京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

比叡山に朝日が!

2014-09-11 | インポート

私は、比叡山が眺められる所で生活しています。

通勤も賀茂川べりを自転車で走るため比叡山を見ながら

走っています。今日は、朝の早い出勤で5時30分頃見ると

丁度、山頂付近に朝日が上がっていました。早起きは、三文の得

ですね。爽快な気分でした。

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比叡山は日々いろんな表情をみせます。     <サイダー>

2014-09-11 17:01:02

2014-09-11 | インポート

先日、雨上がりの大徳寺塔頭の高桐院へ行って来ました。

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真正面から望む唐門は、自然石の敷石道であり、夏の青葉を天蓋に頂く、

一直線の参道は、幽玄の気に満ちていました。

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楓樹を主とした野趣に富む庭で、青葉の清冽に心を洗われました。

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茶室・鳳来には朝鮮から礎石を持ち帰ったと云われる、豪壮な手水鉢が置かれています。

建造物には、客殿・書院・庫裡などがあり、書院は千利休居士の邸宅を移築したもので、

書院に続いて、二帖台目の名茶室「松向軒」があります。

松向軒は、寛永5年に、三斎公の手で建立されたものだそうです。

清巌和尚によるその由来には、

「常に松声を聞き、且つ趙州無舌の茶味を嗜む、因って松向と名づく云々」とあり、

珍しい黒壁は瞑想の場の感があって、簡素な中にも幽玄の雅味をたたえた名席です。

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三斎公及びガラシャ夫人の墓石は、生前に愛好された石灯篭をそれにあてたそうです。

鎌倉時代の美しい灯篭墓石は、苔を褥に静かに据わっています。

これはもともと、利休秘蔵の天下一の称ある灯篭でしたが、

豊太閤と三斎公の両雄から請われて、利休はわざと裏面三分の一を欠き、

疵ものと称して、秀吉の請を退けたそうです。

のちに利休割腹の際、あらためて三斎公に遺贈したもので、無双という銘を持ち、

また、別名を欠灯篭ともいうそうです。さらに、蕨手、灯口、横が欠けているのは、

後日、完全を忌む公自身が欠いた、と云われ、三斎公の面影が偲ばれる逸話です。

高桐院には、清厳・大心両和尚のお墓があり、また、歌舞伎の始祖として名高い、

出雲の阿国、名古屋山三郎、興津弥五右衛門などのお墓もありました。

静かに永眠する英雄豪傑、才女の歴史を偲んで参りました。

<マンマ・ミーア>


2014-09-11 15:48:53

2014-09-11 | インポート

重層の建物を楼閣といいますが、京都には、特に有名な三楼閣があります。

金閣寺と銀閣寺、そしてもうひとつは、西本願寺の飛雲閣です。

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この3つの楼閣を総称して、「洛陽三閣」又は「京の三名閣」と呼び、

さらに、大徳寺芳春院・呑湖閣と、東福寺・伝衣閣を加え「京の五閣」と呼ばれています。

「洛陽三閣」には共通点があり、1つは、京都の文化財として世界遺産に登録されている事!

2つ目は、庭園がとても美しく、池の面に建っている事。

金閣は、鏡湖池。銀閣は、錦鏡池。飛雲閣は、滄浪池。

池の面に建っている事により、楼閣と庭園がマッチして、一幅の名画を観ているようです。

このような、価値の高い文化財がある京都に住んでいる事、とても誇りに思います。

海外からのお客様も増加していますので、さらに深く知ってもらえたら嬉しいですね。

<チーズケーキ>


2014-09-11 15:20:16

2014-09-11 | インポート

橋の下なので見落としがちですが、鴨川に架かる四条大橋の下の空間を利用して、

京都の歴史や文化の魅力を発信している「鴨川ギャラリー」が、橋の下につくられました。

そこには、大きなパネル3枚、明治・大正時代の四条大橋の写真、、、他に、

祇園祭の風景を描いた江戸時代の絵図2枚が転写されています。

勿論、英語の解説もしっかりとつけられており、外国から観光に来られる方も多いので、

意外と、隠れ家的なスポットは、私達よりも詳しいかも知れませんね。

ギャラリーは、2012年に、二条大橋と出町橋の下にも設置されていますが、

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今回は、当館近くの丸太町橋の下にも設置されており、

祭り事や美術品などを紹介してありますので、是非、散歩がてら、ご覧になって下さい!

<チーズケーキ>