Go Toキャンペーンも始まり、ようやく飲み会などの人数制限や外出の緩和がされてきた今日この頃。そんな中、相変わらず人気が集まっているのがアウトドア。今年の夏は人混みを避けたものの、やはりバーベキューは抑えておきたいところだ。
とはいえ、パリピの多いチャラついたバーベキュー場はできれば避けたい。どこか安くて良いバーベキュー場はナイのか……と探していると、なんと大阪の野外活動センターが管理しているという激安キャンプ場を発見したのだ。しかも、この話を友人にしたところ「行きたい!」と言う。
というわけで、元底辺キャバ嬢のカワノアユミが現役底辺ホステスの友人と「女子バーベキュー」をしてきました!
貸切状態で、バーベキュースタート
訪れたのはカワノが住んでいる尼崎から車で1時間ほどの場所にある大阪大東市。生駒山のふもとにあり公共交通機関でも行けるそうなので、今回は電車とバスを乗り継いで行くことにした。この日は平日ということもあり、アウトドア感満載のカワノに通勤ラッシュのサラリーマンの方々の視線が痛い。バス停で友人と合流し、バスに揺られること20分。バスを降りて平坦な山道を20分ほど歩くとキャンプ場に到着した。
さすが平日、誰もいなくて貸し切り状態。ここの「キャンピィだいとう」は日帰りのバーベキュー利用が市内在住者なら200円、市外在住でも400円という恐らく、日本一安いキャンプ場。さらに施設内にはアーチハウスがあって宿泊することも可能らしく、宿泊料金は市外在住者でも600円という安さだ。
今回は食材と酒だけを持ってきたので、機材はレンタルすることに。借りたのは卓上バーベキューコンロ、炭、トング、バーベキュー用網、飯ごう、さいばし、ゴミ袋。少々、悪戦苦闘しながらも火起こしが終わり、バーベキュースタート!
まず最初は、野菜串、キノコたっぷりのアヒージョ、豚トロ。もはや、家で余っていた物を持ってきた感……。口直しの野菜はキャベツ、オクラ、あとパクチー! 途中で割り箸が燃えるトラブルもあったが、どうにか料理が完成。
そして乾杯! くぅ~、酒が美味い。なお、友人は前日に店でしこたまシャンパンを飲んでいたようでもはや迎え酒状態……。
酒を飲んで一息ついたらウインナーを一口。うーん、皮がパリッとしてて最高、さすが、シャウエッセン! アヒージョも塩気がいい感じで激ウマ! お次もキノコ……もはやキノコ祭り。あと、秋といえばサーモン! サーモンもホイル焼きにして持ってきてもらったので直火にかけるだけ。きのこは蓋をしたらチーズがトロ~リで激ウマだ。サーモンは身が大きくてほんのり甘い。全部が酒に合うわ……。 他に客がいないので、人目も気にせずグダグダと酒を飲んでいると男性4人組の客がやってきた。男の目など一切気にしていない2人の底辺キャバ嬢共には目もくれず、黙々と準備をするメンズ達……。
ひと通り食事を終えたので、ラストはカワノ作のガイヤーン! タイの焼き鳥ガイヤーンはカルディで売っているガイヤーンペーストに鶏肉を揉み込んでジップロックで寝かせたもの。
そしてやっぱり締めは熱燗! もはや、これだけのために飯ごうを借りたようなもの。クゥ~、やっぱりこれだね! だが、あっという間にワンカップを飲み干していい気分になったときあることに気がついた。 「あれ、もう酒ないよね?」
酒を切らした女2人が取った行動
そう、私も友人もそんなに飲まないだろうと思って酒をそんなに買ってこなかったのだ。キャンプ場ではソフトドリンクは売っているものの当然、アルコール類は売っていない。よし、こうなったらこの手しかない……。 「すみませ~ん……。もしお酒余っていたらでいいんですが、売ってもらえませんか?」 メンズグループに直談判だ。 「すみません、お酒持ってきてないんですよ
そんな、バーベキューに酒を持ってきていないだなんて……。もしかして、この人達ガチ勢? 説明しよう、バーベキューガチ勢とは心から自然の中での料理や食事を楽しむ人達のこと。カワノ達のようにただ飲み目的で来ているゴミクズキャンパーとは格が違うのである。確かに機材もすべて持参しているようで見たことのない物ばかり。鳥のさえずりや自然の音を楽しみに平日に来たのだろうに、私達みたいなのがいてすみません……。 「帰ろうか……」
こうして、反省した底辺キャバ嬢2人は酒もなくなったので早々と帰ることにした。最後は微妙な終わり方だったが楽しかった。普段は1人ですが、たまには女子キャンもいいね!