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Pump up the Volume

カッコ悪いってことは、なんてカッコ良いんだろう。

ガタカ

2006-05-16 21:41:05 | 映画系
『残酷なまでに美しい未来‥愛だけでは君に届かない。』

風邪で家にいるとTVに向かう時間がやたら増えます。さすがにHDDレコーダー内の録画もほとんど見ちゃった。ヒマを持て余し、久々に手元のDVDを引っ張り出して見ました。『ガタカ』です。確かこの映画も泳ぐシーンがあったよなぁって…(笑)。

STORY

 DNA繰作による優秀な遺伝子を持った“適正者”によって、自然な出産で生まれた人間が“不適正者”として支配される近未来。不適正者として生まれたビンセントは宇宙飛行士を夢見ていたが、それは不適正者ではかなわぬ夢だった。
 しかし、彼は自分の運命を変えるためDNAブローカーの紹介でジェロームという青年の適正者lDを買い取る。ジェロームになりすまして宇宙局ガタカの局員となったビンセントはついにタイタン探査船の航海士に選ばれる。だが出発間近に上司が何者かに殺された事件でビンセントの髪の毛が発見された事から、正体発覚の窮地に立たされる。ビンセントの素性に疑いを抱く女性局員アイリーン。更にエリート捜査官となった弟のアントンの介入で、彼はますます窮地に追い込まれる。

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近未来に本当に有り得そうなSF的な要素を利用して、でも内容は全然SFらしくなく、かなり人間ドラマしてます。「持たざる者」であるビンセントが努力し、夢を実現する。この実現も型どおりのキレイな形ではなく、あくまで他人に成りすますことでの実現。偽りの現実が、心にぐっと来ます。

映画の中で水泳は重要な要素になっています。不適正者ビンセントと適正者アントンの兄弟は、幼い頃から何度も海で泳いで優劣を競い合っていました。遺伝子的に優れている弟のアントンがいつも勝つのだけどね。その勝負のシーンで海での泳ぎが何度か出てきます。途中の映像はどうみてもプールっぽいけれど(笑)。

でも兄弟が真っ剣に海で泳ぎを競うってのは、なかなかカッコいいシーンだよ。

また、ビンセントがIDを買い取って成りすます適正者ユージーン。彼もまた遺伝子的に優れた男だったんだよね。水泳の銀メダリストって設定なのです。理由あってIDを売るのだけどね。ジュード・ロウが演じてるのだけど、これもまた魅力的です。

ユマ・サーマンも美しいし。マイケル・ナイマンの音楽も強く耳に残る。SFだけどアクションではなく、心に強く残るものの多い映画です。個人的には名作だと思ってる。かなりオススメです。

殺人事件という要素はミステリぽいですが、実はあまし重要ではないし。心配せずに物語を楽しめることと思います。

イン・ザ・プール。

2005-10-29 12:59:39 | 映画系
買っておいたDVDをようやく見ました。松尾スズキ主演の『イン・ザ・プール』です。奥田英朗の原作はとても面白い小説でした。少し変わった神経科医の元には、様々な心のビョーキを抱えた人々が訪れる。傑作短編集だと思います。

特に表題作のイン・ザ・プールはスイマーの間ではかなり話題になりましたね。水泳依存症と言うと、少しばかり心当たりのある人もいるんじゃない? 自分では大丈夫とは思いつつね。まあ多かれ少なかれ、人間何かしらに少しばかり依存してるそうですが。

小説では、タバコやアルコールに比べれば水泳に依存するなんて健康的で良いじゃない?なんてことも言ってました。確かにその通りに思う。水泳に限らず様々なスポーツに依存してる人はいるでしょう。ヘルシー生活依存症なんてものありそう。人それぞれです。

さて、映画の話。

原作のファンには少し違和感の残る出来だと思います。まずは主人公の精神科医のキャラクターが大分違う。松尾スズキで良かったという人もいるけど、正直言うともっともーっとデタラメな演技を期待してしまうよね。

今回の三つのエピソード的には、原作の主人公の特徴の一つ『太っている』必要はないかもしれない。でも、イメージが大分異なるのは確か。原作を読んで、やたらハイテンションで子供ぽい伊良部医師を想像してたけど、テンションはまあまあ。でもガキっぽくはないな。クールに保ちすぎてるように感じました。

