また記事が前後しますが、水安のプールでの実技の2日目の記録。
最初にいきなり500mの泳力チェック。救助員養成講習会の検定科目の一つとして、クロールか平泳ぎで500mを泳がなくてはいけません。準備体操とアップを各自で済ませて、いきなりの本番になります。
僕は準備体操にかなり比重を置くタイプ。早めに入場して、みっちり自主的にストレッチを済ませておいて良かったです。アップも他のメンバーよりは多めに泳ぎました。
検定は4コースあるプールを2つにコースロープで分けてそれぞれ行いました。距離を計測するのはバディ同士で。32名中9名が平泳ぎでして、最初は平泳ぎとクロールで平行してスタート。平泳ぎ終了後は両コースでクロールも計測します。
僕のバディも平泳ぎでしたので、最初は計測役でした。見てると平泳ぎはかなりキツそうだったなぁ。コース幅がなくて、追い抜きがしづらい。意外だったのだけど、かなり必死で泳いでる人も結構いるんだよね。ターン時に明らかに足を付いて立って呼吸してから向きを変えてる。
そういう人で詰まったコースでマイペースを保つのは至難のワザです。しかも横幅取る泳法ですし。積極的に追い抜きをかける人も1人だけいましたが、あとは遅い人に合わせての数珠繋ぎになってました。
バディ含め平泳ぎは全員が形式上泳ぎ切って終了。お次は僕の番です。
特に時間制限はないとの事で、最初は50m50秒ペースでゆったりと疲れを残さず泳ぐつもりでした。でもクロールでも結構遅めのペースもいる。追い付くとやっぱりじれったい。で、追い付くたびについ追い越しをかけちゃうのはいつもと変わりません。
結局、50mをほぼ45秒ペースで泳ぎ切りました。距離泳ぐだけなら余裕~。でも追い抜きはちょっと面倒ではありました。泳ぎ出す前に追い越し方法までの指定はなく、自分の入水前に聞いたら出来れば外側から抜いてとの指示。でもプール内では統一されてないんだよ~。右に左に動きつつ抜きましたから。
500m泳の次は潜行のチェック。
20m以上の潜行と事前に聞いてはいます。25mプールなのでどうするのかと思っていたら、壁を蹴っての25mか、壁蹴り無しの20mにしますとのこと。参加者ほぼ全員からの希望で前者に決定。個人的にはどちらでも良かったのだけど。
今回は最初にチャレンジで、自分的にはほぼ完璧に潜行をしました。ドル平でゆったりと進み、水底で25mの壁にタッチしてから壁を伝って浮上。ノープロブレム。水中で折り返してもまだ15mはいける。で、あとは余裕の見学モード(笑)。
泳ぐ前は不安を口にしていたメンバーも次々と25mをゴールします。ゴールしつつ水面に出ちゃってて、あやしかったのはほんの数名かな。全員が終了した後、指導員のチェック結果でダメだった人に再チャレンジ指示が。
と、そこでなんと自分の番号も呼ばれてしまいました。えー、本当に? 完璧だったはずじゃん、俺。ゴール前に水面から足が出ていたと言われて、何とも腑に落ちない。まあいいか。何本でも、やってみせるだけです。何本でも、問題ないもの。
言われた通りに水に入ろうとしたところで、やっぱり指導員の勘違いだった事が判明して再チャレンジ免除になりました。けれど他の何人かはやっぱり25mが潜行し切れず保留になった様子。練習してないとキツいかもね。ましてや、普通のプールは潜水行為禁止ですし。
結構つらい検定です。
この日の検定のラストは順下でした。プールサイドから飛んで、前後に広げた両足を水中に落ちるに同時に閉じる。両手も水面を叩く。上半身を斜め前のめり気味にして、飛込みの衝撃を殺して沈まないように。
これは検定前に繰り返し何度も飛んで練習しました。習慣でついつい入水前に手をクロスにしちゃうんだよね。胸の前にクロスにして、入水と同時に両腕を左右に広げ水面に対し受身の腕を張るイメージ。でも今回の検定ではクロス禁止だそうです。
検定の直前に指導員から『皆さん足幅がまだ狭いからもっと大きく広げるように』とのアドバイスあり。プールサイドから順下で飛び込む際、後ろの足が1コースのライン、前の足は2コースのラインに掛かるくらいまで広げた方が良いとのこと。
えー、いくらなんでも遠いんじゃ? 多少不安に思うもののギリギリまで遠くに飛ぶようにしてみます。体勢が低くなって顔まで水に入っちゃうよ~。で、やっちまいました。つい検定本番でも腕をクロスしそうになっちゃった。
