2015年7月24日(金)
ちょうど一ヶ月ぶりの千字文
「嫡子長男 親の跡継ぎ 四季の祭りに先祖を祀る」(Wikisource)
嫡は長子、後は父母のあとを承けること。嗣は継嗣(つぐこと)であり、続は相続して絶えないこと。(李注)
四季の祭りを表す言葉として、禴祀烝嘗(やくしじょうしょう)というものがあるんだそうだ。
禴(やく)は春、作物の発芽を願う
祀は夏、作物の成長を祈る
嘗は秋、作物の熟したことを祝う(臥薪嘗胆の嘗、「なめる」の意がある。収穫を味わうのだね。)
烝は蒸に通じ、天恩に報いる冬の祭りだそうな。
四季の収穫を願い、先祖を祭る。王龍の生きた世界である。