京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その563)華々しく開いた、上方の桃山文化・町衆の事

2013-09-01 22:52:30 | 京の話題

さあ、いよいよ「上方文化」が始まります。

この時代の文化の担い手に、富裕な商工業者「町衆」がいました。その一人、堺の「千利休」は簡素で精神的深みを追求した「侘び茶」を完成させました。

「千利休」

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「茶の湯」は秀吉や諸大名の保護を受けて大流行しました。

 また、庶民の娯楽としては、出雲大社の巫女の「出雲阿国」が歌舞伎踊りを初めてもてはやされ、女歌舞伎が生まれました。

「出雲阿国」

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また、琉球から「三味線」が伝わり、「人形浄瑠璃」(文楽)も流行しました。

「人形浄瑠璃」(文楽)

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盆踊りも盛んに行われました。衣服は「小袖」(lこそで)の着流しが用いられ、木綿が庶民の着物として普及しました。この時代から、一日の食事が三食と一般化になりました。

江戸より、上方の京都の文化が一気に花咲いた時代です。

しかし、その後、江戸幕府の締め付けが始まります。