胸の前でかろうじてこらえたけどかなり怪しい。終わった後で再検定の覚悟は出来てたね。でも幸いこれも呼ばれずに済みました。ラッキー。ちなみに再検定にならなかった人は、壁の方に向いて座りプールを見ないように待機です。
皆黙り込んで神妙な顔して座ってる。背中の方で再チャレンジしてる人たちの様子が音だけ伝わってきます。頑張れ~。でもうまくいかない様子もまた伝わってきちゃうんだよね。シビアです。
3つの検定の後は潜水の入り方。
これは比較的水がキレイなで溺者から目を離しても見失わない場合になどに使います。溺者の視界外から接近したり、あるいは水中に沈んでしまった溺者の救助とかね。
足からのエントリーと、頭からのエントリー。これは海などでもよくやっているので結構ラクでした。クロール、平泳ぎそれぞれから2種類づつ。ただ、いかんせんここのプール浅すぎ。水深1.2mで普通にヘッドファーストエントリーとか頭ぶつけますし。足からだと途中で曲げないと沈みませぬ。うーん。
まあでも実際に浅いプールでは使わないよね。普通のプールでは練習もできませんし。
他に新しく習ったのが溺者からの離脱でした。
腕を両手で掴まれた場合の離脱、抱きつかれた場合の離脱。特に後者は前から抱きつかれた場合の『前首』と、後ろからの『後ろ首』があります。3種類練習して、実際の検定ではそのうちの1つを選ぶそうです。
腕を掴まれた場合は逆の空いてる手で相手の対角の腕を掴も溺者を沈めてしまいます。掴んでない方の腕の肩に自分の足をかけて腕を引き剥がす。残った相手の片腕も剥がして離脱完了。
『前首』はまず自分からあおって水に潜ります。相手がひるんで腕がゆるむので片手は相手の上腕を下から掴む。逆の手を相手と自分の頭の間に上から入れてこじ開けます。上腕を掴んだままで相手の顔を遠ざけると、うまく溺者の背中をとる事ができます。
『後ろ首』も最初は水に沈む。相手がひるんだところで下になってる腕の肘を下から、手首を上からでそれぞれ両手で掴む。腕の隙間に潜り込むように下がると、相手の腕にうまく逆関節をきめる形で離脱できます。
この『前首』と『後ろ首』はとっさにやると結構難しいです。相手の頭が自分の顔の左右どちらにあるか。あるいは相手の腕のどちらが下側か。瞬時に判断して両腕を使う必要がある。何度かやってみたけどかなり混乱しました。左右を間違える。
その点、両手で腕をつかまれた場合はまず空いてる方の腕を行使するので左右の間違えようもありません。3種類の中ではこれが一番やりやすいかなぁ。相手の肩に足をかけるのは、練習だとつい申し訳ないようにも感じたけどね。
後は実技1日目でもやった運搬方法の復習。
クロスチェストキャリーとリアキャリーとチューブを使ったキャリーです。これらは3つとも検定種目という事で、午前も午後も念入りに練習しました。チューブは他の2つに比べると格段にラクチンです。
クロスチェストキャリーは最初に巻き足を使うのがやっぱりキツい。つい足が付く。逆あおりも両サイドとも使うしね。スタート地点に引いて戻るまでの20mはかなり苦しいです。救助もキツいけど、溺者役でも水を飲まされまくりでむせました。
リアキャリーは巻き足で運搬って事で僕的には問題外。10mでバテます。練習の時は溺者役のマイバディもこっそりキックを打って協力してくれる。僕も溺者役の際は身体の下でスカーリングしてたのだけどね。本番では許されません。
と言うか、僕のバディは学科の3日目に欠席して講習会を途中辞退になってしまったし。最終日に誰と組んで検定するかも分からない状態で、正直言ってかなり不安だらけです。
この日も午前の講習と午後の講習のラストは共に巻き足でした。5分間巻き足でラストの30秒は腕を挙げて。当然無理です。最初の1分を過ぎた辺りから段々後ろに下がってしまう。後ろには他の講習生がいます。ぶつからないように立って位置を修正。本番だときっとここまでで採点終了でしょう。
ラスト30秒の腕の挙上は、たとえ足を着いた状態から始めても15秒で沈みます。4分30秒の巻き足をやった後での30秒なんて絶望的。まあやれるとこまで頑張ってみるつもりです。
