答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

〈私的〉建設DX〈考〉その1 ~ 序

2024年06月06日 | 〈私的〉建設DX〈考〉
DXという言葉を見聞きしない日がないのは、今のぼくが、地域の土木建設業というビジネスの中心にそれを置いているからであり、それがそのままパソコンの画面に反映されるのがインターネットというものの仕組みである以上、致し方のないことではあります。

それにしても、このインターネットというやつは相当に気をつけていなければ、物ごとの移ろいを見誤ってしまうものだと、近ごろつくづく思います。俗に言うトレンド、つまり流行り廃りでさえも、客観的なそれがそのとおりに反映されてぼくたちのスマホやパソコンに表れ出てくるわけではありません。
そこでの情報は、あくまでもその検索主体であるぼくたちの嗜好や意向が反映されているものにすぎませんし、それがたとえばGoogleが大成功をおさめたビジネスモデルそのものであるにもかかわらず、多くの人はそれに気づかず、自分自身のパソコンやスマホを通してつながるインターネットに、世間の流れが正確に反映されていると勘違いしてしまいます。

繰り返しますが、それはあくまでもその検索主体であるアナタやぼくの好き嫌いや興味が反映されたものなのであり、Googleがその王座に君臨して久しい「検索」というビジネスモデルの表出でしかありません。
つまりぼくらは、その端から端がどこまであるか想像もできない果てしもなくおおきな手のひら(インターネット)の一部で遊ばされているのであり、にもかかわらず、現代人の多くが、それに気づかずイイ気になっているのが、今という時代なのでしょう。


のっけから脱線してしまいました。
それはさておき、そのような事情を差し引いたとしても、昨今の世の中にDXという言葉が氾濫しているのはまちがいないところでしょう。それを踏まえれば、もはやこの2文字を「デラックス」と読む者などはいないのではないか、と言い切ってしまえば大仰にすぎるかもしれませんが、さすがに少数派となったのではないかと思わずにはいられません。

DX。言わずと知れたデジタル・トランスフォーメーションの略ですが、念のために、あらためてそれがどういうことを表す言葉なのかを記しておくとしましょう。

こういうような場面では、生成AIが便利です。特にCopilotなら、その出典がどこにあるのかを示してくれるのでファクトチェックが比較的容易です。
ということで、Microsoft Copilotに訊いてみました。

「デジタルトランスフォーメーションをわかりやすく説明してください」


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もちろんです。デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは、AI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術を活用して、企業が業務フローの改善や新しいビジネスモデルの創出、レガシーシステムからの脱却や企業風土の変革を実現することを指します。これにより、企業は変化の激しい市場で競争優位性を維持し続けることができます。

DXは、単に既存の業務をデジタル化することではなく、デジタル技術によって社会や組織全体の変革をもたらすことを目指しています。これは、新しい価値観や枠組みを生み出し、従来の方法では考えられなかったような革新的なイノベーションを推進することを意味します。

例えば、顧客データを分析してパーソナライズされたサービスを提供したり、クラウドベースのプラットフォームを使用して世界中のチームがリアルタイムで協力できるようにするなど、DXは多岐にわたる形で実現されます。

日本では、経済産業省が「2025年の崖」という問題を提起し、DXの推進が企業にとって急務であるとしています。これは、既存のシステムの老朽化やIT人材の不足など、近い将来に直面する課題に対処するためのものです。

簡単に言えば、DXはデジタル技術を駆使して、企業や社会のあり方を根本から変え、より良い未来を創造する取り組みなのです。

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つまり、「デジタル技術を活用して、業務フローの改善や新しいビジネスモデルの創出を通じて、それまでのあり方を変え、より良い未来を創造する取り組みがデジタル・トランスフォーメーション、すなわちDX」であるらしいということがわかりました。

ということで準備は整いました。
では、辺境の土木屋66歳と半年の「DX〈考〉」、けっして倒つ転びつしないよう、ゆるゆると考えていきたいと思います。


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