孤独感が特に寂しい最近の おれはiphoneで音楽を流し続けての生活。消防の準備中もリーペリー先生のDUBを流しながらいた。続々と団員が集まり「ツッチー何や儀式やってるんか思ったわ」と。
 結論から言うと、ここには 趣味として音楽を聴く習慣が無いって事。まずレコード屋も無いし、アイドルの歌を歌番組で観ても CDを買う訳では無い。聴きたければ また歌番組で聴けるし。カラオケで誰かが歌うのを聴くとか。根本的に、自分の習慣が珍しいって話になって「外国の曲なんて サスガ東京やね~」って。これにはハッとして カルチャーショック!おれは何で音楽を聴いてんのやろ?って疑問で頭の中 忙しくなるんや。
 音楽 楽曲はコミュニケーションツールだという話を学んだ事がある。あるバンドやアルバム 曲について あーだこーだと好みの話をしていたら、知らない奴同士でも かなりの暇は潰れるね~友達になれるね~。でも 本当に必要な事なのか?考えた事も無かった問題!カルチャーの情報を全く利用しないで生活するなんて、頼り過ぎだった自分が恥ずかしくて 笑える!町にグラフィティ落書きが一つも無い この町に惚れ込んで来た訳やから カルチャーから距離を置きたい気分が確かにあって、求めては いたんやで。これは都会の病?どの段階からなのか?音楽の誕生から?何かを表現する誕生から?ここには何にも無くても平気な町があり、消防車の運転やお祭りの話で大笑いで酒を呑める。
 文明 文化 って何なんやろ?孤独を紛らわすツールだとして、それを意識してしまった瞬間から 曲を聴きながら自分が 孤独を紛らわしている事実が際立って更に孤独だと感じてきた。静かな田舎の山、最近完成したミニランプで大好きな曲を聴きながらスケートしていたら、いくらでも孤独で いられそうな程、音楽の力は偉大だよ。楽だよ。こんな便利な物がどんどん溢れて 人間が孤独でも平気な様に文明は進歩して来たんやな!一人一つ携帯ゲームを持った家族や仲間が集う景色!それぞれが地球の裏側の人とネットでゲームしてたりね。「パラドックス的に対策が問題を産み出す 追い越す瞬間」人間にとっての第三者、宇宙人みたいなんが観察してたら 滑稽やろなぁ~悲しい進化やわ。
 まあ「ずっと音楽流してる代わりにテレビあんまり見んからな」って話で納まったけれど、生活の習慣とは複雑なものやな。音楽禁止の日を自分で決めてリハビリしますわ。
 宴会は年忘れの「さんこやわ~」と最上級に酷さを表現される酔ってメチャクチャな感じに!笑い転げる中、いつの間にか おれの裏のあだ名が「おじいちゃん」になっていて爆笑!普段は つっちーなんやけど、マイペースなテンポやニヤニヤしたままボケた感じが納得でピッタリ来たわ!ポーやんにも大受け。ほんま さんこやったわ~。
 こんな逆単身赴任の孤独も、近所に散らばってる団員との絆を想うとニヤニヤと暖かくなります。新年8日の出初式 一斉放水からの新年会が 今から楽しみやわぁ。
 そして明日の年越しは、姫路でポーやんの兄弟の子供達も大集合の賑やかな年越し!一泊で一人帰らなければやけど、10日には野依人を連れてポーやんが京丹波へ帰って来ます!ああ、嬉しいな~~「しーあわせーはっぴ~~」 ああぁ!ほら、坂本冬美の声が聞こえちゃった! カルチャー依存病やね!ま いいか。
 今年一年 ありがとう!良いお年を!