それからナース役もイマイチだったなぁ。MAIKOというモデルらしいのだけど、演技という演技がまるで無い。容姿も何だろう、お人形さんのような端正さはあるものの、原作でいうお色気は感じられません。別のエピソードでは結構チャーミングな面もあったりするしね。まったくの期待はずれでした。

患者たちはかなり良い感じです。3人とも見事と言うしかないくらいハマってる。怒れないオダギリジョーとか、市川実和子の『ガビーン』も面白い。

特にプール依存症の田辺誠一! 顔見知りのスイマーで彼によく似た人がいるんだよね。泳いでる姿を見て思い出し笑いをしてしまった。

スイマー的に見ると、プールのシーンはさほど多くはありません。でも気持ち良さそう泳ぐ田辺誠一や、追い詰められたように泳ぐ彼は一見の価値あり。幅広く張ったコースロープの間を1人で泳ぐ姿は羨ましく映るね。

定時の休憩時間にプールに飛び込みたくなるのは誰しも一度は思うこと。そう言えばこの映画だと、そもそも主人公が何でプールに泳いでるかの説明部分も無い。その辺も原作ファンとしては物足りませんね。

映画のおしまいになって、大きなプールの10mの高飛び込みの台が出てきます。CMやポスターでも使われたシーン。見てて気付きました。ああ、ここは泳いだ覚えがある。横浜国際のダイビングプールだったのです。

普段は一般公開はしないプールだけど、サブプール点検中でちょうど泳げたんだよね。いつも通う短水路とは明らかに違う幅と深さ。大量の水の箱の中を泳ぐようで気持ち良かったです。

全体としては、まあまあ楽しんで見られる映画だと思います。原作を読んでいても楽しかったし、逆に読んでなければ先入観もなく素直に楽しめることでしょう。でも原作読んでないと少し説明不足な部分はあるかな。やっぱりは活字と映像じゃ大分表現が異なるものね。

そう言えば、エンディングテーマの大滝詠一の『ナイアガラ・ムーン』も良い感じに合ってました。お時間があれば、一度くらい見てみても良いと思います。

※画像は映画の公式サイト(http://www.inthepool.jp)でダウンロード出来る壁紙です。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

2004-12-20 05:43:27 | 映画系
ハロウィン・タウンのカボチャ王、ジャックが夢見たクリスマスは少し普通ではありませんでした…。

先日コレクターズエディションを買ってしまいました。スタンダードの廉価版が出ていることも知ってたんですけどね。音声解説やらメイキングやら気になっていたんだもの。こういう"オマケ"に弱い僕は、日本公開10周年記念というシールを見た時点で購入決定。

この映画を最初に見たのはもう大分前になります。まだDVDが普及する前にレンタルビデオで借りたんだっけ? 登場する人形たちが個性豊かで感心した覚えがあります。動いてないとただただ不気味だったりするんですけどね。泣いたり笑ったり。踊って歌ってる姿はまるで別の生き物のようです。

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世界のホリデイを司る各タウンのあるお伽の世界。ハロウィン・タウンのジャックは毎年のマンネリとしたハロウィンにウンザリ。今年のハロウィンも皆を怖がらせて大成功。周りは恐怖の王として称えてくれるのですが、嬉しくなくて嘆きの歌とか歌っちゃってる。

そんな彼はハロウィンの翌日、街のハズレの森の扉からクリスマス・タウンに入り込んでしまいます。初めて見る人々の喜ぶ声、楽しそうな様子に感動した彼は、ハロウィン・タウンに帰りその素晴らしい様を皆に伝えようとするのですが、恐怖好きが体に染み付いている住人たちになかなか理解されません。

思案の末、彼はこう思い立つのです。
『そうだ! 今年のクリスマスは僕たちハロウィンタウンがのっとってしまおう!』と。

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ハロウィン魂が染み付いてしまっているモンスターたちが、クリスマスのために頑張る様などキュートで良いです。ただし、小さい子には少し怖いかも。ある程度大きくなってからじゃないとダメかなぁ? CG全盛の今、あらためて見るストップモーション・アニメーションもまた趣があってよろしい。クリスマス前に見てもいい映画だと思います。

ちょうどディズニーランドのホーンテッドマンションでもスペシャルプログラムをやっていますし(2005年1月10日まで)。ちなみに僕は今日見に行く予定。

タイムトラベルの世界にようこそ!

