当館の東を南北に流れる鴨川
京都府は今年から鴨川沿いの歴史・文化スポットを多彩に結んで観光客を誘う「鴨川文化回廊」事業を各界と連携して始めています。
古く江戸後期の儒学者・頼山陽(らいさんよう)は、京都の美しさを“山紫水明”と称賛しているのは皆様もご存じかと思います。
この言葉は現代も京都を形容する表現として盛んに用いられていますが、その中心的役割を担ってきたのが鴨川でしょう。
北西部の桟敷ヶ岳東側の谷を源流に雲ケ畑、上賀茂を経て糺の森で高野川と合流し、四条大橋上流で白川が合流をして下鳥羽付近で桂川に注いでいます。
上流に位置する北山通と下流域の東寺の五重塔がほぼ同じ高さになっていますヨ。
近年は治水対策とともに河川整備が進められ散策や夏場の夕涼みの憩いの場として多くの人に親しまれていますネ
特に有名なところでは植物園の西側、半木の道の桜並木や納涼床は観光客の方には目玉スポットです。
今回の事業計画で川沿いに散策モデルコースの設定、テーマ別のコース、川や水にまつわる豆腐や茶の湯、友禅染めといった今日の食や伝統文化産業の体験企画も取り組むとか。
また、鴨川と芸能・映画とのかかわりにもスポットを当てるとのことで、一層身近な流域となりそうです。
(当館にかかわる皆さんには大いに楽しみですね)
京都府のホームページで回廊コースを発信されます。
マスコミを通じて今後いろいろな詳細が公開されることでしょう、乞うご期待の程。
しーちゃん