INTO THE MILD 52

2011年12月26日 | INTO THE MILD
 おれは よくメディアの悪口を言ってしまう~と自覚しているんやけど、昨今の原発関連のブロパガンダや利権 出資関係からの問題で 流される情報を、鵜呑みにせず疑おう~って風潮が定着しつつある様子に対し ええ事やん、と思いつつも こうなるとメディアの大切さを唱えたくなってしまうワケなんや。
 高校生の頃 おれにとって情報とは宝物で 知りたい事が山ほどあったわけ。宝島 スタジオボイスや流行通信 等のカルチャー誌は勿論、特にスケートボードの情報が少な過ぎて 遂には 英語のスラッシャーマガジンを取り寄せていたくらいなんや。最新のボードデザインや大好きなブランドの広告は自由且つ斬新で 本物のTシャツを買う小遣いの無いおれは、広告欄の小さな見本の絵や写真を元に 更には実在しないTシャツを、ヘインズの3パックに ポスカで自力模写して偽物を作って着てたんや!それは仲間から 馬鹿にされ 笑われたり面白がられたりしたけど、ある日同級生に「おれにも描いてくれ」と頼まれて500円で引き受けた時、それが おれの人生初の仕事やったんやで!当時キースヘリングに夢中で誰にもバレない様に学校中にチョークで落書きする~っていう実験を続けていたおれ、文化祭で校門のデザイン依頼に答えた事で それまでの悪行が全てバレた~って形でグラフィティー行為の体験学習は終了した青い春!サンプリングによる再構築ポストモダンの勉強に於いて、パクリとパロディ、ポストモダンの微妙な違いを理解するには 思想的な側面も大きくて大変な時間がかかったわ。
 混沌化する現代美術の世界で それは「アートの文脈」なんて呼ばれ方をする歴史年表で、細分化する現代美術には何よりも大切なのが この時間軸だと信じているんや。「新しく見いだされた価値の提案」この「新しい刺激」にタイミングは絶対でしょ?最前線で模索していなければ偽物 あるいわ便乗と呼ばれてしまう世界!知らなかったでは済まされないルールは、結局自分自身の内側での厳しさ「美学」が主で 拘束力も逮捕もされない。
 この歴史年表こそが「メディア」全体であって、判りにくい事に美術手帳だけでは把握出来ない時代になってしまっているんや。まずメジャーとは何だ?って線引きから むずかしい!アンダーグラウンドを気取り好む人もいるし。全国誌でも 東京ばかりの内輪受けメンバーで引き立て合う雑誌も多い。テレビも視聴率も 本当の事なんてわからないんだから。「承知しました。が小学校で大流行」って同局が流し それを見て 遅れてなるか~と不安な子が流行る構図。韓流グンソク君の初来日の空港でのファンは 2,000円と軽食付きバスのバイトだったと言う事実!呼び水?に 今では本物の天然ファンが沢山でしょ、バイトからのファンもいるかもやし。広告代理店が仕組むビジネスがアートに含まれるか否かも 既に判らない時代。ADCからギネスまで 会員制集団でのネームバリュー。
 それでも少しでもプライドを持っているメディアはコンセプチャルなアイデアが関わる種類の物に対し「新しいか 既に有るか?」くらいは判断してくれるんや!より新しいニュースを正しく伝えたい習性も助けて 既に発表した事のある物に 似ている物を 発表したがらない。コストや会社の規模等の事情からスケートファニチャーの特許問題は このメディアのバリアーによって守って頂けているんや。おれには もう一つ「ドラえもんのステンドグラス」に代表される 「ARTとしての変わったステンドグラス作家」と言う この2つの見えない特許で二刀流なんやでぇ~90年代恥ずかしげも無くテレビや雑誌に活動した甲斐があったわ。
 「一般的に認めてもらえるだろうか?パクリと野次られはしないか?」こんなPOPな感覚が何かを発表する様な人には絶対必要な条件!そして その戦いの舞台こそが やっぱりメディアであって、おれの感覚では やっぱり紙。「歴史としての時間の感覚が曖昧なネット系メディアには 紙に印刷してしまう責任の重いメディア程の信用は生まれない」と思うんや。ネットのアーカイブ訂正なんて簡単やし 早くて手軽でも 大事なプレッシャーを背負っていないハンデは 文化を滅ぼすお手軽さに繋がる気がするわ。
 アートに関して、今「民芸」気分が おれのブームで続いている。誰でも手が届く 等身大の 正直な価格で 地道に続ける地味な商品。それらしい格好良いネーミングで企画されるファッション的な クリエイチブの れんじゅう と同じに扱われてしまうのは嫌や!単発アイディアでは無いしぶとさ!本当にこれで生活しています!「餅は餅屋で言う基本営業の餅」の部分が本当に大事だと言う事!とかくアーティストやクリエイターを気取る輩は 単価が安く面倒な小さな餅を普段作らずに 大きな鏡餅の制作依頼ばかりを求めるんやな!それは本来小さな餅を売る為のピーアール広報活動 だったりするのだが「ピーアールしかやらない 店構えしか無い 風船餅屋」が多いんや~これはすぐバレるもので みっともない!確かに開拓する分野の新しい商売に於いて ハッタリの大切さは勿論やけどね。かくいう おれの 変態的な立体ステンドグラスランプが売れまくった事なんて無いんだから~実際に商売になるのは 真面目に実用的な建築用の窓ステンドグラス依頼ばかり。だからこそ今 ストイックに小さな作品の 車のルームミラー用のステンドグラスペンダントをコツコツ作っています。これがまた売れるんや~そして追加注文に嬉しい悲鳴!歯を食いしばって頑張るのです。 
 時代は広告代理店が威張る世界、誰でも脳みそやセンスで稼ぎたがる それなりに楽では無いやろけど末端の制作役に比べたら 楽な役割とも言える。火星人の様な頭脳中心の腕の無い奴ら。正にピーアール広告ばかりを しかも代理でやるんやから どこまでも空洞な存在やね!ヒットの策略やキャスティング、デザインの力も認めるけど 人間としたら みっともない。うつくしくない。文明末路の人間~つるつるした画面をするするなで回し タップ?ボタンを押す筋力まで楽に楽にしようと進むテクノロズィー。「どうかタイムマシンが発明されませんように。眼を閉じるだけで十分です/二階堂」ああ!たとえ流行らずモテなくても、 おれの子供には人間らしい価値観、 原始人の様な感覚、意志を持った戦士に育ってほしいもんだぜベイベ~。




