岩魚のひとり言

不良中年の戯言ブログ
日々の暮らしで感じた事を自由に書いていきます。

都会に出た岩魚

2007-10-31 18:46:06 | 日記
何年かぶりに都会にいった。
東京だ。
最初はわくわくしていたが、少し緊張してきた。
あまりに人が多い。人によったのだ。
しかし、足取りはしっかりしている。
目的もなくあるいているわけではない。
数年ぶりに会う知人のところに向かっているのだ。
今、彼は異邦人のごとく東京の街を歩く。
時間はまだ夕方の5時だというのに、既に暗く夜を思わせる。
東京の夜はきらびやかで、心を惑わせる。
友が待つところに急がねば・・・。
しかし、気持は不安なのだ。
会いたいが、一人で行動しているときに何かあったらどうしようと、
考える。
臆病で、警戒心の強い岩魚は身構えながら、道を急いだ。
ようやく、友の待つ店にたどりついた。
まずはなにごともなくてよかった。
しかし、夜は長い、岩魚の身に何がおこるかわからない。

幸せな岩魚

2007-10-29 12:38:49 | 日記
天気もいいし、山は紅葉していてきれいだ。
太陽の光が紅葉を照らして、赤色や黄色などひきたてていた。

畑に出て、豆を収穫する。
ひとつひとつ丁寧につまみながら採っていく。
独りでこつこつ、一反歩ある畑で作業していく。

暖かい陽射しを受けて、手がするすると動いていく。
聞こえるのは山鳩の声と、川のせせらぎの音が耳にはいってくるだけであり
とても充実していると思った。

誰にも邪魔されずに、秋の収穫作業をできること・・・。
変わり者の岩魚はしあわせに感じた。
こんな日がずっと続けばいいのにと思っていた。

岩魚はのんびり屋その2

2007-10-27 12:25:20 | 日記
岩魚はのんびり屋だ。
良くも悪くも周りにはあまり影響されない。
自己中心的というか・・・。
だから怒られても平気な顔?をしている。
そればかりか怒られたことなどケロッと忘れてしまう。
どこ吹く風、といったところか・・・。

小言を言われても苦にしない。
受け流すことができるのだ。
まったく、あきれるほどだ。

岩魚はそんなことは頭がひとより悪いからだと思っている。
繊細ではないし、優れていないし、敏感ではないからだと・・・。

岩魚は思う。
鈍感で、馬鹿でよかったと・・・。

世間には流されずに、痛みにも耐えられて、
他人に何を言われようがおかまいなしでいられる。

ただ、川の流れに身を任せて、山の中で生きていければいいのだから。
それがとても幸せに思うのだから。

田舎の好きな岩魚

2007-10-26 21:40:58 | 日記
岩魚は都会は好きではない。
あこがれているが、好きではないのだ。

あのゴチャゴチャしているのが嫌いなのだ。
人も嫌い。
なのに時々、岩魚は都会に出かけていく。
情報を時々求めるからだ。

でも、本当は何もない田舎が大好きなのだ。
情報も、刺激もないが、のんびり屋の岩魚は肌があうのが
都会より田舎だと感じているのだ。

誰にでも干渉されずに、気楽に生きているのだから・・・。

のんびりとすごす岩魚

2007-10-25 15:37:11 | 日記
今日もいい天気だ。
岩魚は浅瀬のところにいた。

暖かくて気持がいい。
秋の風がここちよい。

独りで青空の下、何もせずにいた。
春に死んだじいちゃんのことを思い出した。

あのじいちゃんは本当にのんびりとした人だなあ。
怒りもせず、常に平常心で、仏さまのような感じだったなあ。

俺もあんな風に生きるぞ、あんな岩魚になるぞ。
と誓うのだった。

川のせせらぎが、音が気持をのんびりとさせていく。
ああ、今生きているんだ。
心臓の音が聞こえてくるほど静かな時間が流れていく。

のんびりと川の瀬を泳ぐ岩魚だった。

岩魚東京へ・・・。

2007-10-24 17:57:48 | 日記
岩魚は年に一度東京へ行く。
川を下るのだ。
そして御上りさんになるのだ。

今から楽しみにしている。
どきどき、わくわくしている。

田舎もんが東京へ行って刺激をけてくる。
好きなCDでも買ってみようか?

美味しいものでも食べたいし・・・。
本当に楽しみなのだ。

岩魚は勉強家?

2007-10-22 21:40:13 | 日記
岩魚は、月に一回勉強する。
毎年、同じ内容を勉強する。

頭が悪いし、人より回転が鈍いから
勉強する。
しかし勉強してもたいして利口になるわけではない。
それでも勉強が好きなのだ。

反復しながらものを覚えていくが、人並みにはいかない。
ゆっくりと、自分の速さで覚えていく。
頭が悪いと悪いなりに努力をする。
誰に認めてもらわなくてもいい。
自分の納得するまで勉強を続けるのである。

きまぐれな岩魚

2007-10-21 16:40:52 | 日記
白樺の葉がさらさらと風にゆれていた。
岩魚は山を降りて久しぶりに山女に会いたいと思っていた。

天気はいいし、気持がいいから行ってみよう。
久しぶりに岩場から動いた。
泳ぐことも忘れていない岩魚は空を見ながら下流に向かっていた。
途中、腹が減った岩魚は虫を捕食し始めた。
いつものようになだらかな流れを選び、上流に頭を向けて
虫がくるのを待った。

しかし、待てど暮らせど虫がこない。
よく見ると飛んでいるよ。
この岩魚運動不足でジャンプが下手・・・。
飛んでいる虫など食べることができない。
岩魚はあきらめた。
そこへ水面に流れてくる虫・・・。
しめた、反射的に食いついた。が・・・
FLYだった。虫に似せた疑似餌。
こまった。しまった。これで俺も終わりか・・・。
ところが体をこねているうちに口から針がはずれた。
助かった。岩場の影へすぐにかくれた。
岩魚は思った。捕食も命がけだ。
なんだか下流に行くのが嫌になった。めんどくさくなったのだ。

元の住処に帰ろう。
友達に会いに行くのなんかやーめた。
ちょっとでも気にくわない事があるとへそを曲げる岩魚である。

シャイな岩魚

2007-10-20 08:40:36 | 日記
岩魚はいい大人なのにシャイなのである。
人見知りもする。

だから、山女やカジカのように堂々としていない。
岩場の隅にいつもへばりついている。

あいさつをされても上手に返せないでいる。
あいさつはしているのだが、相手に伝わらない。
コミニュケーションをとることが下手なのである。

時々、勇気を出して行動してみるが
周りから笑われてしまう。
動作がどうも滑稽なのである。
だから人付き合いは苦手なのである。
いつも変わり者の岩魚でいる。

いつの間にか人前に出るのは苦手になって・・・。
恥かしがり屋の岩魚である。
だから山の中でひっそり暮らすのである。

寒がりな岩魚

2007-10-19 18:20:33 | 日記
今日は寒かった。
雨も降り、寒さがいっそう体に応えた。

日頃岩魚は冷たい水にいるというのに・・・。
日が欲しいと思った。
しかし、今日はだめだ。
山の神のいたずらなのか?
冷たい雨がしとしと降っている。

こんな日は岩影にしっかりへばりついていよう。
動かないぞ。今は寒いんだ。
しかし、腹はへる。
美味しいものでもながれてこないかな?
体がこわばって動かないや・・・。