JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

外道を更にはみ出せ!

2007年11月16日 | Weblog
久々に自転車をいじくっています。乗り物にも心があるとして 増え過ぎたマシンを処分して来たけど、畳んであったBMXを組み立てました。きっかけは「Joe Kid on a STING-RAY」というBMX自転車の歴史ドキュメント映画です。チョッパースタイルのハンドルにバナナシートの20インチ子供自転車を やんちゃな乗り方でバイクのモトクロスレースし始めたのがBMXの夜明けだったのです。何の分野でも同じですが、自由になる瞬間というのは感動します!スケートボードでは「DOG TOWN & Z-BOYS」が、バイクでは「ON ANY SUNDAY」です。道を走っていた乗り物が 道を外れて 砂漠や山や はたまた 水の無いプールに走り出す はみだす構造は同じ感覚で、おれにとって人間の性の中で最も好きな興奮する部分です。シュウィン社のスティングレイと呼ばれるタイプが一番メジャーなマシンですが、70年代初めの AMF という アメリカンバイク ハーレーも一時期お世話になった 企業買収対策の救済会社の Renegade という名の自転車です。背教者という意味らしく やんちゃな雰囲気は スティングレイの下のフレームが直線になった感じで、徐々に今のBMXスタイルに変わりかけている途中そのものです。チョッパーハンドルが純正ですが BMXのバーが付いたハンドルに変えたくて探していたら、ありました!変態的なハンドルが!左右のグリップを繋ぐ様に渡ったバーが 前後に2本なのです!話を訊くと「サーフライド」と呼ばれるハンドルのバーの上に立つ技が当時流行り 乗り易い様に作られた昔のハンドル!だそうです。バイクでも走行中にタンクの上に立つ写真を見た事があったので「スケートボードの様に乗り物には上に立ちたくなる生き物なのだな!」と納得して笑ってしまいました。当然ハンドル決定で乗る練習をしています。今流行りのピスト式のフィックスギヤにして曲芸乗りを楽しみたいなと企んでいます。小さい頃、海岸で練習中のBMX親子が後ろに漕いで進んでいるのに衝撃を受けて、家に帰って自分の自転車のギヤをハリガネで固定してみたものの 走れずに挫折した思い出のリベンジです!大人になって訊いたら「後ろに進むタイヤに合わせてペダルを後ろに回していただけじゃない?」だって。そんなスタイル無いらしいから おれが やらなくちゃ!古いバナナシートのBMXフィックス!他にも そろそろ一輪車フィックス野郎とか、流行らない外道な事しなくちゃねっ!