このブログで、何度も「シズコの詩集から」とサブタイトルをつけて、自作の詩を書いてきた。
「詩集から」と書いてるけど、ほとんどはその日に書き上げてブログに載っけている。
その後「詩」とタイトルくっつけてフロッピーに溜めている。
「詩」らしいものは大学生の頃から書いていた。
フロッピーに溜め始めたのは、2000年頃から。仕事を辞めてからだと思う。
数えてみると、40を超している。(何?年齢と同じだってが?)
しみじみ読み返して、自分で書いて気に入っている詩っていうのを読んでちょっと驚いた。
「『けっこうしみったれ』た詩」が好きだ。
わかりやすく言ったら「恋」の詩を書く時は、圧倒的に「失恋してうじうじ」の詩が多いけど、そういう詩を、私は結構気に入っている。
ぐじゃぐじゃ、めそめそしている自分って、私の中では結構いとおしい。
人も、そうじゃなかろうか?
その人を好きになった理由って、いろいろあるんだろうけど、その人の「みっともない部分がいとおしい」と思えるのは、かなり幸せのように思える。
良い詩に沢山出会ったのは「合唱」をしていたから、が大きい。
私は11才から合唱を始めたので、今年であしかけ31年歌っている事になる。
その中で様々な詩に出会った。
中学3年のとき、NHK合唱コンクールの課題曲の詩は「美しい鐘が」という詩だった。
新川和江という人の詩だ。
こんな詩だったと思う。
「美しい鐘が この世のどこかにつるされていて
ほっかりと 花が開き・・・・」
私はこの「ほっかりと花が開き」のフレーズに、「うーん」とうなった。
花が「ほっかりと開く」と表現できることに、感動した。
もっと小さい時の詩の記憶は「水の匂い」という合唱曲。
作詞が阪田寛夫さんだった気がするけど、多分。
「水が匂う あたたかく 甘く
不思議に いつも匂い出す 夕焼けのころには
こうもりが飛ぶ その影も黒く
みんなが少し優しくなる
みんなに少し優しくしたくなる
水が匂う 紅色の雲の
呼んでる声が響いてる 夕焼けのころには
夕焼けの ころ には」
私のうろ覚えの記憶だけど(小学校5年の時歌った歌なので。)最後のフレーズの
夕焼けの ころ には
これははっきりと覚えている。「ころ」がひらかなで、そこだけ分離して強調されているのが印象深かったから。
水が匂うのか?と単純に思った。
歌詞全体が、私の当時の夕暮れの風景と全く一致していたので、強烈な印象を残している。
黒いこうもりの影。紅色と濃い藍色が混じった夕暮れの空。
合唱を通して、私は言葉の醸し出す「何か」を既に感じ取っていたのかな?と思った。
北原白秋、吉野弘、高野喜久雄、北岡淳子、岸田衿子・・・etc。
詩人と言うのは、言葉を紡ぐ人なのだなあと思う。
私も言葉を紡ぎたい。
オヤスミナサイ。
「詩集から」と書いてるけど、ほとんどはその日に書き上げてブログに載っけている。
その後「詩」とタイトルくっつけてフロッピーに溜めている。
「詩」らしいものは大学生の頃から書いていた。
フロッピーに溜め始めたのは、2000年頃から。仕事を辞めてからだと思う。
数えてみると、40を超している。(何?年齢と同じだってが?)
しみじみ読み返して、自分で書いて気に入っている詩っていうのを読んでちょっと驚いた。
「『けっこうしみったれ』た詩」が好きだ。
わかりやすく言ったら「恋」の詩を書く時は、圧倒的に「失恋してうじうじ」の詩が多いけど、そういう詩を、私は結構気に入っている。
ぐじゃぐじゃ、めそめそしている自分って、私の中では結構いとおしい。
人も、そうじゃなかろうか?
その人を好きになった理由って、いろいろあるんだろうけど、その人の「みっともない部分がいとおしい」と思えるのは、かなり幸せのように思える。
良い詩に沢山出会ったのは「合唱」をしていたから、が大きい。
私は11才から合唱を始めたので、今年であしかけ31年歌っている事になる。
その中で様々な詩に出会った。
中学3年のとき、NHK合唱コンクールの課題曲の詩は「美しい鐘が」という詩だった。
新川和江という人の詩だ。
こんな詩だったと思う。
「美しい鐘が この世のどこかにつるされていて
ほっかりと 花が開き・・・・」
私はこの「ほっかりと花が開き」のフレーズに、「うーん」とうなった。
花が「ほっかりと開く」と表現できることに、感動した。
もっと小さい時の詩の記憶は「水の匂い」という合唱曲。
作詞が阪田寛夫さんだった気がするけど、多分。
「水が匂う あたたかく 甘く
不思議に いつも匂い出す 夕焼けのころには
こうもりが飛ぶ その影も黒く
みんなが少し優しくなる
みんなに少し優しくしたくなる
水が匂う 紅色の雲の
呼んでる声が響いてる 夕焼けのころには
夕焼けの ころ には」
私のうろ覚えの記憶だけど(小学校5年の時歌った歌なので。)最後のフレーズの
夕焼けの ころ には
これははっきりと覚えている。「ころ」がひらかなで、そこだけ分離して強調されているのが印象深かったから。
水が匂うのか?と単純に思った。
歌詞全体が、私の当時の夕暮れの風景と全く一致していたので、強烈な印象を残している。
黒いこうもりの影。紅色と濃い藍色が混じった夕暮れの空。
合唱を通して、私は言葉の醸し出す「何か」を既に感じ取っていたのかな?と思った。
北原白秋、吉野弘、高野喜久雄、北岡淳子、岸田衿子・・・etc。
詩人と言うのは、言葉を紡ぐ人なのだなあと思う。
私も言葉を紡ぎたい。
オヤスミナサイ。