京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

利休鼠

2010-12-22 | インポート

以前講演会で聞いた話がありますが、色のお話です。

企業にイメージの色があり大切な役割を果たしているそうです。

カラーコーディネーターの方の話では色によって感情表現や心理的な操作まで出来るそうです。

京都の色はと言うと・・・

「京都と聞いて、パッとさくら色が思い浮かびました春が待ち遠しいのでしょうかね?」

京都は少し赤みを帯びたはんなりした紫」

「秋の紅葉の色紅色とか朱色。また平安神宮などの朱色が印象的です」

等など観光でお越しの皆様のご意見は色々あります。

わびさびの中では利休鼠 (りきゅうねずみ)と言う色がそれだと言うのですが、なるほどと感じるところもあれば、う~~~とうなる場面も。

こんな風自分の色を探すのと一緒に場所にも色を付けるとしたらと考えると結構面白いかもしれませんよ。

136142126

利休鼠 (りきゅうねずみ)

日本の伝統色

R:136 G:142 B:126

H:83 S:11 B:56

L*:58.14 a*:-5.7 b*:7.9

C:4% M:0% Y:11% K:44%

地味で控えめな色彩であることから、侘びた色として侘茶を大成させた利休を連想したそうですが・・・。

ちなみにいしちょうの色は京紫(京紫 きょうむらさき#9d5b8bと呼ばれる色と金赤(金赤 きんあか#ea5506になります。