カードゲームやスニーカー転売で月40万円。稼ぐコツとは…?
3/26/2020
楽してお金を稼ぎたい――身も蓋もない欲望ではあるが、知恵を絞って実現する情報強者は存在する。その手法は多岐にわたり、株、不動産投資、さらには副業と実にバラエティ豊か。専業トレーダーからサラリーマンまで、働かずに不労所得を得る現代の“錬金術師”にそのノウハウを聞いた。
好きなもので稼ぐ時代。カードゲームやアパレルで楽しみながらぼろ儲け!
「20thシークレットレア仕様の『浮幽さくら』は1枚8000~1万円で売れました。僕は3枚も当たったので、これだけで6ボックス分の元が取れました」(須藤氏)
遊びながら、スマートに収入を得る情報強者もいる。カードゲームやスニーカー転売で月に40万円もの“不労所得”を得ているのは兼業転売ヤーの須藤健氏(仮名)だ。 「遊戯王カードはいまだに根強い人気があり、レアなカードだと1枚数万円で売れることも多い。最近では1月11日のボックスパック発売キャンペーンがおいしかった。価格は150枚入りで税込み4950円ですが、レアカードが1枚必ず同梱される特別仕様で、そのほとんどが5000円以上で売却可能。なかには3万円近いカードもあり、買えば買うだけ得する金鉱脈だったんです。電話予約にかかった時間はおよそ30分。約12万円分購入しましたが、10万円くらいの儲けは堅そうです」
積み上げられたボックスの山。オタク文化に強い秋葉原など主要な都市では発売と同時に完売しており、電話5件目でようやく予約にこぎつけることができたという
利幅は運次第だが、今後のルール変更によって化ける可能性もあり、元本割れの心配はないという。
スニーカー転売で月10万円稼ぐのは容易
さらに、須藤氏の大きな収入源となっているのがスニーカーをはじめとしたアパレル転売だ。
部屋中に積まれたスニーカーの空き箱
「商品の見極めが必要とはいえ、まだまだアパレル転売は堅い。肝となるのは抽選予約の数をこなすことなので、手っ取り早くbotで自動化するのが一番賢いです。botをポチポチ設定しておくだけで、寝てても勝手に申し込みから購入までできてしまう。抽選に当たるかどうかは運次第ですが、手動でやるよりはるかに効率的です」
botの運用画面。「今ではスマホでもbotが買える便利な時代になった」と須藤氏
須藤氏の主戦場はナイキが運営する「スニーカーズ」。競争相手は多いが、それでも期待値は高いのだとか。 「1万5000円で購入したスニーカーが買った翌日に3万円で売れるなんてことは日常茶飯事です。これ、株だったら倍になる銘柄にたどり着くチャンスも少なければ時間もかかりますよね。申し込めるアカウント数が収益に直接影響するので、家族や友人にも協力してもらうのはマスト。30個ほど持てれば月10万円稼ぐのは容易だと思います」
遊びながら賢く儲ける。これが人生を豊かにするコツなのかも。
<須藤氏の極意>
◎カードゲーム界隈はお宝が多い ◎実効支配するアカウントを増やす ◎botによる自動化で効率アップ 【須藤 健氏(仮名)】 兼業転売ヤー。IT企業勤務。カードゲーム好きが高じ、知識を生かした転売でコンスタントに40万円近い副収入を得ることに成功した。