久しぶりに起きて「ばあちゃんの見舞いに行こう」と母に誘われた。
ばあちゃんとは、この画像のうさ子を置いてきた、あのばあちゃんである。母の母。母方の祖母です。
今日行ったら、寝てた。お昼ご飯になっても起きない。
「ばあちゃん!ご飯だよ!」と呼んでも呼んでも起きない。
看護士さんが来て「○○さん(祖母の名前!)ご飯食べましょう!」と言っても目を閉じている。まずベッドを起こして体だけでも起こさせて看護士さんは、目を閉じているばあちゃんに流動食を流し込んで食べさせてくれた。「流し込んで」とはばあちゃんに悪いけど、そうしないと食べてくれないのだ。「代わります」と、食事係り?の私が代わった。流動食に粉薬を混ぜて食べさせる。しかし、寝ている人に食べさせるのはしんどい。母が耳元で「ばあちゃん!ばあちゃん!口開けてケロ」と呼びかけて、私がその隙(呼ぶと開けてくれるのである。)を狙って、流動食をするり!っと流し込む感じ。助かったのは目をつぶっていても、なんとか飲み込んでくれたこと。10分の2くらいしか食べさせてあげられなかったけど、看護士さんが「もうそのくらいで、大丈夫ですよ」と言ってくれたので、食べさせるのをやめて、ベッドを倒した。この間、ばあちゃんは眠りっぱなしである。
一時間くらいいたが、それでも寝ているので、一旦昼食を食べに外に出た。けれどラーメン食べながらどちらともなく「もう一回行くか?」「ばあちゃんの起きた顔、見たいずね。」と言って、病院へ戻った。ことさら母は「これが最期だったなんて嫌だ」と言う感じだった。私も実はそうだった。
相変わらずばあちゃんは寝ていた。
「ばあちゃん!ばあちゃん!」もう一回呼んだら、今度はパチっと目を開けて、私と母を見てニコニコ笑った。そして「良く来たなあ」とはっきり言った。
「さっきも来たんだよ」と母が言う。「ばあちゃん、腹へってないか?ブドウ食うか?」と聞いた。ばあちゃんの大好物はブドウで、一人でこれは食べられるのだと言う。食べると言うので、母が急いで冷蔵庫からブドウを一房出してきた。
「ばあちゃん、ブドウだよ」と私が出すと、一人で上手に取って食べ、器用に皮を出すのである。そして「んまい、んまいブドウだなあ」と大ニコニコで食べる。
あんまり大声で「んまいなあ」と言うので、向かいで世話をしていた看護士さんが「こんなに食べられるんだったら、ご飯も一人で食べれるのんねが?」と笑いながら言ってくれたくらいである。ブドウは一房まるまる食べそうなので、母がストップをかけた。半房残して、「もう終わりだよ。ごっつぉさまだ」と私が言ったら、また別人のようにばあちゃんはコトン、と眠り始めた。
その後が、ちょっと体温が低くなってきたので、母と二人ちょっと青くなった。
看護士さんを呼んだが「もうね、これがいつもの状態なのよ。なんていってももう、お年だからね。(97歳)こうして、側にいてあげて、好きなもの食べさせてあげてください」と言われた。なんだか急にばあちゃんが弱ってきたようで、迷った末母の実家のいつも介護をしてくれている伯父伯母に電話をした。伯父伯母も忙しい中、縫うようにして夕方来てくれた。今日見た状態をいろいろ話したら「この年だと、もうこんなものなんだ」と伯父が言った。「んだの。家でもこんな感じだっけのよ」と伯母。この伯父伯母が最後まで家で介護してくれたから、ばあちゃんもここまで来れたんだと思う。伯父さん、伯母さん、ありがとう。
「ばあちゃん、明日も来るからな」と言ったらはっきりと、「ああ、また来いな。」と言ってくれた。母と二人で、「これからはできるだけ、ばあちゃんのそばにいようね」と話して帰ってきた。
側にいても、手を握ったり、ご飯を食べさせてあげたりしか出来ないけど、明日も母と一緒にばあちゃんに会いに行ってきます。
うさ子は、今日はばあちゃんの隣りに寝ていた。
うさ子、ちゃんとばあちゃんを看ててな。
そして神様、ばあちゃんに平安をお与えください。
ばあちゃんが夜さみしくないように。ぐっすり眠れますように。
ご飯も食べられますように。
どうぞばあちゃんと、家族、親戚一同の平安のためにお祈りください。
ばあちゃんとは、この画像のうさ子を置いてきた、あのばあちゃんである。母の母。母方の祖母です。
