なんと、この神社は非業の死を遂げた人たちの集まりが、祀られている神社です。平安遷都にさいして罪なくして亡くなった、御魂を鎮めることによって、都の繁栄と安泰を願ったのです。
名前をあげると以下の様な人たちです。
早良親王・井上内親王・他戸親王(おさべ)・藤原吉子・文屋宮田麻呂・橘逸勢(はやなり)・吉備真備・火雷神(菅原道真)などが祀られています。
一つの神社でこれだけの、ご祭主が存在するのも珍しいです。
現在の本殿は、宝暦5年(1755年)賢所(かしこどころ)御殿が下賜されたものです。昔は、御霊の森と称する多くの木がありましたが、応仁の乱で応仁元年(1467年)畠山政長が自邸を焼き、この森に立てこもり畠山義就と戦い、当社を焼き払って脱出したと言う事です。
八所御霊を祭神とする本殿。
昔の面影を今に残す、境内です。
この、御霊神社には、数多くの御霊が祀られています。
上京区上御霊前通烏丸東入上御御霊町
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