ヒジュラ暦1426年ズー・ル・カアダ(11月)3日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日) |
ヨルダンのペトラ、シリアのパルミラと並んで、レバノンのバールベックも今回のツアーの目玉であったが、腹痛は悪化の一途をたどっていた。
バールベックに入場するなりトイレに駆け込んだ。最悪!!
おかげでペトラ、パルミラに比べると印象が薄い。
バールベックはベカー高原に広がる遺跡で、名前の由来は「バール神の町」だとかなんとか。 あー、腹が痛い。
バール神は、パルミラのベル神殿の「ベル」と同じ神である。牛のような角を持っていた。
やはり農耕をやっていた地域では、太陽や牛は神になりやすかったようだ。
最初の人類アーダムがこの付近に住んでいたという伝説もある。ということは、この辺がエデンの園だったってことですかい? うーん、あまり納得できない。おなかがゴニョゴニョ鳴っているな。
遺跡は好きなのだが、今回はとにかく腹が痛くて、見学に集中できない。
それでも、力を振り絞って、中庭にあったバシリカ教会堂跡の上の方まで登ってみた。顔を出すと、添乗員さんに「そこは登頂禁止だから、登っちゃだめですよ」と、子供みたいに注意されてしまった。
ドイツ人らしき集団はみんなで登っていたぞ。
仕方なくおりてきて、最後に高めのところから「やっ!」と飛び降りたら、腹に衝撃が!!
こうしてまたトイレに駆け込んだのだった。しかしバールベック見学はまだ続く。
第二の中庭。昔はバシリカ式の教会堂があった。 | 回廊に残る祭壇跡。柱は赤大理石。 |
彫りかけて途中でやめた浮き彫り。右は牛。 | 廃墟と、力強く生きる花の対比が印象的。 |