
実は万里の長城を見物した後、ひと悶着ありました。ガイドと落ち合う外国人用の休憩所に集合した時の事です。万里の長城を堪能し、大満足だった気分に一気に水をさされたのです。
外国人観光客に対し、土産物を売り込むのはある程度は仕方ないと思いますが、ここの売り込みは本当にしつこかったです。旅行会社もグルになってますから話を聞くのはある程度は諦めてます。それでもロレックスのニセモノとか持って来られちゃうとね。もう話聞く気にならない。
「絶対得だよ。買え」
何十個のロレックス(の偽物)を並べて言います。何なんだよこのシツコさは。いらないし、興味ないって言ってるのに中々開放してくれない。金額は日本円にして三万円くらいでした。
「本物ならともかく、偽物にそんな金出せないなぁ。日本なら千円で買える」
仲間の1人が言うと、売り込みの男は言いました。
「ニセモノじゃないよ! ホンモノそっくり」
そっくりって何だよ。ずっと黙って聞いていたけど、そこで堪忍袋の緒が切れてしまいました。頼むからこれ以上イヤな気分にさせないでくれ。
「もういい加減やめろって。絶対買わないって言ってるだろ。気分悪くなるんだよ。次のお客に売りつければいいじゃん。二個でも三個でもニセモノ売りつけて儲けてろよ。どんなにしつこくされてもウチらは絶対に買わないからな」
黙り込む店員。他の店員も固唾を飲んで見守っています。やがて黙っていた店員が口を開きました。
「他のお客いないよ。今日はもうあなたたちだけ」
ああ、ムカつく。大仰に肩を竦め、さらに拳を握り締める振りを見せます。
「だったら明日の客でも明後日の客にでも売ってろ!」
黙って様子を見ていたガイドの方を向いて言いました。
「なあ、いつまでココにいなくちゃいけないんだよ? 車の準備出来てないって、いつ来るワケ? ここじゃなくても外で待っててもいいんだろ? もうココにはいたくないんだよ!」
無愛想なガイドは慌てて、車は準備出来てるからもう行きましょうとか答えました。さっさと言えよ、このダメガイド。さっと立ち上がり、仲間を促して店の出口へと向かいました。
またおいで、とか言ってる声が後ろで聞こえる。絶対来ねぇ。二度と来ねぇ。万里の長城自体は何度も来たいと思ったけれど、この店には、絶対、来ない。
※2004年12月5日投稿。投稿日時を10月1日に修正。
外国人観光客に対し、土産物を売り込むのはある程度は仕方ないと思いますが、ここの売り込みは本当にしつこかったです。旅行会社もグルになってますから話を聞くのはある程度は諦めてます。それでもロレックスのニセモノとか持って来られちゃうとね。もう話聞く気にならない。
「絶対得だよ。買え」
何十個のロレックス(の偽物)を並べて言います。何なんだよこのシツコさは。いらないし、興味ないって言ってるのに中々開放してくれない。金額は日本円にして三万円くらいでした。
「本物ならともかく、偽物にそんな金出せないなぁ。日本なら千円で買える」
仲間の1人が言うと、売り込みの男は言いました。
「ニセモノじゃないよ! ホンモノそっくり」
そっくりって何だよ。ずっと黙って聞いていたけど、そこで堪忍袋の緒が切れてしまいました。頼むからこれ以上イヤな気分にさせないでくれ。
「もういい加減やめろって。絶対買わないって言ってるだろ。気分悪くなるんだよ。次のお客に売りつければいいじゃん。二個でも三個でもニセモノ売りつけて儲けてろよ。どんなにしつこくされてもウチらは絶対に買わないからな」
黙り込む店員。他の店員も固唾を飲んで見守っています。やがて黙っていた店員が口を開きました。
「他のお客いないよ。今日はもうあなたたちだけ」
ああ、ムカつく。大仰に肩を竦め、さらに拳を握り締める振りを見せます。
「だったら明日の客でも明後日の客にでも売ってろ!」
黙って様子を見ていたガイドの方を向いて言いました。
「なあ、いつまでココにいなくちゃいけないんだよ? 車の準備出来てないって、いつ来るワケ? ここじゃなくても外で待っててもいいんだろ? もうココにはいたくないんだよ!」
無愛想なガイドは慌てて、車は準備出来てるからもう行きましょうとか答えました。さっさと言えよ、このダメガイド。さっと立ち上がり、仲間を促して店の出口へと向かいました。
またおいで、とか言ってる声が後ろで聞こえる。絶対来ねぇ。二度と来ねぇ。万里の長城自体は何度も来たいと思ったけれど、この店には、絶対、来ない。
※2004年12月5日投稿。投稿日時を10月1日に修正。
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