2013年10月13日(日)
起き抜けの新聞、ではないインターネットから「カメムシ大発生」の文字が目に飛び込んできた。
カメムシ?
ひょっとして、と追ってみれば、やはり紀伊民報発、和歌山の話である。
田辺など紀南が舞台、先週訪れたばかりのあのあたりだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131012-00000001-agara-l30
やはり、と言ったには訳がある。
白浜の宿、11階の眺めは写真に載せたとおり見事なものだった。
一日目のスケジュールを終えて帰室、さぞや美しかろう夜景を見ながら一杯とばかり、障子を勢いよく開けてフリーズした。
ガラス窓の外側にカメムシ、カメムシ、カメムシ・・・
若草色とは言っても目黒のローランサン嬢のそれとは違う、吉衛門みたいに肩の怒った大ぶりの昆虫が、障子越しの室内灯に惹かれて多数ご来臨である。
室内灯を落とせばじきに解散するのかもしれないが、興を殺がれ疲れもありで、そのまま障子を閉めて寝てしまった。
温かい土地柄、この季節はこういうものなのかと気に留めずにいたが、やはり異常発生なのだ。さしあたりミカン農家が大困惑、越冬するなら彼の地名産の梅の収穫にも影響しそうな勢いという。殊にミカンと聞いては他人事ならず、難儀なこととお察しする。
紀伊民報を少しだけ追ってみたら、9月にはハクビシン、8月末にはニホンザルの被害が報じられていた。日本でいちばん降雨量が多く、日光もふんだんに浴びて自然が豊かなだけに、生態系の変調が直接の害をもたらすことにもなるのだろう。それにしても、一度訪れただけで心理的な距離はずいぶん縮まるものだ。旅はしてみるものらしい。

(海のホテルひろせ公式ブログより拝借。南紀白浜ではなく、北陸若狭のカメムシ像)
こちら昨日は、ソメイヨシノ開花。
東京都心で正午過ぎに30.7℃、1875年の観測開始以来、最も遅い真夏日を記録した。
そのあおりか、亀戸中央公園の135本のソメイヨシノのうち1本で開花が確認されたという。(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20131012k0000e040177000c.html
135分の1ということなら個体要因の関与も大きかろうが、それにしてもお気の毒さま。
案ずるに、いったん気温が下がった後の再上昇が開花刺激になるのだろう。
僕らの内部にも、外なる「気」と連動する内なる「気」の回路があるとすれば、用心するに越したことはない。
「気がヘンになる」のは、たぶんこういうところから発するのだ。
起き抜けの新聞、ではないインターネットから「カメムシ大発生」の文字が目に飛び込んできた。
カメムシ?
ひょっとして、と追ってみれば、やはり紀伊民報発、和歌山の話である。
田辺など紀南が舞台、先週訪れたばかりのあのあたりだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131012-00000001-agara-l30
やはり、と言ったには訳がある。
白浜の宿、11階の眺めは写真に載せたとおり見事なものだった。
一日目のスケジュールを終えて帰室、さぞや美しかろう夜景を見ながら一杯とばかり、障子を勢いよく開けてフリーズした。
ガラス窓の外側にカメムシ、カメムシ、カメムシ・・・
若草色とは言っても目黒のローランサン嬢のそれとは違う、吉衛門みたいに肩の怒った大ぶりの昆虫が、障子越しの室内灯に惹かれて多数ご来臨である。
室内灯を落とせばじきに解散するのかもしれないが、興を殺がれ疲れもありで、そのまま障子を閉めて寝てしまった。
温かい土地柄、この季節はこういうものなのかと気に留めずにいたが、やはり異常発生なのだ。さしあたりミカン農家が大困惑、越冬するなら彼の地名産の梅の収穫にも影響しそうな勢いという。殊にミカンと聞いては他人事ならず、難儀なこととお察しする。
紀伊民報を少しだけ追ってみたら、9月にはハクビシン、8月末にはニホンザルの被害が報じられていた。日本でいちばん降雨量が多く、日光もふんだんに浴びて自然が豊かなだけに、生態系の変調が直接の害をもたらすことにもなるのだろう。それにしても、一度訪れただけで心理的な距離はずいぶん縮まるものだ。旅はしてみるものらしい。

(海のホテルひろせ公式ブログより拝借。南紀白浜ではなく、北陸若狭のカメムシ像)
こちら昨日は、ソメイヨシノ開花。
東京都心で正午過ぎに30.7℃、1875年の観測開始以来、最も遅い真夏日を記録した。
そのあおりか、亀戸中央公園の135本のソメイヨシノのうち1本で開花が確認されたという。(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20131012k0000e040177000c.html
135分の1ということなら個体要因の関与も大きかろうが、それにしてもお気の毒さま。
案ずるに、いったん気温が下がった後の再上昇が開花刺激になるのだろう。
僕らの内部にも、外なる「気」と連動する内なる「気」の回路があるとすれば、用心するに越したことはない。
「気がヘンになる」のは、たぶんこういうところから発するのだ。