2004-09-04 06:50:50 | 映画系
タイムラインのDVDには12ページのライナーノーツが付いてました。
その中にタイムトラベルの世界へようこそ!ってページがありまして。
"タイムトラベルもの"の代表格と言えば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だけど、
それ以外にも色々と映画が紹介されています。
…結構自分もDVD持ってるなぁ。
てなワケで、手持ちのタイムトラベルものDVDをリストアップしてみました。

ターミネーター1~3
タイム・アフター・タイム
タイムアクセル12:01
タイムトラベラー きのうから来た恋人
ニューヨークの恋人
バック・トゥ・ザ・フューチャー1~3
パリの確率
ビジター
リターナー
CLOCK STOPPERS(邦題:タイムマイン)
Just Visiting(邦題:マイ・ラブリー・フィアンセ)
The Visitors(邦題:おかしなおかしな訪問者)

メジャーでないのも結構混ざってます。
手元にあるDVDですから、見直したときとか、
あらためてブログ書くかもしれません。

タイムライン

2004-09-04 06:10:47 | 映画系
それは、14世紀からのSOS。

遺跡発掘研究者を父に持つクリスは、
しかし父とは違い、歴史に対してあまり興味を持っていません。
父の同僚のケイトに好意を寄せていますが、
彼女もまた遺跡発掘が最大の関心事。報われない。
父が"特別な用事"で出かけた数日後、
修道院遺跡で信じ難い物が発見されます。
その時代には無かったはずの眼鏡レンズと、HELP MEの文字。
これは彼の父の、600年前からのメッセージでした。
特別な用事とはタイムマシンによる過去への旅だったのです。
14世紀のフランスに取り残された父を救うため、
クリスもケイトらと共に、過去へと旅立つのでした。

「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトンが仕掛ける、
驚異のタイムトラベル!だそうです。
タイムトラベルものって大好きなんですよね。
発売日前日に、当然のように購入。

この映画のタイムトラベルにはかなり限定的な条件が付いています。
元々が大陸間の移動を目的とした電子移動装置(FAXの物体版?)開発をしていて、
それが時空を越えるワームホールへと繋がってしまった設定。
思い通りの時代に飛べるワケではなく、
ワームホール先の14世紀のフランスにしか移動出来ない。
けれど戻るための技術は開発されていて、
ペンダント型のマーカーを発動させれば戻ってこれる。

映画の中ではかなり分かりやすい説明もあり、
向こうへ飛ぶ理屈は一応分かったけど、戻る理屈は分からなかったなぁ。
原作を読めばもう少し詳しく解説されてるんだろうか?

恋愛あり、アクションあり、期待通りのSFで、
終わり方もかなり僕好み。
購入して良かったと思います。

■DVD@自宅鑑賞

※どうでもいいけど、見終わってからDTS音声入ってるのに、
 ドルビーデジタルで見てた事が判明。orz.
 DTSで見直さなくちゃ。

以下余談。
多分少女マンガなんですが、
池田さとみの『スーベニア』って作品がありまして。
タイムライン見てて真っ先に脳裏に浮かびました。

やはり考古学者を父に持つ女の子の話なんだけど、
遺跡の発掘現場から父の助手と共に、
その遺跡の時代にタイムスリップしてしまう。
(ただし縄文時代。)
そして縄文人からは神の使いのように崇められたり、
縄文人の兄弟と仲良くなったりするんだよね。
そのままそこに馴染んじゃいそうな彼女と違い、
助手の方はまったく縄文時代が合わない。
そして、助手との仲たがいをきっかけに、
彼女は助手が父の発掘現場に爆弾を仕掛けてきたことを知ります。
発掘現場にいる人たちを助けるため、
彼女は現代へのメッセージを送ろうとするのでした。