INTO THE MILD 51

2011年12月04日 | INTO THE MILD
 男やもめの寒い土曜日、楽しみにしていたABC放送のドラマ「境遇」に感動!震災後、これだけ意義のあるテレビ番組が流れたのは本当に初めてやないかな?これは9.11テロの後に映画「フライトプラン」に感じた物に通じるメディアの意義、文化の持つ力がまだ残っている証明で テレビにも希望があるんだと感じさせてくれたんや。
 境遇って言葉からしてヤバイな。虫や植物には個々の概念が無いらしいんや、蜂が巣を守る為に身を呈して闘っても、種族全体で生き残れば 個々の死は感じないのだと言う。共同感覚?そんなものを思い出させたわ。自分が蜂に産まれて来た時、兵隊役で産まれたならば文句を言わずに必死で闘うわけで、さんまさんの「さとうきび畑の唄」みたいな事を疑わない訳やろ。巣の掃除係に変更させてはもらえない。その「境界」って「偶然」やからの「境遇」。昔さんまさんの ザワワを観た感触、それはそれで強烈に焼き付いてて、自分に負けて駄目人間を感じる時、幻聴で聴こえてくる曲や!そう言えば 兵隊蜂にも、ちゃっかり怠ける奴や 逃亡する奴もおるんやて。亡くなってもうた談志さんも、落語で「人間の業」を肯定してた。寝ずに研究していた生物科学者が 怠けた蜂を見つけた時、救われたやろうな~そして脳裏には~ザワワ ザワワ鳴ってた思うわ。
 被災者と おれ等、超越した錯覚したわ。被害者と加害者も超越するし、フワッと宇宙に一瞬 溶ける。そんな感覚を青い色で印象的にしていたな~子供も青い服着続けて。希望って、やっぱ虹色では無いんやな!インパクトや注目力はあるけど、ボランチア番組的なイベントで 持続性を考えたら 毎日虹が出ていたらウンザリするかもや。境遇が違う時、妬んでしまうのも業、せやけど 何のきっかけも無しに恨まない筈!違う境遇を見下す、馬鹿にする、そんな野蛮な事がきっかけ。でも、ここが難しい~ドラマ「美しい隣人」でも 人間 他人を傷つけようとして生きる野蛮な人は少なく 誤解も多い。映画「エス」の実験の様に調子に乗る人間の業の結果やな。双方に原因があるにしても この格差社会、勝ち組 負け組 を煽り騒いだ、感覚を貧困にさせた原因はメディアの「お祭り気質」にあると思うわ。上も下もネタに面白く扱い、憧れも見下しも激しく 比較のみで価値観をテレビに託す!自分の眼で耳で判断する感覚を劣化させて風評的に流される。酷い肥料。
 恵まれた環境 境遇は全て「運」おれのイメージでは、広い地面に適当にラッキーカードが ばら撒かれているんや。自分に欲しいカードだけがラッキーと感じる訳やから、欲こいて いらん筈のカードまで集めて無駄にウロウロしてると落し穴ハプニングに遭う。カードは何枚持っても怒られないけど、指は五本やし 使いこなせる背負える量を考えんと、動きのバランス悪くて 落し穴にハマり易い。だから運の概念に 神様の意地悪なんてアホらしい!何億人もいるのに 神様そんなに暇ちゃうやろ、悪い運は自業自得か カルマとして有難く頂けた修行のチャンス。自分には要らんカードでも 一応拾っといて 譲ったり邪魔する奴もいるから、まるでゲームやけど 必要なカードを見分ける力、人生の目的?徹底したイメージがあれば無駄な動きをせず足下も安全に 必ず幸せになれると思う。
