天佑堂鍼灸院日記

楽しい体のプロデュース
刺すハリ治療から刺さないハリ治療へ

何かがおかしい

2011年06月10日 18時11分44秒 | 最近思う
震災からもう3ヶ月がたつ。
もう時代がかわってしまったのを感じる。
あまりにがっかりすることばかりで、もう原発の問題や政治の問題についてかたるのはやめようかと思ったのだが、どうにも我慢ならない。
いったいこの政府の対応はなんなのだろうか?
事態の深刻さがわかっていないのか?
わかっていて何もしないのか?
なぜこの後におよんでまだ原発を推進したいのか?
なぜ福島市や郡山の子供を避難させないのか?
世の中にはいろんな立場のひともいるし、原発のおかげでごはんが食べられている
人もおおいだろうからこの問題についてここで書くのは控えようかと思っていた。
しかし3ヶ月たつのに事態は良くなっているように見えない。
いままで書くのを抑えてきたことも書くことにする。
4月にチェルノブイリから180キロ地点にあるノブッツイプコフ在住のパーベル、イヴァーノヴィッチ氏の講演を聴いた。チェルノブイリの事故で汚染された地点である。現在4万ほどの人口のうち8歳から18歳までの子供1万人の健康チェックを数年前に行ったところ完全に健康な子供は7人。住民のうち甲状腺になんらかの異常がある人は70%。
今でも年に2,3ヶ月は汚染の無い地域で子供達を生活させるということ。
それにより体内の放射性物質がいったん除去されるとのこと。
そうでないと常に被爆をしつづけることになるためとのことだ。
癌になって死亡する確率はごくわずかだという話を聞くが、その周囲に癌になったが手術で助かった子供、癌にまではならなかったが健康に被害があった子供など含めれば
もっと多くの子供が犠牲になっていることも考慮すべきだろう。
甲状腺がんの手術をした子供はそのご一生ホルモン剤が手放せないというようなことも考慮しなければならない。数字の嘘にだまされてはいけない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