終わり方がまたとっっても良いんだよね。
僕好み。そしてタイムラインともかなりかぶります。

もしかしてマイケル・クライトンがタイムラインを書く前に、
このマンガを読んだことがあったんじゃないか?ってくらいにね(笑)。

かなりのお気に入りで、引越しの際大量のマンガを処分したんですが、
これは捨てられませんでした(笑)。

オルフェ

2004-08-29 22:43:39 | 映画系
ブラジルのリオのサンバカーニバルの映画。な~んてね。

ブラジルのスラム街に住むオルフェは若い天才ミュージシャンにして、
サンバカーニバルのチームのリーダー。
警察やマフィアも彼には一目置いています。
カーニバルを数日後に控えたある日、
スラム街に訪れたユリディスとオルフェは一目で恋に落ちるのですが、
その二人に待ち受けていたのは悲しい運命だったのでした…。

ブラジルのリオのカーニバル。
一般常識的な知識は元々あったけれど、
より興味を持ったのはこの映画を見たからでした。
カーニバルのシーンがとても魅力的に撮られているんですよね。

・カーニバルがチーム戦(コンテスト)であること。
・各チーム毎に毎年テーマを決め、メッセージ性の強いパレードであること。
・各チームには1人づつのリーダーとサンバ・クイーンがいること(が多い?)。
・参加者たちは一年をこのカーニバルの準備のために費やしていること。

この辺はこの映画がきっかけで知りました。映画マニアらしく、ね。


そうして見ると、浅草サンバカーニバルの見方も大分変わってくると思います。
肌色の多い格好をしたお姉ちゃんが踊るだけのイベントではないのです。
それぞれのパレードにはテーマがあり、
そしてメッセージ性がある。

今年は雨が降ってしまって残念でしたね。
キレイなドレスの裾が汚れてしまったり、
段ボールで作った手作りの被り物が濡れて壊れてしまったり。
見ていて可哀想だったなぁ。

それでも本人たちはとても楽しげにステップ踏んでたりしたのが、
とてもとっても良かったと思います。
皆みんな笑顔が素敵だったなぁ。
来年は晴れるといいね。
もう少しちゃんと気合い入れて、見に行きたいと思います。

カテゴリー悩みましたが、一応映画系にしました。

※写真は映画のものではなく、今年(2004年)の浅草サンバカーニバルのものです。

Pump up the Volume

2004-08-16 22:31:22 | 映画系
TALK HARD. STEAL THE AIR.

この映画をはじめて見たのは高校卒業後すぐだったような気がします。
邦題は『今夜はトーク・ハード』。
人に紹介するのを一瞬ためらっちゃいそうなタイトルですが、
内容はそんないかがわしくはありません。

アリゾナの田舎町。
高校生達は毎晩10時から始まる海賊放送DJ"ハード・ハリー"に夢中。
このDJは大変気まぐれで、
気分が乗れば5時間、短いと5分で放送終了。
過激で下品な言葉を喋り、時に体制批判なども交え、
その歯に衣着せぬ物言いの放送は、
厳格な学園生活に縛られた高校生たちの、
心に深く影響を与えてるのです。
そして、DJハード・ハリーの正体は誰も知りません。
ですがある日、1人のリスナーだった高校生が自殺して、
物語は思わぬ方向へと向かう事になるのでした…。

昼は無口でシャイな文学青年。
夜は口悪く喋りまくる海賊ラジオのDJ。
この二つの顔を持つ高校生を演じているのはクリスチャン・スレーター。
こういった青春モノは彼にとても良く合っていると思います。
ストーリーも良いです。

普段とは違うを自分を演じてみたいと思ったりすること、
誰でも一度や二度はあるんじゃない?
僕的にはかなり心の琴線に触れる話作り。
自分がAB型だからと言うワケではないけれど、
他人に知られていない別の一面を持つ主人公に、
とても強く共感を覚えてしまう。

この作品は超オススメです。
僕の輸入DVD第一弾でもあります。
以前から好きで、でも日本ではDVD化されてくなくって。
ふとネットで北米のDVDの個人輸入の話を読んだときに、
真っ先に買おうと思ったのがこの作品だったのでした。