 今朝のNHK「ようこそ先輩」で、本気で感動させるサプライズ花束を考える授業。爺ちゃんに渡した少女が言った言葉「本気で喜ばそうとしたら一緒になった」いっしょになった!って表現がええわ!超越したんやわ!なんてザッピングだらけやけど、父親になったから感動屋になってるんか?いやいや、久々に TBSの「塀の中の中学校」以来のナイスドラマやったわ。最近のテレビは酷いから。歌謡界は韓流含め踊りだらけ!パヒューム辺りから?エグザイル株式会社?振り付けって子供用かよ「楽しいと踊る=踊れば楽しくなる」って、おれの嫌いなジャンキーレイバー理論なんかな?「好きだとSEX=SEXすると好き」みたいで野蛮。プレゼン?動く映像に頼り過ぎな時代は眼が急がしくて疲れるわ。
 素晴らしい芸術!「絆」って ひねくれてる おれは軽々しく使われる昨今 嫌いな言葉やったけど、本当の意味の「絆」を具体的に説明してくれた思うわ~ABC放送さんありがとう!「境遇」見逃した方、DVD発売やて~フライトプランもまだの人、9.11目線で隠喩されたメッセージを疑りながら観ると「超越力」がつくかも。あっ、 何や 超越力って!自分で書いておいて、ええ言葉やんかいさ~~! 「そうだ超越力つけよう」本当に身につけると空を飛べるんやで。けど「力」ってとこで野蛮に含まれてあかんかな。のいと に名付けた「帰依」の精神、「宇宙への帰り道」て表現が 今 好きなんや!「宇宙へ超越する力」て自分の物にする 強くなりたい修行僧、行者、山伏 の野蛮さで欲張って 全然違う!「帰れる力」ならええか。この力まない超越力、新しい哲学の時代が来ている様ですわ。






INTO THE MILD 50

2011年11月22日 | INTO THE MILD
 産まれたのは 野依人だけで無く おれ等 父親 母親 も同時に産まれてしまいました。ビックリしてる暇は無く学ぶべき事が沢山!ベテランの先輩ママな あさえ姉ちゃんからのプレゼント本、子育てマニュアルを まずペラっとめくってみます~
 1.赤ちゃんを抱っこします。フムフム、まず抱きますわな~と あれだろ?首が座ってないから何とかなんやろ~、と 順序の1を辿ります、!、な、書いてあるのは「先ず 抱っこする事を赤ちゃんに伝えます。」何と大事な素敵な事!いきなり感動してしまうのです!
 手間のかかるであろう赤ちゃんを オモチャの様にお母さんのペースで世話してしまう事が 巷には多いのではないだろうか?既に人格が生まれたのに まだ本人には解らない、自我は芽生えて無いだろう、と赤ちゃんをバカにしている事は無いだろうか?何か全ての真理の基本を語られている様な気がして驚かされるのです。
 そのとおりやな~本には理由など書いておらず スラッと 当たり前に書いてあるだけやけど、姉ちゃん曰く やる事を伝えると 赤ちゃんが協力してくれてスムーズに進められるんやて。そういったメリットも有りながらも、本人の精神的に受動的な依存しがちな感覚から 能動性を促す部分がスゲーな と話してると、ポーやんは「歯医者で 何も言わずに いきなり歯茎に麻酔注射を打たれた時、凄く腹が立ったんやもん」と。うんうん。もしかしたら歯医者の先生は赤ちゃんの時 何も告げられずに いきなり抱っこされて育ったのかもしれない~人間は された事をするとゆうからね。
 そんな風に1ページ目から こんなやから、おれみたく無駄に哲学の真似ごとをしたくなる奴は考え直させられる素晴らしい教えが ジャンジャン押し寄せて来るんやろうな~とワクワクしています。
 天は我等に素晴らしい師匠をお贈りになった!ああ、先生と生徒まで産まれたんだな~ ありがたやぁ  ありがたやぁ






