記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方講談社このアイテムの詳細を見る |
今回は、池谷 裕二『記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』を紹介します。本書は、脳の仕組みについてわかりやすく説明してあります。
脳を活性化させるためには、積極的に周囲の出来事に興味を持ち感覚のアンテナを張り巡らせる事が大事だ。そうすれば、海馬を活性化させ、記憶力がの上昇につながります。減る一方だと思われた脳の神経細胞が増殖して数が増えることがわかっている。脳は使えば使うほど記憶力が上がるということがわかる。だから、なるべく刺激的な生活を送っていけばいいのではと思う。
記憶の3か条として列挙されているものを紹介します。
・何度も失敗を繰り返して覚えるべし。
・きちんと手順を踏んで覚えるべし。
・まずは大きく捉えるべし。(まずは、基礎を身につけてから少しずつ難易度を上げていったほうが早く習得できる。)
記憶力を強くする方法は、好奇心、努力、忍耐力、ちょっとしたコツの他にもっと大事なことはやる気である。どうしてもやる気が出ないのであれば、あめとムチを使わないといけなくなる。努力についても、いきなり眼に見えるほどの成果はないかもしれないが、能力の基礎が蓄積されているということで、努力はきっと報われるものだから、我慢して続けていくことが大事だ。