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散日拾遺

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嫡後續嗣 祭祀烝嘗 ~ 千字文 109

2015-07-24 07:39:55 | 日記

2015年7月24日(金)

ちょうど一ヶ月ぶりの千字文

「嫡子長男 親の跡継ぎ 四季の祭りに先祖を祀る」(Wikisource)

嫡は長子、後は父母のあとを承けること。嗣は継嗣(つぐこと)であり、続は相続して絶えないこと。(李注)

四季の祭りを表す言葉として、禴祀烝嘗(やくしじょうしょう)というものがあるんだそうだ。

 禴(やく)は春、作物の発芽を願う

 祀は夏、作物の成長を祈る

 嘗は秋、作物の熟したことを祝う(臥薪嘗胆の嘗、「なめる」の意がある。収穫を味わうのだね。)

 烝は蒸に通じ、天恩に報いる冬の祭りだそうな。

四季の収穫を願い、先祖を祭る。王龍の生きた世界である。