論理的なコトバの使い方&文章術 頭をスッキリ整理するスキルが身につく!フォレスト出版このアイテムの詳細を見る |
今回は、出口 汪『論理的なコトバの使い方&文章術 頭をスッキリ整理するスキルが身につく!』を紹介します。本書は、国語の問題を通じて日本語の読み書きに必要な論理力を身につけるような構成になっています。
文章が読めるようになるためには、文章の規則(文法)に従って読んでいくことが必要である。また、気に入った文章について、感想なり要約をノートに記録していくといい。そのことで、自分の考えを持てるようになる。つまり、模倣が創造を生み出すといっていい。
問題のレベルとしては、はっきりいって簡単な問題が多かったように思いますが、選択肢問題で、なんとなく選択肢を選んでいる状態では、論理力がついているとは言いがたいということを意識しなければならない。私は、正解はするのだが、なんとなく解けている状態だというなので、まだ論理力がついていないということみたいだ。もっと問題を解いてみたいと思ったので、演習編(問題集)がほしかったなあと思いました。
本書は、問題を解くことを通して読む力を身につけることができるとは思います。問題を解くことで養成された論理力をうまい具合に適応させて、それを書く力に結べつけられればいい。論理構成の仕方や文法などは、それに習えばいいが、何を書くかについては自分で決めるしかない。