京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その294)山鉾町内に有る商売繁盛・諸芸上達の繁昌社

2012-07-22 00:14:37 | 京の話題

この「繁昌社」(はんじょうしゃ)の御神祭は「田心姫神」(たぎりひめのみこと)「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)「湍津姫命」(たきつひめのみこと)と言う、三女神で珍しいです。

三女神は、海上交通の神で、商品流通の守護から「市の神」として信仰されています。

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もとは、「功徳院」と号し、真言宗の僧によって管理されていましたが、明治の「神仏分離」により、神社だけが残りました。

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もとは、「班女ノ社」とも「半女ノ社」とも称し、「牛頭天王」の妃針才女(はりさいじょ)を祀り、それが転訛して班女になったと伝えられています。また「宇治拾違物語」(うじじゅういものがたり)の中に出てくる「班女塚」だとも伝えられています。

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「弁財天」を祀り、商売繁盛・諸芸上達の御利益が有るとも言われています。

面白いのは、特に、そろばんの上達に御利益が有ると書かれています。

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もしかしたら、今は、パソコン上達に御利益が有るかも?

下京区高辻通室町西入ル繁昌町

(たわごと) もうじき土用の丑(27日)です。

今年は鰻が高いです。我々の若い時は鰻なんてサンマぐらいのものとしか思っていなかったのに。(若い時は、あ~今日も鰻かと、今思うと罰が当たります)

鰻に替わるこの夏を乗り切る食品。TVでの受け売りですが、「甘酒」です。何か「甘酒」と言うと、冬に体を温める為の飲み物と思いますが、あれ本当は夏のものだそうです。俳句の「季語」でも「甘酒」は夏です。先人の知恵です。甘酒は適度に「糖分」が有りビタミンB1・B2・B6や必須アミノ酸が豊富、その中に「おろしショウガ」を入れれば胃や腸・肝臓にも最高。二日酔いの朝や夜に飲めば夏バテにもバッチリだそうです。朝起きて毎日、「甘酒」でこの猛暑の夏を乗り切りましょう。やっぱり、発酵食品は体に良いです。と、言っても、「血糖値」の高い方は飲みすぎに注意を。


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