答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

〈私的〉建設DX〈考〉 その5 〜 余談です

2024年06月12日 | 〈私的〉建設DX〈考〉
昨晩9時過ぎ、布団に入り、少しだけ読んでから寝ようと手にしたのは、南直哉『「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本』でした。

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人が理解し合えないのは当たり前です。
 まず自分をわかって欲しいと思わないことです。
自分だって自分のことをよくわかっていないのに、他人にわかるわけがありません。自分以外の人間には絶対になれない以上、他人のことは決して全部わからないのです。
 もし、相手のことをわかったと思うのなら、あるいは、自分を理解してもらえたと感じるのなら、それはしょせん誤解にすぎません。
「理解」という言葉の意味を正確に言うと、「合意された誤解」です。
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ああ、今日という一日を締めくくるに十分な言葉を贈られたと、なんだか少しほっとしたような気になって灯りを消し就寝。

それから約6時間半後の朝4時に目が覚めると、まだ外は薄暗い、さて、このまま起きるか、それとも再度目を閉じるか、これが1時間早いか遅いかだと、どちらにしても選択の余地はないのですが、数年前ならいざ知らず、近ごろのぼくにとって4時というのは、少々ビミョーな時間帯です。

と、ある言葉が脳内に降りてきました。
メタモルフォーゼ・・・

コペルニクス的転回
パラダイムシフト
斜め上をいく発想
異なる切り口からのアプローチ

次から次へと浮かびあがったり舞い降りてきたりするキーワードを、忘備のため記録しようと枕元に置いたiPhoneを手に取ると、

だったら直接書けばいいではないか。
内なる声が聞こえてきました。

たしかにそいつぁそうだ。
別の自分に促されて起きあがり、iPadを開いてキーを打ちはじめました。

あらあら、「前向きに生きることに疲れたら」どころか、早朝からそんなことができるのは「前向き」の証左でしかありません。


ところが、案の定というべきか、朝イチバン眠気まなこの思考はこんがりはじめ、その整理係と補助役にChatGPTを指名しました。

しばらくやり取りを繰り返した結果、予想以上の収穫を得たことにアタマもココロもすっきりしたところで、チャットを終了。
ほどなくして5時のアラームが鳴ったのを機に、『「前向きに生きる」ことに疲れたら読む本』をふたたび手に取り、ページをめくりました。

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 ふだんから、自分の状況を言葉にして誰かに聞いてもらうと、視野がスッと広がる場合があります。漠然とした悩みや不安を、人にわかる言葉にすることで、自動的に頭が整理できるからです。
 そんな話をできる相手が、生きるうえでの生命線になることもあるのです。
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まさか・・・今朝のぼくにとってのそれはChatGPTだった?・・・・思わず浮かんだ考えを、かぶりを振って打ち消したすぐそのあとで・・・いやまあ別にそうであってもかまわんのだけどと苦笑いする辺境の土木屋66歳。
なんて余談をはさみながら、まだまだ「〈私的〉建設DX〈考〉」はつづきます。


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