最初にいきなり500mの泳力チェック。救助員養成講習会の検定科目の一つとして、クロールか平泳ぎで500mを泳がなくてはいけません。準備体操とアップを各自で済ませて、いきなりの本番になります。
僕は準備体操にかなり比重を置くタイプ。早めに入場して、みっちり自主的にストレッチを済ませておいて良かったです。アップも他のメンバーよりは多めに泳ぎました。
検定は4コースあるプールを2つにコースロープで分けてそれぞれ行いました。距離を計測するのはバディ同士で。32名中9名が平泳ぎでして、最初は平泳ぎとクロールで平行してスタート。平泳ぎ終了後は両コースでクロールも計測します。
僕のバディも平泳ぎでしたので、最初は計測役でした。見てると平泳ぎはかなりキツそうだったなぁ。コース幅がなくて、追い抜きがしづらい。意外だったのだけど、かなり必死で泳いでる人も結構いるんだよね。ターン時に明らかに足を付いて立って呼吸してから向きを変えてる。
そういう人で詰まったコースでマイペースを保つのは至難のワザです。しかも横幅取る泳法ですし。積極的に追い抜きをかける人も1人だけいましたが、あとは遅い人に合わせての数珠繋ぎになってました。
バディ含め平泳ぎは全員が形式上泳ぎ切って終了。お次は僕の番です。
特に時間制限はないとの事で、最初は50m50秒ペースでゆったりと疲れを残さず泳ぐつもりでした。でもクロールでも結構遅めのペースもいる。追い付くとやっぱりじれったい。で、追い付くたびについ追い越しをかけちゃうのはいつもと変わりません。
結局、50mをほぼ45秒ペースで泳ぎ切りました。距離泳ぐだけなら余裕~。でも追い抜きはちょっと面倒ではありました。泳ぎ出す前に追い越し方法までの指定はなく、自分の入水前に聞いたら出来れば外側から抜いてとの指示。でもプール内では統一されてないんだよ~。右に左に動きつつ抜きましたから。
500m泳の次は潜行のチェック。
20m以上の潜行と事前に聞いてはいます。25mプールなのでどうするのかと思っていたら、壁を蹴っての25mか、壁蹴り無しの20mにしますとのこと。参加者ほぼ全員からの希望で前者に決定。個人的にはどちらでも良かったのだけど。
今回は最初にチャレンジで、自分的にはほぼ完璧に潜行をしました。ドル平でゆったりと進み、水底で25mの壁にタッチしてから壁を伝って浮上。ノープロブレム。水中で折り返してもまだ15mはいける。で、あとは余裕の見学モード(笑)。
泳ぐ前は不安を口にしていたメンバーも次々と25mをゴールします。ゴールしつつ水面に出ちゃってて、あやしかったのはほんの数名かな。全員が終了した後、指導員のチェック結果でダメだった人に再チャレンジ指示が。
と、そこでなんと自分の番号も呼ばれてしまいました。えー、本当に? 完璧だったはずじゃん、俺。ゴール前に水面から足が出ていたと言われて、何とも腑に落ちない。まあいいか。何本でも、やってみせるだけです。何本でも、問題ないもの。
言われた通りに水に入ろうとしたところで、やっぱり指導員の勘違いだった事が判明して再チャレンジ免除になりました。けれど他の何人かはやっぱり25mが潜行し切れず保留になった様子。練習してないとキツいかもね。ましてや、普通のプールは潜水行為禁止ですし。
結構つらい検定です。
この日の検定のラストは順下でした。プールサイドから飛んで、前後に広げた両足を水中に落ちるに同時に閉じる。両手も水面を叩く。上半身を斜め前のめり気味にして、飛込みの衝撃を殺して沈まないように。
これは検定前に繰り返し何度も飛んで練習しました。習慣でついつい入水前に手をクロスにしちゃうんだよね。胸の前にクロスにして、入水と同時に両腕を左右に広げ水面に対し受身の腕を張るイメージ。でも今回の検定ではクロス禁止だそうです。
検定の直前に指導員から『皆さん足幅がまだ狭いからもっと大きく広げるように』とのアドバイスあり。プールサイドから順下で飛び込む際、後ろの足が1コースのライン、前の足は2コースのラインに掛かるくらいまで広げた方が良いとのこと。
えー、いくらなんでも遠いんじゃ? 多少不安に思うもののギリギリまで遠くに飛ぶようにしてみます。体勢が低くなって顔まで水に入っちゃうよ~。で、やっちまいました。つい検定本番でも腕をクロスしそうになっちゃった。
