日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

アラベスク(幾何学系)作成への道②

2006年04月27日 20時51分29秒 | アラビア書道
ヒジュラ暦1427年ラビーウ・ル・アウワル(3月)28日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)
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詳しくは4月17日分の記事を参照してください。ボソボソ…


 今日は知り合いの数学者に、アラベスクの本
"ARABIC GEOMETRICAL PATTERN & DESIGN 200plates" by J.BOURGOIN
を見せて、「このようなものをパソコンのソフトで作りたいのですが、数学と何か関係がありますか? もし関係があるとしたら、数学系のソフトで、このようなアラベスクを作れそうなものありますか?」と尋ねてみた。

 結論から言うと、「代数」の中の「群論」というジャンルの中の「パターンの数理」という、最近数学業界ではやっている分野に関係するらしい。 そこでも、伝統的なアラベスク模様について議論が交わされているとか。

 なんだかよくわからなかったけど、アラベスクの本に載っているような図面はとても難しく、大学生レベルでは本質は読み解けないのではないかとのこと。

 あらためて先人や伝統のすごさを感じる。

 ということで、数学的なアプローチをしながらお絵かきソフトで作成するのは断念。数学者が悩むことを素人がやろうとしてはいけない。

 安易な方法として、スキャナーで図面を読み取り、IllustratorCS(以下「イラレ」)でトレースしてタイルを作り、手作業で組み立てた。ガタガタだけどなんとなくそれはそれで味があるし(下の図)、たくさん組み合わせればそれっぽく見える(さらに下の図)。なんだか強引な妥協の仕方だが今はこれで我慢。
 今後、さらにいろいろな方法を考えていこうと思う。




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