JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 15

2009年06月21日 | INTO THE MILD
 東京での個展設営に上京!久々の原宿はクレイジーだけど、たまには お祭りもテンション上がる~っと 本当は根っからの原宿っ子な自分を確認~って 浮かれてるバヤイで無く、バシっと展示を決めてやりました。
 時は少し前FUCKY NICE の原型制作中、おれの頭の中には「ファットボーイ スリム」が聴こえていたんだ。
 好きなんだよね~彼の「挫折の中ででも作品を発表する姿勢」正直に「挫折を救ったのはドラッグと女」と公言してしまう所も「弱くて駄目な自分をめくり返してサイケアウトし 作品化して昇華」していて可愛い。そんな彼そのものが音楽にギッシリ表れているんだ!「悲しい切なさを、楽しいお祭りにしてしまう魔術師」そんな風に生きるポジティブさが、おれの状況とリンクして たくさん力を貰えたんだ!
 展示BGMの有り/無し について、設置完了間際まで 試しながら悩んだんだ。指に音感センサーを仕込んだから反応も解り易くしたい目的もあるし~と、有りならばコレというプレイリストを流していたら、高い天井から振り落とされるスピーカーやアンプセッティングの性能の良さに楽しくなっちゃって、ディスコ スタイルに決めました!音楽の力ってスゲーのな。
 入口の床には「INITIATION」と。イニシエイションって 今好きな言葉なんだ!人生のハプニング全て、いや魂にとって今生そのものも 通過儀礼と言えるかも。通過儀礼って訳すと固いけど、ジャマイカのラスタ信仰では 爆音ベースDUBの野外ディスコを そう呼んで 汚れた人間を浄化洗礼する儀式なんだって。展示タイトルも ジャマイカのDJ対決を指して呼ばれる「Sound Crash」からの駄洒落だしね。この「体感」にこだわる事が最高!パソコン画面で見れる感じ方と、直接味わう感じ方の感覚の違いって どんどん高性能になるモニター技術でボカされているけど 失ってはいけない人間の機能でしょ!ステンドグラスその物以外では 決して再現出来ない色の波動を 解り易く体感出来る様に展示してあります。
 高い天井からの自然光の変化で、よりドラマチックに映し出す夕方 鑑賞するのがオススメです!陽が暮れてゆくと同時に だんだん大蛇が強く表れて来るし、指のパワーも負けじと強まる様で 蛇vs.指 の対決 死闘も盛り上がってゆきます!昼間見てしまった~という方、まだまだ開催しているので もう一度 夜の様子を覗きに行って下さい。そして「また来た」とノートに書いておいてね!30日までです!よろしく。

 BGM使用曲はファットボーイスリム リミックス と エイフェックスツイン です。ファットボーイスリムがサンプリングした元親の主に当たる ケミカルブラザーズ等がリミックスしていて、そんな「作品のキャッチボール感覚」が微笑ましく普段のアルバムよりも聴き易いのでオススメです。M-1の入場曲は抜いたけどね~当然~