練習部屋になっている我家の和室のエアコンが突然故障してしまい、さすがに窓を開けて大音量を出すわけにも行かず、外は土砂降りの雨ですし、練習が出来ませんでした。
修理は、月曜日になるそうなので音だしはあきらめ、この機会にレパートリーに使えそうな曲を物色して過ごすことにしました。
で、今日は機材のお話
最近よくメールで機材のお問い合わせをいただきます。
僕がニニ・ロッソのコンサートで圧倒された大迫力の音響に憧れているのと同じように、何を揃えればとりあえず実現できるのかを知りたいといった内容のお問い合わせです。
それで、今回宮城で、実際に使用した機材のお話など書きたいと思います。
機器構成大きな図はコチラ
■今回宮城で使用した機材と個人的感想
パワードミキサー: ベリンガーPMH2000
最近マイナーチェンジし、PMP2000になっています。
以前(PMH)とeffctの音、番号が変わっています。値段も安く、パワーもあり(PMP2000は350W+350W)effectも99パターン内臓しており、オールインワンなのでとても便利です。PMPになってS/N比も改善されているようです。
欠点は、低価格の商品なので各チャンネルにVUメーターが無く、音を聞いて各ボリュームを微調整するしかないため調整に手間取ります。
また、マイナーチェンジしてから日本語マニュアルが簡略化(省略?)され、詳細が分かりにくくなってしまいました。
前回はbinbougakaさん所有のPMPをお借りしたのですが、今回は調整にあまり時間をかけたくなかったので、調整済みのPMHのボリュームをテープで固定して持ち込みました。
今回使用したeffectは、delay+rev(PMHでは77番)です。
CDプレーヤー: SONY VCP-S50
昔は、家電店の店頭なんかでよく宣伝用ビデオCDが流されていましたが、もともとそういう用途の機材のようです。目立って音が良いということもありませんが、丈夫なのが気に入っています。
ちなみに当日使用したカラオケはすべてCD1枚に1曲だけ入れたものを使用しています。
そうすれば、曲順どおりにCDを並べておけばOKですし、終了時にストップボタンで止める必要もありません。
マイク(ボーカル用):シュアー SM58
ライブの定番マイクです。
いつも少人数(カミさんと2人)ですから、手元でON OFFが出来るようスイッチ付きのタイプを使っています。(スイッチノイズも少ないです。)
ワイヤレスシステム(トランペット用): オーディオテクニカ ATW2110
アメリカのサイトから直接購入し、そのままもう5年も使っています。
耐入力が物凄く高く、マイクがついていることを忘れて思い切り吹きまくることが出来ます。
ただし、工場出荷時の設定はトランスミッタ側のレベルが高く、取り付けを工夫しないと音が歪みます。僕はレベルをminまで絞って使用しています。
*スピーカー:ベリンガーB1120×2
音はかなり良いと思います。良く引き締まった音です。低音のボンつきがなくスカッとした、気持ちの良い音作りです。欠点は恐ろしく重いこと、一人でスタンドに載せるには怪力が必要です。
*YAMAHA S12e×2
高域の繊細感はイマイチですが、中域が張り出していて音が良く通ります。
トランペットの音域にはよくマッチしていると思います。
*フロアモニター
SAMSON 型式不明
*フロアモニター用パワーアンプ
RAMSA WP-9110
ビデオカメラ: ビクター GZ-HM1-S
今回大活躍でした。外部マイク入力があることと、K2テクノロジー搭載と言うのに魅かれて最近入手しました。ビクターのK2シリーズのCDの音の良さは定評があります。
実際、かなり良い音で収録できたと思います。
楽器:トランペット YAMAHA YTR634前期型
ニニ・ロッソが1970年代に使用していたものと同型のトランペット、5年前に中古で入手した時は、鳴りがイマイチだったのですが現在絶好調です。
マウスピース RUDYMUCK 19C
これもニニが1970年代に使っていたものと同型のもの、僕には良く合うようで、とても満足しています。これを無くしたらきっともう楽器を吹く気がしなくなると思います。