■レンタルビデオ及び輸入DVD@自宅鑑賞
※HP名の根拠、今さらながら。

ツイスター

2004-08-07 08:35:30 | 映画系
自然の脅威を前にすると、大抵の人間は圧倒されてしまう。でもそうじゃない人々もいる。

幼い時、強大なパワーのツイスターに父を奪われたジョー(ヘレン・ハント)は、
竜巻の構造を解析し、そしてその被害を防ぐ研究者へと成長。
離婚寸前の夫ビル(ビル・パクストン)が女を連れて現場に現れるも、
目前に迫ったツイスターの発生の季節の方が重要なようです。
彼女が率いてるツイスターの研究グループのメンバーは
変わり者揃いでとても魅力的。
ツイスターを恐れ、そして愛してるんだなぁ。きっと。

ビル発案のツイスター解析装置『ドロシー』を軸に、
研究者とツイスターの関わりを描いてるのですが、
思いのほか面白かった。

最近見た災害系の映画だと、
ザ・コアとか、デイ・アフター・トモロウとか、
地球規模の大災害が多かったんですよね。
そんな大仰しい話も大好きなんだけど、
このツイスターはそこまで大層な物ではありません。
でも、身近にある人にとってはとても危険な存在で、
この映画はそれをリアルに(少し大げさに)感じさせてくれました。
悪くない映画だと思います。

でもツイスターってほんと色々な物を巻き上げてしまうのね。
かなり笑えてしまうものもあります。
空飛ぶ牛、なんてあり?(笑)

■テレビ放送@自宅鑑賞

キリング・ミー・ソフトリー

2004-08-05 06:50:21 | 映画系
ストレートなタイトルの映画。
よく邦題って凝ったものが付いてることがあります。
「愛と青春の旅立ち」とかね。
でもこの映画はストレートだなぁ。日本語にすら訳してない(笑)。

ヘザー・グラハム演じるヒロインが、
ジョセフ・ファインズ演じる登山家と街中で会って一目で恋に落ちる。
同棲していた彼氏とも別れ、
不思議な魅力を放つ彼との(身体の)恋愛に一気に突き進みます。
挙句、結婚。
でも彼は、とてもとても危険な性癖を持つ男だったのです…。

予告編を見たときから、
きっと見に行くことはあるまい、と思ってました。
サスペンスはもともと苦手なんだよ。
しかも、やさしく殺して、でしょう?
スプラッタの匂いまでするタイトル。
だけどまあTV放送だったので見ても良いかなと思って鑑賞。

実際は予測してたような苦手なシーンはまったく無かったです。
ただ、映画として面白いかと言えば、そうとは思えない。
な~んか盛り上がりに欠ける気がするんですねぇ。
獣のようなキスとかSEXとかは、まんま素直に感心してしまったけれど。
(ヘザー・グラハムがオールヌードの体当たり演技なのです。)

■テレビ放送@自宅鑑賞

ボイスレター

2004-08-01 10:05:10 | 映画系
女性を怒らせると怖いなぁ。特に、思い込みの強い女性は。

この映画の原題は『Letter from a killer』。
妻殺しの疑いで死刑宣告を受けていた男が、
4人の女性とカセットテープで声の文通をしています。
(ボイスレター、ね。)
彼は文章などがうまくて、
収監中に死刑囚のテーマでベストセラー本も書いてるくらい。
そんな彼との文通に女性は4人とも夢中なのですが、
彼女らは自分以外の文通相手の存在を知らないのです。
で、あるとき刑務官がいたずらに女性宛へのテープを入れ替えてしまうのです。
自分以外の文通相手を知った、嫉妬に燃える女性は、
男に対して脅迫のテープを送り始めるのでした。
声を変え、名を隠し「絶対に処刑してやる」と…。

サイコっぽいサスペンス。
主人公はパトリック・スウェイジで、
追い詰められた男の演技がかな~りうまいと思いました。
女性陣はみんなどこかで見た顔。
ありがちなストーリーだけど、伏線など見事。
途中何度も、騙された!思いました。
サスペンスは詳しく書くとネタバレになってしまうのでこの辺で。

■テレビ放送@自宅鑑賞