76.鹿教湯温泉 「町高梨共同浴場」
鹿教湯(かけゆ)温泉は、国道254号線沿の丸子町から松本市へ抜ける三才山トンネルの手前にある江戸時代より栄えた昔ながらの温泉場である。旅館も30件とこの周辺では規模の大きな温泉街を形成しており共同浴場も雰囲気のある文殊の湯とここ町高梨共同浴場2つの共同浴場となっている。
鹿教湯温泉は温泉名としては、単純温泉である。PHも7.9位なので弱アルカリ性の温泉に分類される。俗にいうとアル単温泉ともいわれるが、私はアル単と言う言葉には、ちょっとひっかるので、なるべく使わないようにしている。ちょっと温泉をバカにしているような表現な気がするのが原因なのです。ちなみに単純温泉という表現にも、最近ではもっと良い表現方法はないかと思っていています。
単純温泉にも、当然成分はあるわけで、特に陰イオンである塩化物泉系、炭酸水素泉系と硫酸塩泉系のお湯では同じ単純温泉と人くくりには出来ないと感じます。
当然それぞれの系統の浴感ちがいますし、組み合わされたものには深い味わいといったものがあります。現在の温泉法の1Lあたり1gといったものしか温泉名がつけられないのが要因となっているのでしょうか。
鹿教湯温泉と私との出会いは古く長い、良い湯(白濁硫黄泉など)があると日本全国の温泉地に出没して、数多くの湯巡りに行ったもので、北は青森から九州まで、各地の温泉に浸かったものであった。そのころ(20数年前)丸子町から松本市へ抜ける場所に鹿教湯温泉があり、単純温泉で無味無臭でありながらその深い入浴感に魅せられて、以降この通りを通るたびに、鹿教湯温泉「国民宿舎」へ宿泊、日帰り入浴したものである。最近では、単純温泉マニアの称号を与えられる(笑)が、その原点というべき温泉がここ鹿教湯温泉なわけである。
相当前置きが長くなったが、鹿教湯温泉は無色無味無臭でちょっと石膏の香りがするがそれもほんのちょっぴりである。少ないが湯の花もみられるがこれも少ない、泡着きはやや多いであるし、目や鼻で感じる温泉で無いことは確かである。ここのお湯はずばり入浴して見ないと解らないお湯に尽きる。お湯と体が一体となったお湯というのか、入浴中は体に負担が少ないというべきかともかく表現に困る。しかし浴後しっかりと温泉が体内に取り込まれたといったのがわかるが、どう説明したらよいのか表現方法に苦しむ。
自分がもし大病して、病後の回復期に何処の温泉で養生すればよいかと考えると真っ先に頭のなかでは、岐阜の下呂温泉とここの鹿教湯温泉に2ヶ月くらい滞在したいと考える。それほど体への負担の少ない温泉であろう。単純温泉ではあるが、硫酸塩泉系のしっかりとした温泉で、伊豆あたりのお湯みたいの成分比率だが伊豆とは違うお湯みたいである。ここは、この周辺の温泉のみならず日本を代表する単純温泉である。単純温泉のよさがよく解らないと思っている方はぜひに入浴してほしい。じっくりと2泊くらいして、滞在型の入浴方法で、絶対にここの温泉の良さが解るはずである。
鹿教湯2号3号4号5号6号混合泉 源泉47.9度 使用位置42度 総量495mg/kg
Na=79.1 K=1.6 Mg=1.2 Ca=66.5 Fe2=0.02 F=0.8 Cl=50.9 SO4=236.2 HCO3=31.3 メタケイ=39.8 メタホウ=1.4 CO2=1.1 PH7.87
文/写真 ガメラちゃん@takayama
鹿教湯(かけゆ)温泉は、国道254号線沿の丸子町から松本市へ抜ける三才山トンネルの手前にある江戸時代より栄えた昔ながらの温泉場である。旅館も30件とこの周辺では規模の大きな温泉街を形成しており共同浴場も雰囲気のある文殊の湯とここ町高梨共同浴場2つの共同浴場となっている。
鹿教湯温泉は温泉名としては、単純温泉である。PHも7.9位なので弱アルカリ性の温泉に分類される。俗にいうとアル単温泉ともいわれるが、私はアル単と言う言葉には、ちょっとひっかるので、なるべく使わないようにしている。ちょっと温泉をバカにしているような表現な気がするのが原因なのです。ちなみに単純温泉という表現にも、最近ではもっと良い表現方法はないかと思っていています。
単純温泉にも、当然成分はあるわけで、特に陰イオンである塩化物泉系、炭酸水素泉系と硫酸塩泉系のお湯では同じ単純温泉と人くくりには出来ないと感じます。
当然それぞれの系統の浴感ちがいますし、組み合わされたものには深い味わいといったものがあります。現在の温泉法の1Lあたり1gといったものしか温泉名がつけられないのが要因となっているのでしょうか。
鹿教湯温泉と私との出会いは古く長い、良い湯(白濁硫黄泉など)があると日本全国の温泉地に出没して、数多くの湯巡りに行ったもので、北は青森から九州まで、各地の温泉に浸かったものであった。そのころ(20数年前)丸子町から松本市へ抜ける場所に鹿教湯温泉があり、単純温泉で無味無臭でありながらその深い入浴感に魅せられて、以降この通りを通るたびに、鹿教湯温泉「国民宿舎」へ宿泊、日帰り入浴したものである。最近では、単純温泉マニアの称号を与えられる(笑)が、その原点というべき温泉がここ鹿教湯温泉なわけである。
相当前置きが長くなったが、鹿教湯温泉は無色無味無臭でちょっと石膏の香りがするがそれもほんのちょっぴりである。少ないが湯の花もみられるがこれも少ない、泡着きはやや多いであるし、目や鼻で感じる温泉で無いことは確かである。ここのお湯はずばり入浴して見ないと解らないお湯に尽きる。お湯と体が一体となったお湯というのか、入浴中は体に負担が少ないというべきかともかく表現に困る。しかし浴後しっかりと温泉が体内に取り込まれたといったのがわかるが、どう説明したらよいのか表現方法に苦しむ。
自分がもし大病して、病後の回復期に何処の温泉で養生すればよいかと考えると真っ先に頭のなかでは、岐阜の下呂温泉とここの鹿教湯温泉に2ヶ月くらい滞在したいと考える。それほど体への負担の少ない温泉であろう。単純温泉ではあるが、硫酸塩泉系のしっかりとした温泉で、伊豆あたりのお湯みたいの成分比率だが伊豆とは違うお湯みたいである。ここは、この周辺の温泉のみならず日本を代表する単純温泉である。単純温泉のよさがよく解らないと思っている方はぜひに入浴してほしい。じっくりと2泊くらいして、滞在型の入浴方法で、絶対にここの温泉の良さが解るはずである。
鹿教湯2号3号4号5号6号混合泉 源泉47.9度 使用位置42度 総量495mg/kg
Na=79.1 K=1.6 Mg=1.2 Ca=66.5 Fe2=0.02 F=0.8 Cl=50.9 SO4=236.2 HCO3=31.3 メタケイ=39.8 メタホウ=1.4 CO2=1.1 PH7.87
文/写真 ガメラちゃん@takayama