2015年8月9日(日)の補遺
「弱いことと、正しいことは、違うから・・・」
タイトルも何もすっかり忘れたが、40年ぐらい前のNHKのドラマの中で主人公の女性が呟いた言葉である。ドラマの中で、彼女自身がきわめて弱い立場に設定されていたところが肝心だ。
演じていたのは宮下順子、相手役が確か藤岡弘、記憶を頼りにたぐっていくと、銀河テレビ小説『さようならの夏』(1975年)だったらしい。こうして情報が取れるのは、実に便利な時代である。藤岡弘が愛媛県出身なのは知っていたが、wiki で見ればなかなか凄い人物である。いっぽうの宮下順子は、日活ロマンポルノ出身の名女優だが、『八重の桜』に一瞬出ていたんだって!
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詩編にも確か似た言葉があったが、何しろ旅先で、すぐにウラを取ることができない。
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いっぽう、 「弱い」ということが構造的に作り出された弱さを意味し、従って「弱い」ことが「正しい」ことに直結する歴史状況は、確かにある。(甲子園に登場する高校野球チームが、そういう「弱さ」を担っているということがあるか、あるとすればどんな場合か?)
二種類の「弱さ」を弁別することが大事であるように思われる。