日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

いよいよ明日か…

2006年05月26日 21時16分58秒 | アラビア書道
ヒジュラ暦1427年ラビーウ・ッサーニー(4月)28日 ヤウム・ル・ジュムア(金曜日)
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 いよいよ明日は、アラブイスラーム学院で第3回アラビア語オリンピック。アラビア書道の部は11時15分から1時間おこなわれる。集合は10時半。

 昨年の展覧会のときもそうだったが、自分の中で「『書くことが信仰』という故サアダウィー師の言葉をよく使うわりには、展覧会に作品を出したり、コンテストで競ったりするのは矛盾してるのではないか?」と悩むこともあった。

 しかし、今は迷いは無い。
 いろんなことに手を出すわりに怠けがちな自分にとっては、目標があった方がいいのだ。
 あるひとつのことが好きで好きでたまらなくて、ずっとやっていたら凄いレベルになった…という人が世の中にはいて羨ましい限りだが、私はそういうタイプではない。
 目標があるから(それがどんな目標であっても)、頑張れるタイプの人間なのだ。
 明日のコンテストにエントリーしたおかげで、いつもより練習時間を取る努力をしたし、カラム(筆、ペン)や墨の試行錯誤をする中で、ささやかな発見によりささやかな充実感を得ることもできた。

 思えば、昨年のコンテストで飛び入り参加をせざるを得ない状況になり、悲惨な結果に終わったこともモチベーションになっている。
 大した努力をしたわけではないけれど、昨年と違って、準備期間があっただけでもありがたい。

 「詳しいルールを知らない」というちょっとした問題はあるが、まあいいか。
 昨年通りなら、黒板に課題となるアラビア語が書かれ、それを見て好きな書体で時間内に作品を仕上げるという形式になる。

 しかし、今年は書体別なんて話も小耳に挟んだし、結局どうなるのだろう。他の書体に比べれば地味だが、明日はルクア体を書く。
 コンテストという視点で見れば、高度なスルス体や、見栄えの優雅なディーワニー体、基本中の基本ナスヒー体の方がおそらく有利だろう。
 でも、今自分が練習しているのはルクア体だからルクア体以外は書くつもりはない。コンテストと言っても、あくまで「今の自分の力を試す場」なのだから。 
 と、偉そうなこと言ったけど、そもそもナスヒー体とルクア体しか書けないんだった…。
 今日は早く寝ようっと。


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