INTO THE MILD 49

2011年11月14日 | INTO THE MILD
 宇宙キター!病院に到着すると、ポーやんは「こんなにいたいとわ」と のたうちまわっています。机の上には 陣痛のタイムが なぐり書きされ、最後の文字は読めない程!分娩室に移動したポーやんの声を廊下で聞きながら祈ります。~そして平井 堅 似の先生の見込み通りの時刻に 全てが整い、中に呼ばれました。医者エプロンやらフル装備で入ると 汗だくのポーやんが 一休み中!汗を拭き 水を一口飲ませると最後のいきみで、どど~ん!「アギャーアギャー」元気に暴れるツルツルピンク!足はバタバタ走り、手は犬掻きの様に激しく泳ぎ掴む物を探してる!真っ赤な金玉 デカく、青い へそコードは長く メインチューブの周りを正確な螺旋状にサブコードが巻いてあります!あらゆるディテールが鮮やかな色と精密な形で輝いています!驚いた!宇宙すぎる!やばい、宇宙すぎる!おれの頭は真っ白で カラフル過ぎる事や精密過ぎる事を眼に焼き付けながら「うわあぁ~」ばっかり言ってテンパってました。綺麗に拭かれて初オムツを履かせる頃には落ち着いて来て、「これが胎盤やで~」と高く掲げて見せてくれる面白い先生に、すげぇ~って笑っていました。あれはまるで配電盤!プレデターのリュックサックか?てな感じに 何故か電気系のイメージに見えて「何だってこんなにコードを色分けしてあるんやろ」と不思議だらけ。ポーやんも ホッとして想像もつかない達成感に満ちています!胸に乗せて御対面する頃には「痛かった事もう忘れかけてる」と。何より かわいいんや!「自分の子は特別って よく聞くけど、これは本当に一般的にかわいくないか?」と親バカを疑りながらの親バカ発言をし続けてるんや。
 2011年11月10日 6時48分 2880g
 名前は「土屋 野依人」「のいと」 です。由来は「野原に帰依する人」帰依って仏教とかで悟り後に行く平原なんやけど、大抵 真っ白な地平線だけのイメージで 野原の方がいいのになぁ~って事です。二人共、素朴な名前にしたいね~ってプランから 野原のイメージが出て、学生時代に教わった尊敬する評論家の恩師「椹木 野衣」先生の ノイ の音が候補に!将来 読み間違われない事を条件にしていた事、のい だけでは女の子と間違われやしないか?で人が加わり呼びやすく完成したのです。映画、荒野へ「INTO THE WILD」も大きく影響しているね!
 野原には「野」の偉大な適当さがあるよ!雑草が適当に生えたり、たまに花咲いたりとか。毎日の日課になっている 山羊の太郎兵衛を田畑さんちの畑に連れて行くんや。何も作って無い畑は素敵な野原で、ポーやんも おれも 当然 タロちゃんも大好き!休みなく適当に食べ続ける様子を のんびり眺めていると時間は止まり宇宙に浮かんだ野原の惑星のイメージに飛んで行くんだ。国や誰かの所有物ばかりの この世に本物の野原なんて無いけれど、今「野」こそが宇宙やと思うんや。そして出産の宇宙に接触した今、大いなる生物の大義 人類の種族繁栄に関わった時、おれ等は本当の意味でPファンクのジョージ クリントンが言う「ユナイト」したんだぜ!
 人智の及ばない超越が同時にフラッシュ!中から外へ、子が父へ、めり返り 反転 転換。文明がほんの宇宙の一部である事を 拒絶するかの様に人智が宇宙の支配を錯覚する。「わけわからない事をわけわからない事として受け入れる」不思議なコトは不思議なママに!知識の放棄を促す素晴らしいイニシエーション!立ち会い出産まじでオススメやで~ ポーやん本当にお疲れ様!11日は おれの誕生日、1日早く最高に素敵なプレゼントをもらったよ。ありがとう!父ちゃんがんばるぜ!





