少し変わった寺名です。この地のもともとの地名である蟹幡(かにはた)郡にちなむものです。
創建は古く白鳳時代にさかのぼります。秦河勝の弟和加の建立で、本尊は銅造釈迦如来像(国宝)で白鳳時代の作とされています。
「古昔物語」などに「蟹の恩返し」の説話があって、それがこのお寺の縁起となっています。
このお寺は正徳元年(1711年)に智積院の僧亮範が再興して、現在は「真言宗智山派」に属しています。この近辺のお寺は真言宗智山派が多いです。(やはり弘法大師の影響が有るのかな?)
本堂と観音堂と庫裏が有るのみですが、観音堂の軒下には蛇に取り巻かれた大蟹の額があって「蟹の恩返し」の説話を物語っています。
本堂の裏にはお地蔵さまが多く祀られています。
一度は訪れたいお寺です。
一部修正
木津川市山城町綺田浜36
京都の中心は、浄土宗や浄土真宗が多いです。少し離れてこのような所はまた格別。
シーズンでもあまり人は混まない。(少し不便ですが)
暖かくなれば一度は訪れたいです。
お体も無理をしないで、大切に。