*印は、binbougakaさん所有の機材で、当日貸していただいたもの、それ以外は持ち込んだものです。
■音の収録について:
今回の音は、パワードミキサー(ベリンガーPMH2000)から抵抗入りケーブルを介して、ビデオカメラ(ビクターGZHM1-S)の外部マイク入力に直接音を入れて収録しました。
最近のビデオカメラはよほどの高級機で無い限り、ライン入力というのものが付いていません。
それどころか外部マイク入力さえごく一部の機種にしかありません。
小さくて軽く、映像はハイビジョンで凄くきれいなのに、音は出鱈目というカメラが多いのは困った傾向です。
僕のカメラにもライン入力はないので、困ったと思っていたら、「抵抗入りケーブル」なるものがあって、これを使うとパワードミキサーのライン出力からマイク入力に直接音を入れることが出来ます。
ケーブルはソニーのものを使用しました。
この種のケーブルは、内蔵されている抵抗の質が音を左右することになりますから良いものを使いたいところです。試しに別のメーカーのものと2本買って比べてみたのですが、音が全然違うのにビックリしました。
もうひとつ困ったのは、会場の音を収録する経路がないこと、拍手や掛け声も収録したいのですが、経路がありません。唯一の経路は手元のボーカル用のマイクだけです。
今回はこれを常時入れっぱなしにして収録しましたが、マイクは客席に対して反対を向いているので、ごく小さな音にしか拾いません。
客席にマイクを向けて積極的に音を拾うとスピーカーから拍手の音が出てしまいますからこれも困ります。
マルチトラックレコーダーを持ち込もうかとも思ったのですが、機材が増えると自分で調整しなければならないので、気になって演奏に集中できなくなります。
ということで今回は、シンプルにビデオカメラ一本で収録ということにしましたが、このカメラ、音がかなり良く、とても重宝しました。
修理は、月曜日になるそうなので音だしはあきらめ、この機会にレパートリーに使えそうな曲を物色して過ごすことにしました。
で、今日は機材のお話
最近よくメールで機材のお問い合わせをいただきます。
僕がニニ・ロッソのコンサートで圧倒された大迫力の音響に憧れているのと同じように、何を揃えればとりあえず実現できるのかを知りたいといった内容のお問い合わせです。
それで、今回宮城で、実際に使用した機材のお話など書きたいと思います。
機器構成大きな図はコチラ
■今回宮城で使用した機材と個人的感想
パワードミキサー: ベリンガーPMH2000
最近マイナーチェンジし、PMP2000になっています。
以前(PMH)とeffctの音、番号が変わっています。値段も安く、パワーもあり(PMP2000は350W+350W)effectも99パターン内臓しており、オールインワンなのでとても便利です。PMPになってS/N比も改善されているようです。
欠点は、低価格の商品なので各チャンネルにVUメーターが無く、音を聞いて各ボリュームを微調整するしかないため調整に手間取ります。
また、マイナーチェンジしてから日本語マニュアルが簡略化(省略?)され、詳細が分かりにくくなってしまいました。
前回はbinbougakaさん所有のPMPをお借りしたのですが、今回は調整にあまり時間をかけたくなかったので、調整済みのPMHのボリュームをテープで固定して持ち込みました。
今回使用したeffectは、delay+rev(PMHでは77番)です。
CDプレーヤー: SONY VCP-S50
昔は、家電店の店頭なんかでよく宣伝用ビデオCDが流されていましたが、もともとそういう用途の機材のようです。目立って音が良いということもありませんが、丈夫なのが気に入っています。
ちなみに当日使用したカラオケはすべてCD1枚に1曲だけ入れたものを使用しています。
そうすれば、曲順どおりにCDを並べておけばOKですし、終了時にストップボタンで止める必要もありません。
マイク(ボーカル用):シュアー SM58
ライブの定番マイクです。
いつも少人数(カミさんと2人)ですから、手元でON OFFが出来るようスイッチ付きのタイプを使っています。(スイッチノイズも少ないです。)