INTO THE MILD 48

2011年11月09日 | INTO THE MILD
 「嫁が里帰り中の男やもめが、独身貴族として嗜むモーターサイクル道楽!」と カッコ良くキメられる御身分では無い おれは、しょうもない事で悩んだりしてるんや。
 愛車フロンテの右後ろの窓ガラスだけが 茶ばんでて、割れたのか何故かアクリルに差し替えられているのです。開閉の為の金具を取り付けるのが面倒だったのか?ネジでハメ殺し窓になってます。
 いつもの様に必要そうなパーツをオークションでパトロールしていると、出ました!綺麗な窓 左右セットで¥9,000 買えない額ではありません!が、アクリル窓のカッコ良さの事を悩みはじめてしまうのです。苦労して 自分で修理したに違いない傷痕は もはや このボロンテの身体の一部。ピカピカの純正品で復活させるのを好む 博物館タイプの旧車マニアもクールやけど、おれの身の丈には合わない!例え金があっても、金をかけないで技術と工夫で楽しむのがホットロッドの真髄!ガラスよりも軽いアクリル窓はレース感をも感じる!開閉金具は トランクケースに入っていたから、真に受け継ぎ愛するならば 開閉出来る様にしてあげる~とか?けど 前オーナーが、作業に疲れてハメ殺す想像も楽しくて~第一「ハメ殺し」て言葉からして好きなんやな。遠距離恋愛中みたいに下らない相談なんやけど~って電話で相談するんや。そのままでええやん、って言ってもらって だよねぇだよねぇ~って納得 一瞬で解決するんや 不思議。
 ベレットで牽引していたトレーラーを売った金が手元にあったので、冠婚葬祭から もうすぐ産まれるベイベーの お宮参り用に黒い革靴を買わなければ!と、革靴なら英国紳士のトリッカーズが欲しい~と 探していた奴を発見したので、ポーやんに電話相談です。おれの 何でも一生大事にする貧乏性は良いけど、大事にしたくなる銘品へのこだわりは強過ぎて 我ながら面倒なんや。とりあえずの代用品を買うくらいなら、裸足で居たいくらい。高価な手作りの靴は美しく 大好きな靴なら たった1足でも生きてゆけるわ~と異常なフェチっぷりは乙女みたい!~~誕生日も近いし許可を頂き 購入するのです。
 他にも 壊れてるボロンテのカーステレオを新調したくって下見したりしてたけど、これから内祝いや 色んな出費が待っているんやな。この「買い物でストレスを発散する様な気分」は懐かしく、ポーやんが側にいる時には何にも自分の物を買わなかった おれ!寂しいんやな~きっと!そんで、満たしてるんやな~一緒にいると!結婚前も独り暮らしやったのに 優秀な嫁さんの新婚生活を味わった後の独りは、ぜんぜん駄目作や。
 机の上には暇つぶしで入ったリサイクルショップで見つけた ティンカーベル人形、手をかざすと ゆっくり羽根を羽ばたかせながら光るんや!大好きなティンカーベルが生きてる!多分これが原寸大に違いない~って本気で興奮するんやで。そんで ごきげんな美しさの靴を眺めながら お茶漬け食べたりね。靴も一種の乗り物やね~とか。松本零士の「大純情くん」を読み返したり。もや満月とか。

 そうして いよいよ入院したポーやんからの最後の「産まれるから来て」コールを 今、待ってるんや。← 今ココ ってやつ。「たのしんでいけな~」と言うと「ホテル住まいみたいで満喫してま~す」だと。明日か明後日か?犬等はもう預けたし、車のキーは もう刺さってる。やっぱり噂のとおり 男はなんにも出来なくなるもんなんやねんな~