・6月のカレンダーに青い花天使を眺めてうつろな私
(ろくがつの かれんだーにあおいはな てんしをながめて うつろなわたし)
・白陶器天使に語る君のその流れる血の色やはり青いか
(しろとうき てんしにかたる きみのその ながれるちのいろ やはりあおいか)
・藍き花仰いで二人に黙祷す波多野秋子と与謝野晶子に
(あおきはな あおいで ふたりにもくとうす はたのあきこと よさのあきこに)
追伸:前に書かせて頂いた映画「華の乱」DVD購入して観ました。
その後、その映画の原作となった「夢のかけ橋」永畑道子著を読んでいます。
その本によると、与謝野晶子と有島武郎は恋心を互いに抱いていたようです。
最終的には有島武郎は、女性編集者波多野秋子と心中し、当時大スキャンダルを起こしたらしいのですが、その件についてはまたいずれ。
有島武郎は「二人のあきこ(秋子と晶子)」に出会い、迷い、翻弄し、翻弄され、結局は情死(=心中)を択びました。
有島武郎もキリスト教に救いを求めましたが、最終的には平安を得られなかったようです.
芥川龍之介、太宰治も皆そうですね。
この件についても、じっくり時間をかけて調べ、いつか書きたいです。
画像は「モンテ・クリスト伯」より、伯爵の従者ベルトッチオと伯爵の便宜上のパートナーカミーユです。これについても、いずれ、また・・・。