コミックの中ではかわいくてかしこいラスカル(アライグマ)も現実はだいぶ違ったみたいで、いま京都でも大変です。
始まりは、昭和37年(1962年)に愛知県犬山市の動物園飼育個体が野外に逃亡(12頭)したことに始まります。
その後1977年にはアライグマを題材にしたテレビアニメによってペットしての人気が高まり、多くのアライグマが輸入されました。この頃から飼いきれなくなって野外に放されたり、飼育檻から逃亡したりするケースが続出し、各地で野生化して定着するようになりました。
京都でも京都市中京区にある二条城で、「二の丸御殿」の屋根裏に動物のつめあとのような傷が付いているのが見つかりました。
国の重要文化財の「本丸御殿」などのおよそ50か所に爪痕が発見されましたし、善峯(よしみね)寺でも同じような被害にあっているそうです。
京都府宇治市の平等院鳳凰堂(国宝)や観音堂(重要文化財)の柱などでも爪痕が見つかり騒ぎになっています。
ネコもアライグマも元はペットとして飼われていたものですが、雑食でなんでも食べるというのも頼もしいと言うかどこでも生きて行けるようです。
アライグマも日本に来たくてきたのではないでしょう。
人間の勝手さにちょっと怒りを感じますね。
かわいいと飼い始める動物たちを最後まで家族として生活して欲しいです。
命の尊さをもっとわかって欲しいと思います。
彼等に罪を求める訳にもいかないので、これ以上可哀相な動物が増えずに文化財も守られることを願います。
松井でした (^_-)-☆