マスタリング

僕は週末の休みに、トランペットを吹いているのですが、そのとき必ず何曲か録音をします。
トランペットという楽器は常に奏者を苦しめる楽器で、時には音を出すことが精一杯で歌うことを忘れてしまいそうなことがあります。
そういうときには、演奏中に演奏の良し悪しを冷静に判断することはほとんど不可能です。
（少なくとも僕には・・）
そこで、録音をして、演奏直後に聴くことで練習の効率を上げることが出来ます。

クリフォード・ブラウンは、バンドのメンバーと練習する時には、レコーダーをまわしっぱなしだったといいます。
それは彼の師匠が、「必ず録音しろ」と指導したためだといわれています。

このブログに掲載している「僕の音」はそんな練習の音です。

最近ご訪問いただく方も増えてきたので、midiでつくったカラオケをもう少し生々しく聞かせられないか、とか、単にリバーブがかかっているかどうかではなく、演奏の空気感みたいなものが記録できないか、などと思っていました。
ニニ・ロッソの録音はこのあたりは良く出来ていて、どれも充分な広さを感じられる仕上がりです。

要は、僕も「マスタリング」をしたいと言うことです。

市販されているCDと、自宅などでの録音との音の違いは、もちろん機材のレベルが圧倒的に違うことは当然ですが、それ以外にこの「マスタリング」によるところが大きいといわれています。
僕のような素人が簡単にマスタリングを行うことができるソフトが無いかとあれこれ探していたのですが、つい最近、良さそうなソフトを見つけました。
しかも何と！無料です。

サウンドエンジンフリー↓
http://www.cycleof5th.com/products/soundengine/

音場の広さや、質感、空気感の調整が簡単に出来ます。
先に掲載した、「スノーパーク」「THE WINNER TAKES IT ALL」は、録音後に試しに、これで処理してみたものです。
もう少し使いこんでみないとなんとも言えませんが、結構使えそうです。