今日Book offで10円でこの本 を買った。
宇宙戦艦ヤマト第2巻
ヤマト2に見えるけどヤマトの パート1を全3巻のコミックス で描いたうちの第2巻。
作 藤川圭介 画 ひおあきら
ストーリーはマジンガーZの 脚本なども書いた脚本家の 藤川圭介さんだ。。
この藤川圭介さんは共通の知人 がいたからか、それとも何かの 間違いかfacebookで友達申請を もらった。
今はやりのニセモノではなく 間違いなく本人からだったので 喜んで承認させて頂きました。
で、この本は2巻なんだけど、 子供の頃、これの3巻を買って もらった。
何故1巻からじゃなくて、3巻 かというと、3巻しか売って いなかったから。
田舎の小学生だった僕は、 自転車で行ける範囲に本屋は なくて、親が車で行くスーパー の雑誌コーナーにある数冊の本 しか選択の余地がなかった。
そこで手に入れたのがこれの 3巻
やっと手に入れたヤマトの本だった が、まず絵がテレビのキャラクター とずいぶん違う。
ヤマトもまるでフグのような かたちで書かれているし、 ストーリーもテレビと違って 沖田艦長がイスカンダル に着く前に死んでしまう。
子供心にもニセモノ感が ヒシヒシと感じられた。
その後、駅前の大きい本屋に行った 友達の吉田君が手に入れた 宇宙戦艦ヤマトのコミックスを 見せてもらった。
それがこれ。
こっちの方がホンモノって感じがする。
作者は松本零士。
そう、ヤマトのキャラクターデザインを 手掛けた本人が書いているのだから 子供でもこっちがホンモノだと 思うわけだ。
今になってみれば、当然だけど 佐渡先生や猫のみーくんなど モロに松本キャラだしアナライザー や後の銀河鉄道999につながる メカの描き方等、松本カラーが 全開だ。
そしてこっちは全241ページの 1冊でパート1のヤマトが地球から イスカンダルへ向かって 帰還するまでを描いている。
よく読んでみるとこちらも、 キャプテンハーロックが登場 するなど、オリジナルストーリー を盛り込んでいる反面、 収まりきれないストーリーは 思いっきりハショッてあったり するんだけど、とにかく 僕はこのホンモノが 欲しくてしかたがなかった。
でも、うちの近所では、ニセモノの 3巻しか売っていなくて友達も ホンモノを買ってもらった吉田君 以外はみんな、ニセモノの3巻 しか持っていなかった。
3巻なのだから当然、1巻2巻 があったはずだが、何故かうちの 近所では誰も見たものはいなかった。
その誰も見たことがない マボロシの2巻が50年 近くたった今日、10円で 手に入った。
大人になって考えると、 この漫画はテレビと同時期 に相当な短期間で書かれたようで、 作画が荒いのもキャラクターを デザインしたのとは別人の漫画家 が1人で急いで書いたから だろうし、ストーリーが違うのは、 テレビが元々39話の予定が 26話に短縮されたことによる ストーリー変更に漫画が 併せられなかったから らしいんだよね。
そう考えるとヤマトが短縮 されなかったら、こうなって いたというマボロシの39話 の宇宙戦艦ヤマトの一端を見る ことが出来る作品として 興味深い内容だ。
登場人物も ドメル➡ロメル ゲール➡ゲル とテレビ放送とは 違う名前で登場する。
子供の頃買った、3巻は 今は持っていないので、 1巻と併せて探索の旅は続く。
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