今日行ったら、寝てた。お昼ご飯になっても起きない。
「ばあちゃん!ご飯だよ!」と呼んでも呼んでも起きない。
看護士さんが来て「○○さん(祖母の名前!)ご飯食べましょう!」と言っても目を閉じている。まずベッドを起こして体だけでも起こさせて看護士さんは、目を閉じているばあちゃんに流動食を流し込んで食べさせてくれた。「流し込んで」とはばあちゃんに悪いけど、そうしないと食べてくれないのだ。「代わります」と、食事係り?の私が代わった。流動食に粉薬を混ぜて食べさせる。しかし、寝ている人に食べさせるのはしんどい。母が耳元で「ばあちゃん!ばあちゃん!口開けてケロ」と呼びかけて、私がその隙(呼ぶと開けてくれるのである。)を狙って、流動食をするり!っと流し込む感じ。助かったのは目をつぶっていても、なんとか飲み込んでくれたこと。10分の2くらいしか食べさせてあげられなかったけど、看護士さんが「もうそのくらいで、大丈夫ですよ」と言ってくれたので、食べさせるのをやめて、ベッドを倒した。この間、ばあちゃんは眠りっぱなしである。
一時間くらいいたが、それでも寝ているので、一旦昼食を食べに外に出た。けれどラーメン食べながらどちらともなく「もう一回行くか?」「ばあちゃんの起きた顔、見たいずね。」と言って、病院へ戻った。ことさら母は「これが最期だったなんて嫌だ」と言う感じだった。私も実はそうだった。
相変わらずばあちゃんは寝ていた。
「ばあちゃん!ばあちゃん!」もう一回呼んだら、今度はパチっと目を開けて、私と母を見てニコニコ笑った。そして「良く来たなあ」とはっきり言った。
「さっきも来たんだよ」と母が言う。「ばあちゃん、腹へってないか?ブドウ食うか?」と聞いた。ばあちゃんの大好物はブドウで、一人でこれは食べられるのだと言う。食べると言うので、母が急いで冷蔵庫からブドウを一房出してきた。
「ばあちゃん、ブドウだよ」と私が出すと、一人で上手に取って食べ、器用に皮を出すのである。そして「んまい、んまいブドウだなあ」と大ニコニコで食べる。
あんまり大声で「んまいなあ」と言うので、向かいで世話をしていた看護士さんが「こんなに食べられるんだったら、ご飯も一人で食べれるのんねが?」と笑いながら言ってくれたくらいである。ブドウは一房まるまる食べそうなので、母がストップをかけた。半房残して、「もう終わりだよ。ごっつぉさまだ」と私が言ったら、また別人のようにばあちゃんはコトン、と眠り始めた。
その後が、ちょっと体温が低くなってきたので、母と二人ちょっと青くなった。
看護士さんを呼んだが「もうね、これがいつもの状態なのよ。なんていってももう、お年だからね。(97歳)こうして、側にいてあげて、好きなもの食べさせてあげてください」と言われた。なんだか急にばあちゃんが弱ってきたようで、迷った末母の実家のいつも介護をしてくれている伯父伯母に電話をした。伯父伯母も忙しい中、縫うようにして夕方来てくれた。今日見た状態をいろいろ話したら「この年だと、もうこんなものなんだ」と伯父が言った。「んだの。家でもこんな感じだっけのよ」と伯母。この伯父伯母が最後まで家で介護してくれたから、ばあちゃんもここまで来れたんだと思う。伯父さん、伯母さん、ありがとう。
「ばあちゃん、明日も来るからな」と言ったらはっきりと、「ああ、また来いな。」と言ってくれた。母と二人で、「これからはできるだけ、ばあちゃんのそばにいようね」と話して帰ってきた。
側にいても、手を握ったり、ご飯を食べさせてあげたりしか出来ないけど、明日も母と一緒にばあちゃんに会いに行ってきます。
うさ子は、今日はばあちゃんの隣りに寝ていた。
うさ子、ちゃんとばあちゃんを看ててな。
そして神様、ばあちゃんに平安をお与えください。
ばあちゃんが夜さみしくないように。ぐっすり眠れますように。
ご飯も食べられますように。
どうぞばあちゃんと、家族、親戚一同の平安のためにお祈りください。
一日一日を平安な心で過ごすことが出来ますように
願わくば シズたんのおばあちゃんが
元気モリモリ食べられるようになって
アブラハムのように
現世でみんなと幸せを紡ぐ時間を
存分にお与え下さいますように Amen +