何しろ、このお寺は古くは平安遷都前に「仏華林山 宝菩提院 願徳寺」といい、約千三百年前の白鳳8年(679年)に持統天皇の願いによって創建されたお寺です。現在は古寺と言う雰囲気は有りませんんが。
以前は、南北800m東西1300mの伽藍があったとういう大寺院でしたが、現在の寺院はこのように本殿収納所のみ残っています。(寺領は今は狭いです)
不思議と、後に紹介するお寺も天台密教のお寺です。(このあたりは、伝教大師の影響がおおきかったのかな?)
平安時代か鎌倉時代にかけては、天台密教の秘法を行い穴太流や西山流を生みだした密教寺院でした。
しかし御多分にもれず、応仁の乱と信長の兵火によって諸堂ことごとく焼け、江戸時代に家康の加護を受けたものの、平安時代の面影はなくなりました。
本尊の「如意輪観世音菩薩像」です。(国宝・平安前期・一木造・貞観時代,ちょうど祇園祭・御霊会が始まったころです )これは撮影NGの為、お寺で写真を購入しました。
綺麗に保存されている像です。その他、「薬師瑠璃光如来像」等が安置されています。
西京区大原野南春日町1223の2
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