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判明!「ネット大炎上」を起こす人たちの正体

2021年09月13日 23時01分28秒 | インターネットにまつわるはなし
判明!「ネット大炎上」を起こす人たちの正体

発売11カ月で世界200万部、そのうち4分の1が日本で売れている(2019年12月時点)『FACTFULNESS』。同書は、私たちの世界に関する「勘違い」を「10の本能」に分類している。今回、その10の本能を現代ニュースに絡めて紹介していく。第2回は「過大視本能」だ――。(全10回)

【図表】歪んだ正義感で動く「スーパーセブン」

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▼過大視本能
「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
「人はみんな、物事の大きさを判断するのが下手くそだ」とロスリングはいう。人々は身近なただひとつの事実を自分の視界に入らないその他の事実よりも重要だと捉えがちなのだ。例えば医療リソースの少ない地域では、医師が目の前の患者に死力を尽くすより、衛生観念を周知したほうがより多くの命を救うことができる。目の前の事実を過剰に重要だと思い込まず、よりよい結果を得るためには、数字を比較したり割合を把握したりすることが重要だ。
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■炎上の積極的参加者は4万人中たったの……

 非難が殺到し、瞬く間に広がっていく「ネット炎上」。その連なる書き込みを見ていると、国民の大半が怒っているような印象を受けます。どれだけの人が参加しているのでしょうか。

 芸人のスマイリーキクチ氏は、「殺人事件の犯人」というデマを長い間流され続けました。そして、中傷者が検挙されましたが、その人数は19人。長期間の大規模な炎上のわりには、少ない人数のように思えます。

  約4万人のインターネットユーザーを対象にアンケート調査を行ったところ、直近の1年間で炎上に参加した経験のある人は約0.7%しかいませんでした。また、「インターネット人口が約4000万人」「年間の炎上件数が約200件」「1人が平均して2度の炎上事件に参加している」の条件で推定すると、1つの炎上事件に書き込む人は数千人程度と見積もれます。さらにその多くは、ニュースの見出しをコピペし、「これはひどい」とつぶやいて溜飲を下げる程度で、当事者のサイトに直接攻撃を加えるような、極端な炎上加担者ではないのです。


まるで世論のように見えてくる

 一方で、執拗に書き込む人も存在します。先ほどの調査では、「過去1年で、11件以上の炎上に参加して、1件あたり51回以上書き込んだ」という人が4万人中7人だけいました。われわれ調査チームが「スーパーセブン」と呼ぶ彼らの意見が、まるで世論のように見えてくるわけです。

 その社会的属性はさまざまでしたが、年齢は35歳以上で、年配の方が多い。また、テレビはあまり見ないで、インターネットをしている時間が圧倒的に長いのが特徴です。共通しているのは、「罪を犯した人は世の中から退場すべきだ」「根本的に間違っている世の中を正してやりたい」など、歪んではいるけれど強い正義感を持っていることでした。

 人を貶めて冷笑しようというよりも、自分なりの正義を貫徹したいという欲求があるのです。「自分の人生は理想に近いか」という質問を送り、点数をつけてもらったところ、一般人と点数がたいして変わりませんでした。人生に絶望して、ただただ否定的な言説を唱えているわけではなく、非常に自尊心が強いのです。

 ネット炎上を目の当たりにすると、世界が悪意に満ちているように感じるかもしれません。しかし、一部の偏った主張が、実態以上に幅をきかせている、と考えたほうがよいでしょう。



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田中 辰雄(たなか・たつお)
慶應義塾大学経済学部教授
1957年、東京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。コロンビア大学客員研究員などを経て、現職。専攻は計量経済学。
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菅さん、1年前の〝薄ら笑い〟説明責任を果たさなかったツケ 

2021年09月13日 18時16分30秒 | 社会のことなど

菅さん、1年前の〝薄ら笑い〟説明責任を果たさなかったツケ 総裁候補も語らない「モリカケ」というトゲ


【金曜日の永田町(No.37) 2021.09.12】 菅義偉首相が自民党総裁選の立候補を断念し、1年で退陣することを表明しました。党内の若手からも政治不信の払拭を求める声が上がりますが、名乗りを上げた総裁候補たちは安倍政権・菅政権の「トゲ」に触れず。菅政権の残り任期では、公務員倫理を問われた官僚の昇格案まで取りざたされています。朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。 


退陣表明後に並んだ「正面から」の答弁


9月10日の金曜日、「正面からお答えします」と題した菅さんのインタビューが書店に並びました。 

「解散は、自分の手でやってみたいとはずっと思っています。新型コロナの状況が厳しく、解散を打つタイミングはどんどん狭まっている。いろんな報道がありますが、新型コロナ対策を最優先で進め、総選挙についてもきちんと考えていきます」 月刊誌「文芸春秋」の10月号に掲載されたものです。文春オンラインによると、インタビューが行われたのは8月末日。「新型コロナ対策に専念をしたい」といって9月3日の自民党臨時役員会で「退陣」表明する直前まで、菅さんが衆院の解散権を行使して、自らの権力を維持しようという意欲があったことを裏付ける内容でした。 


