京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

八十一(はちじゅういち)

2012-02-02 | まち歩き





京都府観光連盟の主催するコンシェルジュ研修、当館は本年も参加いたしました。
今回の目的地は・・・宇治八幡方面です。 
近すぎるとなかなか行く機会のない、初めての観光地というのは非常にワクテカものですね。 (^▽^)/
先ず訪れたのは宇治市源氏物語ミュージアム』京滋バイパス宇治東ICから約5分 の好アクセス
源氏物語の世界観やストーリーを分かり易く解説した映像展示や、平安時代の貴族の暮らしを再現した模型など、歴史に馴染みのない人も楽しめる造りと成っております。(「宇治
十帖」物語シアターがオススメです
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ミュージアムの内装はメチャクチャ綺麗                            無料で利用できる図書室は立派な庭を見ながら読書ができます。
その次は、世界遺産宇治上神社源氏物語ミュージアムから徒歩5分
日本最古の神社建築である本殿が鎮座しています。
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神社近くのカラー舗装の道路。実はここ車も通れる市道なんです。宇治市では源氏物語に因んだまちづくりに力を入れています。観光に適した行政というのは、京都にも見習って欲しい所ですね
そして宇治川沿いを散策した後は、
Dsc_0081_2広い河川敷の素敵スポット  時期によっては鵜飼が見れます。
宇治市所有の茶室にて宇治茶茶菓子をご馳走になりました。抹茶を淹れてくださったの
は『裏千家』の方。(宇治といえばなんといってもお茶。。。。因みにお茶漬けで有名な永谷園もココ宇治が起源だそう
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かの有名な『平等院鳳凰堂』
建築当初はに包まれていたとか・・・今でも圧倒的な存在感を放っております。
あ、ちなみに屋根の上に乗ってる鳳凰、あれレプリカです本物は併設されている博物館の中に保管されています。
ここから京田辺へ移動、『一休寺』(正式名は酬恩庵)へ―京阪バス「一休寺道」下車徒歩5分
とんち話で有名な一休さん大徳寺のお坊さんとして知られていますが、実に25年もの間この酬恩庵で暮らしていたそうです。境内には一休さんのお墓(立禁止や木像が有ります。
その後八幡の松花堂庭園を見学―京阪八幡市駅より徒歩10分
松花堂弁当(昭和の初め頃料亭の吉兆が開発)に名を残す、書家及び絵師としても有名な僧侶・
松花堂昭乗の茶室や庵を見ることができます。かつては男山山中の石清水八幡宮に在りましたが、明治の神仏分離により移築されました。
また、美術館が併設され、所縁のある京都吉兆の店舗も出店しています。
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茶道中興の祖・千宗旦好みの茶室
庭内には恋の願いが叶う葉っぱがあるそうで、興味のある方はどうぞ
松花堂の玄関  府の有形文化財なので中は撮影できません。
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この庭園の住所  女郎花 (おみなえし)という地名
かつて、不倫の恋に破れた女性が川に身投げし、そこからオミナエシが生えてきたと云う伝説から・・・こちらは松花堂昭乗よりずっと前、平安時代のお話。
さらにその後、本日最後に伺う石清水八幡宮京阪男山ケーブル下車5分
織田信長第六天魔王(自称)が愛してやまなかったという神社で、信長は黄金の樋(とい)を奉納しています。
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京都の南西 裏鬼門 を守護し、中世においては伊勢神宮 と並び、現在も日本三大八幡宮に数えられる非常に格の高いお社。
だそうですが、ピンと来ない。徒然草に詠われ、かの松下幸之助翁が深く信仰した、と聞けば 成程、凄そうだな と思う事も無きにしも非ず・・・といったところでしょうか。
境内はとても広く、拝殿には麒麟だのだのだのの装飾が施され、圧巻の一言です。
でも、こんな山の中にあって、昔の人は参拝するのも大変だったでしょうね
境内には、あのエジソンの記念碑があります。何でも、かつて電球のフィラメントに男山のを炭化させて使っていたとか。今はすっかりタングステンに取って代わられ、あわよくば発光ダイオードになろうかというこの時代。
こんな辺境の地で祀られているとは、GE の技術者さん達も思ってもみないでしょうね。
麓のお店では名物 走井餅(餡を求肥で包んだベタなオーソドックスな和菓子) が人気を博していました。
たった一日、駆け足で巡った感じでしたが、非常に有意義で好奇心を刺激されました。京都市内からのアクセスがいいところばかり。京都にお泊りの方は是非、宇治・八幡方面へ足を延ばしてみては如何でしょう
                                               烏龍茶
フリーダム洛都

節分  吉田神社 その1

2012-02-02 | インポート

明日は節分です。

関西では豆まきをして厄を払うだけでなく、その年の恵方(今年は北北西)に向かって、「恵方巻き」という太巻きを、黙ったまま丸かぶりをして福を呼ぶという新しい風習もあります。

(最近は全国に広まったようですね)

・・・・・もしかしてお寿司屋さんが考えたのでは?と思いつつも早速家族の分を購入しました 

京都では節分祭が行われる神社が沢山あります。

特に毎年50万人の人が集まるのが、「厄除け詣」発祥の地として有名な「吉田神社」です。

京都大学のすぐ近くのパワースポット、22日から4日まで行われる節分祭は悪い鬼を追い払い、無病息災をもたらす目的があるそうです。

境内には5mもある高さの火炉が作られ、地元の人々は去年一年間守ってもらったお札や御守りを感謝をこめながら次々と焚いてもらいます。

このお祭りはキレイな色の鬼がいるのも有名で、小さいお子さんが怖がって泣く様はとても可愛いのです。

(さわってもらうと運がつくそうです・・・)

恒例の厄除の福豆(200円なんと抽選券付き)を買ったら仮設の
おそば屋さんコーナーで温かいおそばをいただきホッコリ
 ?

寒い時期ですが福をいただきに、ぜひ行ってみて下さいネ ( ^^)

                                                         少女時代

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