ワイヤレスシステム(トランペット用): オーディオテクニカ ATW2110
アメリカのサイトから直接購入し、そのままもう5年も使っています。
耐入力が物凄く高く、マイクがついていることを忘れて思い切り吹きまくることが出来ます。
ただし、工場出荷時の設定はトランスミッタ側のレベルが高く、取り付けを工夫しないと音が歪みます。僕はレベルをminまで絞って使用しています。
*スピーカー:ベリンガーB1120×2
音はかなり良いと思います。良く引き締まった音です。低音のボンつきがなくスカッとした、気持ちの良い音作りです。欠点は恐ろしく重いこと、一人でスタンドに載せるには怪力が必要です。
*YAMAHA S12e×2
高域の繊細感はイマイチですが、中域が張り出していて音が良く通ります。
トランペットの音域にはよくマッチしていると思います。
*フロアモニター
SAMSON 型式不明
*フロアモニター用パワーアンプ
RAMSA WP-9110
ビデオカメラ: ビクター GZ-HM1-S
今回大活躍でした。外部マイク入力があることと、K2テクノロジー搭載と言うのに魅かれて最近入手しました。ビクターのK2シリーズのCDの音の良さは定評があります。
実際、かなり良い音で収録できたと思います。
楽器:トランペット YAMAHA YTR634前期型
ニニ・ロッソが1970年代に使用していたものと同型のトランペット、5年前に中古で入手した時は、鳴りがイマイチだったのですが現在絶好調です。
マウスピース RUDYMUCK 19C
これもニニが1970年代に使っていたものと同型のもの、僕には良く合うようで、とても満足しています。これを無くしたらきっともう楽器を吹く気がしなくなると思います。
*印は、binbougakaさん所有の機材で、当日貸していただいたもの、それ以外は持ち込んだものです。
■音の収録について:
今回の音は、パワードミキサー(ベリンガーPMH2000)から抵抗入りケーブルを介して、ビデオカメラ(ビクターGZHM1-S)の外部マイク入力に直接音を入れて収録しました。
最近のビデオカメラはよほどの高級機で無い限り、ライン入力というのものが付いていません。
それどころか外部マイク入力さえごく一部の機種にしかありません。
小さくて軽く、映像はハイビジョンで凄くきれいなのに、音は出鱈目というカメラが多いのは困った傾向です。
僕のカメラにもライン入力はないので、困ったと思っていたら、「抵抗入りケーブル」なるものがあって、これを使うとパワードミキサーのライン出力からマイク入力に直接音を入れることが出来ます。
ケーブルはソニーのものを使用しました。
この種のケーブルは、内蔵されている抵抗の質が音を左右することになりますから良いものを使いたいところです。試しに別のメーカーのものと2本買って比べてみたのですが、音が全然違うのにビックリしました。
もうひとつ困ったのは、会場の音を収録する経路がないこと、拍手や掛け声も収録したいのですが、経路がありません。唯一の経路は手元のボーカル用のマイクだけです。
今回はこれを常時入れっぱなしにして収録しましたが、マイクは客席に対して反対を向いているので、ごく小さな音にしか拾いません。
客席にマイクを向けて積極的に音を拾うとスピーカーから拍手の音が出てしまいますからこれも困ります。
マルチトラックレコーダーを持ち込もうかとも思ったのですが、機材が増えると自分で調整しなければならないので、気になって演奏に集中できなくなります。
ということで今回は、シンプルにビデオカメラ一本で収録ということにしましたが、このカメラ、音がかなり良く、とても重宝しました。
昨夜、”ネバーアゲイン”は”スペイン民謡の”追憶”であった事を検索して想い出しました。追記:三日前から腰痛再発でキツイです。
今回の機材はフルセットで、もちろんこのセットをいつも持ち込んで演奏しているわけではありません。
病院での演奏なんかでは、もっと簡易な構成でやっています。
YAMAHAのPAS300一発だけでやることもあります。
http://proaudio.yamaha.co.jp/products/pa_systems/stagepas300/index.html
