散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
コメント歓迎、ただし仕事関連のお問い合わせには対応していません。

hashittaruku/帯広の朝

2018-01-30 18:23:27 | 日記

2018年1月30日(火)

「走って歩く」について、ある方からメールで指摘をいただいた。大恩ある年上の女性とだけ紹介しておく。コスモポリタンという言葉がよく似合う広い精神世界に生きている人なので、名古屋の御出身と伺ったときはとても不思議な気がした。名古屋がコスモポリタンに縁遠いという意味ではない、この方が特定の出身地をもつことが不思議に感じられたのである。以下、大略を転記:

 hasittaruku これたぶん名古屋の言葉です。
 hasittearuku ではありません。

 一緒に暮らしていた祖母が男の子の動きをたしなめるときのひびきが聞こえてくるようでした。
 私の耳の奥に残っている名古屋のコトバも、各地の言葉がまじっているので微妙ですが。

 祖母のその親は江戸の人で、父が学んだ大阪の言葉もまじっていたり、
 名古屋のことばと思っていた単語が江戸の言葉だったりということもありました。

***

 現金なもので、そう言われたらケイちゃん自身が「元気に走ったるいとるがね」と口にしたのを聞いたような気がしてきた。記憶なんてイイカゲンなものだが、そうかと思えば妙に正確だったりするので厄介なのである。

 名古屋弁だとすれば北海道説はどうなるのかということだが、これは別に不思議でもなかろう。北海道の言葉は、明治以降に全国から入植してきた人々がもちこんできた多彩な素材を、その後の歩みの中で独自に練り上げていったものと想像される。名古屋の素材が採用されたことも当然あるだろう。ちなみに、屯田兵の出身地域に関するデータをインターネットでチラ見したら、あるサイトで愛知県出身者は15位にランクされていた。

 「走ったるく」・・・正しい発音でこれからも使おう。

***

 折しも北海道在住の大学院生から、今朝のメール:

 今朝の帯広はマイナス20度を下回りました。 今夜は飲み会なので徒歩での出勤(50分ほど)です。 鼻水も凍ります(笑)。 添付の写真は今朝の「十勝大橋」からの一枚です。

 

 帰り道、どうぞ気をつけて。

Ω


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。