胸の前でかろうじてこらえたけどかなり怪しい。終わった後で再検定の覚悟は出来てたね。でも幸いこれも呼ばれずに済みました。ラッキー。ちなみに再検定にならなかった人は、壁の方に向いて座りプールを見ないように待機です。
皆黙り込んで神妙な顔して座ってる。背中の方で再チャレンジしてる人たちの様子が音だけ伝わってきます。頑張れ~。でもうまくいかない様子もまた伝わってきちゃうんだよね。シビアです。
3つの検定の後は潜水の入り方。
これは比較的水がキレイなで溺者から目を離しても見失わない場合になどに使います。溺者の視界外から接近したり、あるいは水中に沈んでしまった溺者の救助とかね。
足からのエントリーと、頭からのエントリー。これは海などでもよくやっているので結構ラクでした。クロール、平泳ぎそれぞれから2種類づつ。ただ、いかんせんここのプール浅すぎ。水深1.2mで普通にヘッドファーストエントリーとか頭ぶつけますし。足からだと途中で曲げないと沈みませぬ。うーん。
まあでも実際に浅いプールでは使わないよね。普通のプールでは練習もできませんし。
他に新しく習ったのが溺者からの離脱でした。
腕を両手で掴まれた場合の離脱、抱きつかれた場合の離脱。特に後者は前から抱きつかれた場合の『前首』と、後ろからの『後ろ首』があります。3種類練習して、実際の検定ではそのうちの1つを選ぶそうです。
腕を掴まれた場合は逆の空いてる手で相手の対角の腕を掴も溺者を沈めてしまいます。掴んでない方の腕の肩に自分の足をかけて腕を引き剥がす。残った相手の片腕も剥がして離脱完了。
『前首』はまず自分からあおって水に潜ります。相手がひるんで腕がゆるむので片手は相手の上腕を下から掴む。逆の手を相手と自分の頭の間に上から入れてこじ開けます。上腕を掴んだままで相手の顔を遠ざけると、うまく溺者の背中をとる事ができます。
『後ろ首』も最初は水に沈む。相手がひるんだところで下になってる腕の肘を下から、手首を上からでそれぞれ両手で掴む。腕の隙間に潜り込むように下がると、相手の腕にうまく逆関節をきめる形で離脱できます。
この『前首』と『後ろ首』はとっさにやると結構難しいです。相手の頭が自分の顔の左右どちらにあるか。あるいは相手の腕のどちらが下側か。瞬時に判断して両腕を使う必要がある。何度かやってみたけどかなり混乱しました。左右を間違える。
その点、両手で腕をつかまれた場合はまず空いてる方の腕を行使するので左右の間違えようもありません。3種類の中ではこれが一番やりやすいかなぁ。相手の肩に足をかけるのは、練習だとつい申し訳ないようにも感じたけどね。
後は実技1日目でもやった運搬方法の復習。
クロスチェストキャリーとリアキャリーとチューブを使ったキャリーです。これらは3つとも検定種目という事で、午前も午後も念入りに練習しました。チューブは他の2つに比べると格段にラクチンです。
クロスチェストキャリーは最初に巻き足を使うのがやっぱりキツい。つい足が付く。逆あおりも両サイドとも使うしね。スタート地点に引いて戻るまでの20mはかなり苦しいです。救助もキツいけど、溺者役でも水を飲まされまくりでむせました。
リアキャリーは巻き足で運搬って事で僕的には問題外。10mでバテます。練習の時は溺者役のマイバディもこっそりキックを打って協力してくれる。僕も溺者役の際は身体の下でスカーリングしてたのだけどね。本番では許されません。
と言うか、僕のバディは学科の3日目に欠席して講習会を途中辞退になってしまったし。最終日に誰と組んで検定するかも分からない状態で、正直言ってかなり不安だらけです。
この日も午前の講習と午後の講習のラストは共に巻き足でした。5分間巻き足でラストの30秒は腕を挙げて。当然無理です。最初の1分を過ぎた辺りから段々後ろに下がってしまう。後ろには他の講習生がいます。ぶつからないように立って位置を修正。本番だときっとここまでで採点終了でしょう。
ラスト30秒の腕の挙上は、たとえ足を着いた状態から始めても15秒で沈みます。4分30秒の巻き足をやった後での30秒なんて絶望的。まあやれるとこまで頑張ってみるつもりです。
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