立春の前を節分と言い、古来より鬼を追い払って災厄を除いてきました。
移りゆく季節を感じる伝統行事が、京のあちらこちらで催され大勢の人たちが古式ゆかしい行事に足を運ばれたことでしょう!
もともと「節分」とは“季節を分ける”季節の変わり目となる立春・立夏・立秋の前日のことを言います。
古くは立春を新しい一年の始まりとしたので、次第に節分と言えば春の節分をしめすようになったそうです。
時代を遡り平安時代、節分の頃は悪鬼が現れやすいと考えられ、宮中では豆を撒いて鬼を追い払う「ついな」という行事が行われており、これがのちに民間に伝わり、現在のような節分行事へとなってきたとのことです。
京都で一風変わった節分行事としては、壬生寺の炮烙(ほうらく)、廬山寺の鬼法楽、聖護院の鬼おどり、花街のきれいどころのお化け、一風変わった神事として日向大神宮のぬけ参りなどがあり、どこも人出で賑やかに開催されました。
“豆”は撒くと鬼を払うことが出来るので皆さんも豆まきをされたことでしょう。
(心の中に潜む鬼や邪気をはらい終わったでしょうか?)
2月4日の立春もすぎ、皆さん今度は“福を呼ぶ”ことにターゲットを絞ってみてはいかがでしょう。
早春という梅の花の便りももうすぐですね。
外はまだまだ厳しい寒さが続きますが、暦の上で冬と春の季節を分けるこの時期をチャンスととらえ、心新たに飛躍しましょう!
しーちゃん