JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

廻り廻って鼠の嫁入り

2007年05月23日 | Weblog
本当に大事な人には文句や注意を言ってしまいますよね、あれ全部自分の事なんだよね。ヤンキー先生って自分がやって来た事ばっかり注意するでしょ、ドラッグ撲滅運動の活動家が元ジャンキーだとか、刑務所で反省して 反省しすぎて怒りだしちゃうとか。当事者の気持ちが解るから親身になって相談してくれたり、活動が成り立つのは解るけど、「好きな事やっても反省すればいいんだ。」と、キリスト教の簡単な懺悔に似て見えてしまう。「おまえに言われても説得力ないよ!」て言われてもしょうがないよね。活動して少しでも自分と同じ過ちを減らせば、自分の罪が減るのか。問題はやり方なんだよね。本当に活動の効果を出したいなら徹底して自分がしてきた罪は隠すべきだと思います。悪い事した奴が堂々とテレビに出てエラそうな事言っちゃうってことは、完全に開き直ってるよ。経験者の看板は無しだな。本当の反省なら必死で隠すか、恥ずかしくて表に出ない筈。結局、誰もが自分の欠点を他人に見つけてイライラする。この法則を意識しているだけで、他人との接し方が大分柔らかくなれると思うのです。「まわりまわってねずみのよめいり~」背中の自分と戦う、こんな映画が昔ありました。自分のコントロールですら四苦八苦してるのに、他人をコントロールするなんて無理です。それぞれが自分で何とかするしかないわけだけど、「ああ、自分の欠点をさらけ出して注意してくれてる!」という見方で怒られれば、にやにやしながら、ちょっと気を付けようって思えるかもしれません...なーんて上手くは中々いかなくて、感情的になってしまうものが「人間だもの」だもの。さて、こうして論じているこの話自体が、実におれの反省的な話で、ちょっと最近イライラしてしまった自分に向けて書かれていた訳です。ふりだしにもどる。