<中略>

 「文芸春秋」のインタビューのなかでは、菅さんは国民の支持を失った理由について、「記者会見などに対するご批判が、現実に支持率などの数字にも影響しているとの指摘もいただいています」と語り、次のような抱負を語っていました。 「正直な話をすれば、総理の立場になったので、どうしたら国民に言葉が届くのか、もう一度一からやり直さないといけないと感じています」


<中略>

1年前の9月2日。菅さんが自民党総裁選への立候補表明をした記者会見でのことです。 

「不都合な質問が続くと質問妨害、制限が続いた。総裁となった後、厳しい質問にもきちんと答えていくつもりはありますか」 菅さんの記者会見で官邸側から執拗な質問妨害を受けてきた東京新聞の望月衣塑子記者が尋ねたとき、菅さんは薄ら笑いを浮かべながらこう返答しました。

 「限られた時間の中で、ルールに基づいて記者会見は行っております。早く結論を質問すれば、それだけ時間が多くなるわけであります」 質問妨害への反省もなく、首相になっても姿勢を改めないことを宣言するような回答でした。

残念なことに、一部の記者から同調する笑い声が上がりました。こうした帰結が、国民への説明に背を向け、コロナ禍で行き詰まる宰相の誕生でした。

以下はリンクで>



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宵の境内>ときはすぎて

2021年09月13日 18時00分15秒 | 日々の出来事
今日は、御開帳です🍀


11・14・2020
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川面に月が

2021年09月13日 17時01分19秒 | いろいろな出来事
良い構図ですね🍀



11・2020
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ウイルスはこんな時にうつる! 自分も「新型コロナ?」と不安に思ったら

2021年09月13日 15時03分55秒 | 医療のこと
ウイルスはこんな時にうつる! 自分も「新型コロナ?」と不安に思ったら

2~3月にかけては通常、インフルエンザの流行が続くと同時に、スギ花粉の飛散量が増える時期でもあります。せき、発熱などがあると、これらの病気に加えて今年は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染による肺炎(COVID-19)の恐れを抱く人もいるかもしれません。

ただ、今のところ全国で爆発的な流行という状況にはなっていないので、落ち着いて行動することが必要です。どんな時に感染を疑うべきか、そして、疑わしい場合にどうすればいいかについて、厚生労働省や国立感染症研究所などの情報を基に、2020年2月21日現在分かっていることをまとめました。


【News & Journal 編集部】 ◇接触または飛沫で感染
 
新型コロナウイルスは「接触感染」または「飛沫(ひまつ)感染」すると考えられています。中国の衛生当局はこれ以外に「エアロゾル感染」の可能性も示していますが、正式には確認されていません。

・接触感染
ウイルスなどの病原体が付着したもの(ドアノブ、階段の手すり、椅子のひじ掛け、照明のスイッチなど)に触れた手指で目や鼻などの粘膜に触ることで起こる感染です。

・飛沫感染
感染者がせきやくしゃみ、話すなどしているときに病原体と一緒に飛び出すしぶき(飛沫)を口や鼻から吸い込んで起こる感染です。飛沫は水分を含む比較的重い粒子のため、短時間で床や地面に落ちてしまいます。

・エアロゾル感染
飛沫よりも小さく一定の時間、空気中を漂うことがある粒子(エアロゾル)にさらされた場合に起こる感染です。ただ、エアロゾル感染は、あるとしても特殊な環境に限られるとされており、厚労省は「飛沫感染に相当する」とみています。

・空気感染
このほかに、感染症の伝わり方には「空気感染」があります。上述の「飛沫」の水分が蒸発した後に残る小さく軽い粒子が長時間空中を漂い、それを吸い込むことで感染します。はしか(麻疹)や水ぼうそう(水痘)など、強い感染力を持つウイルスは空気感染することが知られていますが、今のところ新型コロナウイルスで空気感染の例は見つかっていないこともあり、強い感染力があるとは考えられていません。

・濃厚接触
新型コロナウイルスの報道などでは「濃厚接触」という言葉をよく耳にします。これは「必要な感染予防策なしで手で触れること、または対面で2m以内の距離で会話するなどの接触をした」場合で、感染リスクが高まります。

感染の恐れがある人や発熱した人などと同居する人は、マスクを着用し手指の衛生を徹底するようにしてください。衣服やリネン類の洗濯は通常通りで問題ありません。

このような感染経路から、手洗いの重要性や、どのような状況でマスクをすべきかが理解できるでしょう。



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