社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

3月9日(土) 有害生物防除。

2024年03月11日 08時02分07秒 | 2024年

 8時起床。

 朝食はソイプロテイン。

 妻が娘を小児科へ連れて行くタイミングで、私は庭の木の剪定や草むしりを始める。本格的な剪定はもう少しして新芽が伸びてからやるので、これらの作業は1時間ちょっとで終了。しかし、本番はここからである。

 1年ほど前、一部隣接するご近所さんのご自宅が解体されたくらいの頃に、天井裏(1階と2階の間)からネズミの足音のような音が聞こえるようになった。毎日ではないのだが、数日に1度、夜になると聞こえてきていた。ただ、その時は超音波のネズミ除けを設置したことで音が聞こえることはなくなった。

 しかし、今月に入ったくらいから、また音が聞こえるようになった。超音波のネズミ除けも引き続き設置されているのだが、今回は効果がなさそうである。そこで、セオリーに則って外部からの侵入経路をふさぐことにした。

 我が家の床下の換気口は7ヵ所あるのだが、網目の周りに所々隙間が出来ている状態なので、雨漏り補修用の強靭テープとシリコンコーキングを使って埋めていく。低い位置なので地面に寝転がって不自然な体勢で作業しなければならず大変だし、コーキング剤が服や手に付いてベタベタだが、帰って来た妻と娘にも手伝ってもらって何とか全ての隙間を埋めることが出来た。ただ、そもそも換気口の網目自体が結構な大きさなので、普通に通れてしまうのではないかという不安はある。まあ、こればかりは少し経過観察を進めるしかあるまい。

 昼食は焼きそば。事前の草むしりを含めるとほぼ3時間ぶっ通しで作業をしていたので、お腹がペコペコである。

 昼食を終えてから少し休憩し、再び庭へ出る。剪定した木や草を袋に詰めていく作業が残っていたのだが、妻が先に木の枝を細かく切ってくれていたのでとても助かった。

 全ての作業を終えたのは14時過ぎ。慣れない体勢と作業により、身体全体が痛い。あと、手についたコーキング剤が全然落ちない。次からはきちんと手袋をしよう。

 15時前からお昼寝に入り、寝室で3時間ぐっすり眠る。

 夕食前に入浴。ゆっくりお湯に浸かり、全身をマッサージする。手も何とか綺麗になった。

 夕食は豚の生姜焼き、ちくわとなすの揚げ物、かぼちゃの煮物など。

 洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。手についたのを取るのにかなり苦労したので覚悟はしていたのだが、服についたコーキング剤は洗濯しても落ちていなかった。まあ、元々作業着的に使っているジャージなので、柄だと思って着続けよう。

 山崎元さんの遺作となった『経済評論家の父から息子への手紙』を読み終える。山崎さんが18歳の息子さんへ実際に送った手紙を元に、「お金と人生の幸せについて」具体的に解説した1冊で、主題であるお金との付き合い方が明確かつ実用的でとても参考になった。特に、株式投資のリターンは経済成長ではなく株価形成の過程を通じて生じるという点は目から鱗だった。株価は将来利益の割引現在価値だから、成長率ではなく割引率によってリターンが決まるというのは確かにその通りである(もちろん、その割引率の見極めが難しいのだが)。また、最後に掲載されている息子さんに送った実際の手紙や、亡くなる直前に書かれたあとがきには心揺さぶられるものがった。経済本でありながら、全体を通して息子さんへの愛情に溢れる血の通った1冊だった。

 1時過ぎに就寝。とりあえず、今夜の天井裏は静かだった。