今日も気分はニニ・ロッソ

私J.Yasudaがニニ・ロッソの思い出など、思いつくままに語ります。
mail:ciaonini@goo.jp

共演

2010年05月16日 21時05分48秒 | ニニの演奏・奏法など
宮城での演奏会が近づいているため、週末は練習に没頭しています。
演奏会では10数曲を演奏するわけですから、とにかく全曲を通すことを何度もやっておかないとどうしようもありません。
練習の不足は、耐久力にもろに影響します。
毎日練習していてさえ、ソロの演奏会本番をこなすのはは難しいものです。せめて、週末には、思いきり身体をいじめておかないと、乗り切れるはずはありません。

というわけで、今日の「僕の音」はお休みです。
先週のゴールデンウィークに2曲アップしたということで、今回はご勘弁ください。

で、今回はニニ・ロッソのお話。

ニニの永遠のアイドルはルイ・アームストロングでした。
ニニは、終戦後ラジオから流れるルイの音を貪るように聞き、何とか少しでもルイに近づきたいと願って練習に励んだといいます。
僕がニニに少しでも近づきたいと願っているのと同じように、ニニにもアイドルがいたのです。
ニニは、1962年、ちょうど「夕焼けのトランペット」が発表された頃、また長年の大恋愛の末シルビア夫人と結婚した頃、憧れのルイ・アームストロングと共演をする機会に恵まれました。

ニニは、当時のことをこう言っています。
「あの頃の私は、成功を求めて意欲に燃えている時期だったと思います。共演ではお互いにすべてをぶつけあい、終った後の爽快感は言葉にできないほどでした。ルイはテクニック的にも素晴らしかったのですが、何より感動したのは、素顔の彼が思いやりのある心の大きな人だったこと、音楽性の素晴らしさや豊かさは、演奏するものの人間性を反映するものだという事を私はルイから学びました。」

そして・・・その時の貴重な演奏が残っています。
2番目に吹いているのがニニです。
このCD(レコード?)欲しいなあ・・↓↓



今年も宮城で演奏会をさせていただきます。ただいま予約受付中!↓↓↓
--------------------------------------------------------------------
タイトル  :星空とトラペットの夕べ2010
日時    :2010年6月5日(土)開場18:00 開演18:30
場所    :宮城県大崎市古川稲葉字亀の子111-1「パレット大崎」プラネタリウム
お問合せ  :パレット大崎 生涯学習センター」TEL0229-91-8611
予約受付・チケット配布開始:4月21日(水)より受付先着順 150名様
電話での申し込み可
演奏予定曲:夜空のトランペット、皆殺しの歌、道化師他15~6曲
会場掲載のポスターはコチラ
--------------------------------------------------------------------

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 僕の音 Relax | トップ | 心より御礼申し上げます。 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんじゃこりぁ! (トランペットbar)
2010-05-16 22:11:20
これまたすごい音源があったもんですね。
サッチモ!やっぱり音の輝きが際立って凄いっす。Godを前にしてか、さすがのニニもフレーズがちょっと緊張気味に聴こえるんですけど・・・でもホントこのCDがあるんだったら欲しいです。

もうすぐ宮城でお会いできますね。
今回は大阪から飛行機で仙台へ行って、そのまま会場に向かいます。

またまたいろいろ沢山話しましょうね!
よろしくです。

サウンド命! (J.Yasuda)
2010-05-16 22:51:38
トランペットbar様

ルイのサウンドというのは、何か「凄み」みたいなものを感じます。
音量も輝きも圧巻です。

この頃のルイに比べると、最近のトランペット吹きは、まるで「笛吹き」のようです。

「トランペットいうのは、笛じゃないんだ。こういう風に吹くものだ。」
と教えてくれているようです。

同感です (トランペットbar)
2010-05-17 01:14:55
ここ近年特にジャズ系でトレンドになってますけど、やたらとフィンの付きまくった、こてこてヘヴィウェイトに仕立てられたラッパは、何か響くのを押さえつけたような音に聞こえてしまいとても苦手です。金管というより木管みたいな音。

こんな事言うと、ほんちゃんで吹いてる方々には楽器に対する認識が甘いなどと言われちゃいそうですが、やはりトランペットたるもの朗々と響き渡ってくれないとつまらないですよーだ。
やっぱり光ってないと・・ (J.Yasuda)
2010-05-17 16:50:43
トランペットbar様

僕もサテン仕上げで、あちこちにフィンのついた楽器の音はあまり好きではありません。

音も楽器も輝いてないと・・というのが僕の流儀です。

トランペットとヴォーカル (kaz)
2010-05-18 21:32:37
サッチモもトランペッター兼ヴォーカリストでしたが、ロッソさんもそうでしたね。「夜空のトランペット」以前の初期の曲が収録されたイタリア盤CD"Ballata Della Tromba"(BMG Ricordi 74321 89508 2)を入手しましたが、初期の曲はヴォーカル入りの曲が多いですね。「青春のトランペット」「トランペット・タムレ」などCDでは入手困難な曲も入っており、気に入っています。

海外ネット通販からもいろいろと集めましたが、面白いテイクを発見しました。65年にイギリスのPyeレコードから発売された4曲入りEP"Il Solenzio"(Durium DRE52003)に収録の「夜空のトランペット」には、間奏のイタリア語の「語り」が入っていないのです。同年の同名のイギリス盤LP(DRL50011)のテイクは、語り入りです。
面白い (J.Yasuda)
2010-05-18 23:39:31
kaz様

面白いですね。
さすらいのマーチに歌なしバージョンがあるのは知っていましたが、夜空のトランペットのナレーションなしは知りませんでした。

あと、夜空のトランペットには歌が入っているバージョンが存在するようです。

国内発売が3バージョンありますから、計5つのバージョンがあることになりますね。
ナイス! (知覧の住人)
2010-05-21 15:07:11
まさに夢の共演、競演ですね。サッチモのお面を被り1985年、新宿厚生年金会館で演奏しているニニが思い出されます。敬愛してならないルイ アームストロング、ニニも感動したかとおもいます。大崎はガンガンやってくださいませ。

コメントを投稿

ニニの演奏・奏法など」カテゴリの最新記事