リバーブの質はイマイチですが、簡易型のPAセットとしては結構使えます。
お身体お大事になさってくださいませ。
追加説明させていただきます。
今回使用のSAMSONのフロアモニターは、「RS12M」でウーハー30cmの物です。昨年はRAMSAの「WS-A80」を使用しましたが、ウーハー20cmで余裕がなかったので、変更しました。ただ変更しても、大きな音量の時に歪むようで、パワーアンプに問題あるのかもしれません。
私が用意したものは、パワードミキサー以外、中古品で、普通PA機器として高額を想像してしまいますが、とてもコストパフォーマンスに優れた機材です。
また海外の廃盤レコードのネット通販に、色々と注文しました。ドイツからは現地で大ヒットとなった"Das Grosse Wunschkonzert"シリーズの最初の3枚と、アルゼンチンからは"America Latina""Ciak"が届きました。驚いたのは収録曲の"Don't Cry For Me Argentina(アルゼンチンよ泣かないで)"はアルゼンチン盤では、タイトルのArgentinaが削除されているのです。この曲が主題歌になっている、アルゼンチンの大統領夫人エヴァ・ペロンの伝記ミュージカル「エヴィータ」は、そのエヴァへの批判的な描き方からアルゼンチンでは上演されませんでしたが、ここまでとは・・・と思いました。
やっぱりロッソさんのレコードは、イタリア制作盤のほうが聴きごたえがあります(「嘆きの天使・ライヴ」のような例外もありますが・・・)。日本制作盤「ふるさとの詩情」「エクソシストのテーマ」などでは、レコードのライナーノーツにまで「ロッソの演奏は物足りない」などと書かれているのを見ると、本当にビクターはただただ金儲けのためだけだったのかと思ってしまい、怒りがこみ上げてくるのです。
教えていただきたいこと・・・・今お使いのワイヤレスシステムですが、マイクロフォンはどちらのものをお使いですか?
気の向いたときのお教えください。Take easy.
励ましのお言葉ありがとうございます。
私が使っていたワイヤレスシステムは、オーディオテクニカのATW2110というセットで、ワイヤレスマイク、携帯送信機、受信機がセットになったものです。
現物のマイクを調べてみたのですが型番が書いてありませんでした。
恐らく、PRO35XcWと同じではないかと思います。
海外のサイトで6年前に購入しました。
耐入力がとても高く、周辺の音も拾いにくく、デザインも良く、とても気に入っていたのですが、最近調子が悪くなってしまい、ノイズが載るようになったので、AKGのWMS400というセットに変更しました。
AKGのほうが音質はクリアだと思いますが、耐入力、周辺の音の拾いにくさはオーディオテクニカのほうが上で、一長一短です。
先週歯槽膿漏のため上前歯を抜き、ラッパ人生も終わりかと意気消沈している元プロの演奏家です。今日偶然目にとまり演奏聞かせていただいています。
機材にすごく興味ありましたが、解説があり参考になりました。私はパソコンにカラオケを入れて小型スピーカーで再生しています。
久々にニニ・ロッソ聞きたくなりました。
こんにちは、当ブログへのご訪問ありがとうございます。
元プロの方にお褒めいただけて光栄です。
上前歯、抜歯とのこと、私に何かアドバイスのひとつでもきれば良いのですが・・、私には経験の無いことなので、無責任な事は言えませんが、Jettoneからこんなものが出ています。もしかするとと思い、URLを書いておきます。。
http://www.wwbw.com/Jet-Tone-Lip-Protector-473028-i1437135.wwbw
今後とも当ブログを宜しくお願い致します。
機材のページに関係の無い話題に触れまして申し訳ありませんでした。歯の経過は気が向きましたら自分のブログにでも書いてみたいと思います。又URLの紹介もありがとうございました。
http://playtp.blogspot.jp/
ところで機材ですが、色々とネットで調べてみましたが私の使い方ではPMP1000というのが良さそうですね。最近は低価格でいい機材があるのですね。
今後ともよろしくお願いいたします。