① 平等院鳳凰堂
今の時代は国民のほとんどが携帯電話を持つようになりましたがその機能を利用して、堂内にある菩薩像のうち5体を携帯電話にダウンロード出来るサービスを始めました。
境内のミュージアム内にあるQRコードを読み取ると立体画像で見え、しかもわずかに残っていた顔料から再現された仏様が現れるのです。
大変趣がありますよ。
また南門が豊臣秀吉が築城した最初の伏見城の遺構の可能性が研究者の調査で発表され、しかも二流の木であるカシ類だった事も判明し秀吉が木の種類にこだわらなかったそうです。
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② 大徳寺 真珠庵
ここにはあの有名な一休さんの肖像画があり、この絵に穴を開けたアライグマがニュースになりましたが御存じでしたでしょうか。
以前、私がブログに書いた通り外来種の被害がまたしてもこんな思いもよらない所にも広がっているのです。
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③ 高台寺
京都の観光シーズンも最盛期を過ぎ今年高台寺に行かれた方はおられましたか?
ここにある梵鐘は豊臣秀吉の正室ねね様の兄、木下家定が寄進したと伝わっています、そして約400年もの間時を刻んできましたが、老朽化が進み11月に引退しました。
今は新しい梵鐘が吊下がっていますが養生期間が必要らしくしばらくは鐘はつかれないそうです。
でも大晦日の除夜の鐘をつく時からこの梵鐘が素晴らしい響きを私たちに伝えてくれすそうです、年越しのその時に高台寺に行かれるとこの新しい鐘の音が煩悩を払ってくれるのでしょうね。
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④ 北区 明光寺
江戸時代につくられたもので、鴨川から京都御所にひかれていた「御所用水」の水路の跡が今年見つかり、その水路跡に砂利を引きつめて冬至の様子を再現していますのでチャンスがあればぜひ見に行って下さい。
幅約1メートル、深さ90センチあり、1912年に琵琶湖疏水の水を引いた「御所水道」が出来るまで多目的用水として使われていたようです。
水路跡は市内ので一部しか見つかっていないそうです。
昔の人達の知恵が見え隠れする中に歴史が動いているのが興味深いですね。
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