JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

イメージングボード

2007年05月22日 | Weblog
スケートボードに乗った事はありますか?その時頭に乗ってるイメージが浮かびますよね、そのとうりにやれば出来ます。構造がシンプルで、そんなイメージングの力が即かたちになってしまうのがスケートボードなのです。念力で走っていると大袈裟に言えます。少し具体的に説明します。コンクリートの縁石をトラック(車軸パーツ)でゴリゴリと擦るグラインドという技があります。ウィル(タイヤ)で走っている時とは違い、コンクリートの抵抗を受けているのでボードは止まろうとします。止まらない為にはグラインドのイメージをしながらその姿勢をとらなければなりません。「すすめー!」という足です。もしもイメージしていなかったらコンクリートに乗り上げてしまった事故と同じですよね、酷ければ自分だけ飛ばされます。成功したイメージの体の動きをすれば夢が現実になるのです。初めてスノーボードを体験した夜、滑る感覚が残っていて布団の中に何度も体が滑り込み顔が潜って苦しかった事があります 何が動かしているのか?つるっと足が布団から滑り出てしまう不思議現象です。その逆を辿るのです。成功する体感とイメージのカンがぴったり合わさってゆくと、何でも出来る気分になれます。「やればできるんだ!」の大きな革命が、おれにとってはスケートボードだったのです。達成感は挑戦しなければ絶対に味わえないし何も始まりません。赤ん坊な人間が全ての事に挑戦して生きて来れたのは、この「欲」のおかげです。おれも欲との葛藤をよくしているので欲を悪者に仕立てがちですが、こういう見方をすると「何て偉大なる欲なんだろう!」と賛美してしまいます。チャレンジャー欲に どうしてもアメリカ的な野蛮なイメージがついてしまいます。過剰なその欲はエンターテイメント性が高くて驚きの刺激が楽しいんですが、ど日本人のおれはひやひやして指の隙間から見てしまいます。日本の様に四季の無い砂漠で育ったから、相当暇だったのかな?過酷だったからかな?不可能を可能にして来たこの素晴しい人類のパワーだけど、不可能のままでいいもんもある気がするから、また葛藤してしまうなー。GODをつくった人たちだから宇宙一を目指すんだろうなー?あなをそろしや。