京のおさんぽ

京の宿、石長松菊園・お宿いしちょうに働く個性豊かなスタッフが、四季おりおりに京の街を歩いて綴る徒然草。

冬至に黄色いものは欠かせない・・・?  修

2010-12-15 | インポート

師走の行事の一つに”かぼちゃ供養”で有名な矢田寺があります。
地下鉄・京都市役所前駅より南へ徒歩3分 または京阪三条駅より三条通を西へ、寺町通北へすぐ、徒歩6分
と当館からも5分位のところにあり、早く着いたりしたお客様が行ってきましたと良く聞く場所でもあります。
毎年12月23日は無病息災を願って「かぼちゃ供養」が行われます。
「代受苦地蔵」と呼ばれる本尊の地蔵菩薩立像は地獄の火焔の中に身を置かれおり、地獄で罪人を救っている地蔵の姿を彫刻してまつったものと伝えられています、見ているとなるほどと手を合わせてしまうのです。

昔から冬至の日に南京を食べると風邪をひかない、中風やぼけ封じに御利益があると言われて全国から参拝者が来られます。
かぼちゃ供養に参加して縁を頂きましょう。きっとこの冬は無病息災で過ごせますよ・・・。
古代中国で黄色の色が厄除けになると言われていて、南京を食べゆず湯に入って厄払いをするようになったそうです。
年中行事の師走の一つですが神仏への祈りや感謝の儀式であるとともに人々の生活のの営みそのものなのかもしれませんね。
行事の一つ一つに意味があり四季折々の移ろいの中で厳かに行われてきた行事も、人は五感で感じていたのでしょうね。
生活習慣や食文化が変わって暮らしの中に季節を感じる変化が少なくなってきているのが残念です。
自然の恵みに対してつねに感謝の気持ちを忘れず、心豊かに日々を過ごせたら最高でしょうね。
今月22日が冬至にあたります、皆様さむい日が続くと思いますのでどうぞご自愛ください。