JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

NO RESPECT

2007年05月04日 | Weblog
今一番自分の中でヒットしている言葉で、最近毎日着ているカットオフデニムの背中に大きく刺繍しているくらい好きです。出会いはアメリカのアーティストNECK FACEの言葉でした。彼は過激な絵や言葉を街に描いてしまう若いライターで、その純粋なやんちゃぶりが懐かしく輝いて見えるのです。だって30過ぎてKILL YOUR BABYなんて言えないでしょう。最近のファッション界やメディア全てが、どんどん薄っぺらくなっていく事に悩んでいたおれにはNO RESPECT がガチンと光ったのです。リスペクトは元々素敵な言葉なのに、メジャー化してボロ雑巾の様に犯された不運な言葉に思えます。同時に、あらゆる文化が何でも受け入れる、許し合うなかよし教室みたいな時代をリスペクトが象徴しているでしょう。人間は軽々しく尊敬なんて出来ないはずです。クリエイターと名乗る人たちが褒め合いながら無駄に資源と金を使う、末期の文明です。コンピュータやあらゆる技術の庶民化で、何でも出来ると思い過ぎでしょう。何かをつくりだす事がどんなに重い事なのか、何かに軽く流されるのを警告する言葉 NO RESPECT 誤解を恐れず正直に自分の意見を言い合わなければ文明は滅びるでしょう。軽々しく懺悔して許し合うのは特殊な宗教の中だけのルールです。